中国に来て6年、入乡随俗ruxiangsuisu(郷に入れば郷に従え)で・・すっかりお昼寝の習慣が付いてしまった
今までの旅行は時間が押せ押せで昼寝はできなかったが、今回のように時間的に余裕がある時はホテルに戻る
12時前にホテルに戻り、昼食を摂り・・・2時頃までぐっすり(普段は30分から1時間なのだが、疲れていたのだろう)
ホテルの前からタクシーに乗り(バス停を探すのは諦めた)、初乗り料金5元で到着
入館するとすぐに大きな壁画が目に飛び込んでくる
床に歴史の年表が書かれてあったり・・色んな趣向の展示物があって
歴史好きの我が夫は興味深くつぶさに観て回っていたが・・私は片っ端から写真は撮るものの余り関心が無い
只、清朝末の写真と比較した写真コーナーだけはとても興味深く・・きちんと観たのだった
清代月牙泉の写真
此処までは莫高窟の比較写真
敦煌の商店街の賑わい写真・・・昔も随分賑わっている様子
敦煌初期の交脚像
莫高窟の壁画の一部
展示物には殆ど説明が付けられていて、中国語は勿論、驚いたことに日本語をふくむ3か国もの説明が付いている
この旅行流では一度も日本人の姿を見る事は無かったが、以前は相当の日本人が観光にきていたようだ
大体観終わって・・最後はお土産コーナーへ行く
何処で買っても同じような物だと思ったが・・博物館の商品だと信用が置けるような気がして何点か求める
ストールに不備を見つけたので(自分で直せそうなものだった)、それを交渉のきっかけにし、ずいぶん安くなった
何処でも言い値で買ってはいけません・・・特に日本人は高く吹っかけられます
二時間ほどの参観の後、市内に見どころがあれば行ってみようと
受付の親切そうな女性に尋ねるが・・・没有meiyou(ありませんよ!)と、簡単に言われる
出入りはこちらの門を使用・・・入館料は無料なのに、観光客はそんなに多くはなかった
資料館を出て暫く当てもなくブラブラする
中国の街を歩いていると時折、日本では見かけることの少ない光景を目にすることがある
疲れたのであろうか・・歩道に侵入してくる車を防ぐための石柱に腰掛け憩う人たちがいる
“皆で座ればもうベンチ”と言う事だろうか・・・もう一席空いてますよ!
何故だか私はこういう風景を観るとホッとする
やがて“无公害农场品市场wugonghai nongchanpin shichang”(無公害農産物市場)と言う看板を掲げた市場がある
地図を手にした夫が砂州市場だと言う
無公害農産物ならぜひ見なくては・・・
中国人は木の実や干し果物が大好き・・・日本では見かけたことの無い物も沢山並んでいる、だが結構なお値段
この屋台で私たちは雪菊xuejuと言う菊茶を見つけ買うことにする・・青島では見かけたことが無い
大連時代には眼精疲労に効果があるとの事でよく菊茶を飲んでいた
私たちが入ってきたのは正門ではないようなので、改めて正門から入り直す
敦煌の特産物のこの彫り物・・沢山の同じような屋台が並んでいる、このおじさん一応彫師の資格を持っているらしく
認定証らしきものが飾ってある
丁度、実演をしているおばさんが居た・・此処には認定証はかかっていなかったが結構な腕前の様だ
この市場、結構面白く・・周りの小店も色々冷かして歩いた
5時を過ぎたので、夜市の食堂街が準備を始めている
少し早いが私たちは“新疆老马烤羊排”の看板のかかったお店を選びで、きるまでゆっくり坐って待つことにする
看板には老字号一流店(老舗一流店)の文字まで見える・・・これは期待できると思ったのだけれど
ウイグル族の串焼きと夫がメニューで見つけた焼餅を注文して出てきた物は
雲南旅行で食べた時の方が美味しかった!
これは何ともしれないもの
食べてみた所では・・パンのふちのような方さの麩を玉葱と一緒に炒め、香辛料(塩コショウと何か)をたっぷりかけただけの物
串焼きを1本食べ、焼き餅はお味見程度・・・全て打包をして、夫が何回かに分けて食べた
どうもこの旅行では美味しい食べ物には出会えないようだ(食事のアップが少ないのでお気づきだろうか)
午前中にこの前を通って帰ったので・・ホテルまではもうすぐだ
途中で夫が地図上に近くに清真寺の表示があるのを見つけ寄り道をする
イスラム教のモスクだった・・・何だか気軽に中に入れる雰囲気ではなかったので外から観るだけにする
ホテル着17:45 これで敦煌の観光は全て終わった
今回はLさんの登場もあっていつもの旅とは違ったの~びり旅になった
旅の最後は2泊の列車の旅・・・どんな出会いがあるか楽しみ~