もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「23階の笑い」見てきました

2020-12-22 19:33:16 | お芝居

シス・カンパニー公演「23階の笑い」 世田谷パブリックシアター 2020.12.10 18:30~

三谷さん演出の芝居。
不勉強な私は、ニール・サイモンは名前だけしか知らないです・・・
フライヤーとかでは、瀬戸康史くんが主演のようになっていましたが、ふたを開けてみると、小手伸也さん主演でした。
小手さん、なかなかよかったです。

それより、世田谷パブリックシアターに行って驚いたのが、客席ごとの間に、パーティションができていました。
黒い布製のような感じの。ひじ掛けの上に設置という感じで。
ケラさんのお芝居で行ったときはなかったので、間を空けずに座るための策なんでしょうね。
気持ちはわかるけど、ちょっと・・・圧迫感が・・・仕方ないですがね。
それと、意外と前の列のパーティションが気になるんですよね。

さて、話の内容は・・・・

「時は、マッカーシズムに揺れる1953年。社会は政治、人種など様々な問題にあふれていたが、テレビ業界は、熾烈な視聴率戦争の真っ只中。その闘いの中心は、生放送のコメディーショーだった。物語の舞台は、ニューヨーク五番街と六番街の間、57丁目通りにある高層ビルの23階の一室。ここは、冠番組「ザ・マックス・プリンス・ショー」を持人気コメディアン・マックス・プリンス(小手伸也)のオフィスである。新入りライター・ルーカス(瀬戸康史)にとっては、まさに夢の現場!
ここには、マックスの才能を愛し、彼のためにコントを書き、認められようと集まった個性的な放送作家たちが行き交っている。主なメンバーは、目立ちたがりのミルト(吉原光夫)、ロシア移民のヴァル(山崎一)、ハリウッドを夢見るブライアン(鈴木浩介)、マックスが信頼を寄せるベテランのケニー(浅野和之)、病気不安症気味のアイラ(梶原善)、紅一点のキャロル(松岡茉優)とルーカスを含めた7名の作家たち。
そこに、秘書のヘレン(青木さやか)も加わって、出自も性格もバラバラなメンバーが、毒舌を飛び交わしながら切磋琢磨しつつ、コント作りに没頭していた。
マックスもそんな彼らを大切にしてきたが、そこに大きな問題が・・・。
大衆受けを望むテレビ局上層部が、政治的な話題も番組に織り込むマックスたちのやり方を気に入らず、厳しい要求を突き付けてきたのだ。
マックスと23階の仲間たちは、このピンチをどうやって切り抜けるのか?!彼らに未来はあるのだろうか?」(公式より)


ざっくり行っちゃうと、コメディーショーのコントを書く、放送作家さんたちの事務所が舞台で。作成しているテレビ番組が、時間短縮さらに予算削減になるので、
誰かをリストラしなければいけなくなる。。。この事務所の代表で、人気コメディアンのマックス・プリンスはさて、どうするか!!という話。
最終的には、マックス・プリンスが自分が放送作家でなくなればいいということで、一件落着なんだけど。


事務所の放送作家の皆さんのキャラがめっちゃたっているので、なかなか面白いです。
そして人気コメディアン、マックス・プリンス役の小手さんもぴったりだった。
ちょうど時代は、マッカーシズム。私は勉強不足で、よく知らなかったのですが、共産主義排除という時代だったんですね。
政治的、思想的な番組への風当たりも強かったんでしょう。
芝居中には、実際にこの「ザ・マックス・プリンス・ショー」が、どのくらいまで政治色を盛り込んでいたかは描かれてはいませんでしたが。

それにしても、この事務所の面々の、癖の強さといったら、、、

普段ふざけてばかりいるけど、仕事に対する熱はすばらしい皆さん。
一番印象に残ったのは、梶原善さん演じるアイラかな。病気かもしれないといつも思ってて、毎日病院に行くために遅刻。。。キャラがすごい。
それからロシア訛りのヴァル・・・山崎一さんが演じてるんだけど、アメリカでの上演だったら、ロシア訛りの英語なんだろうけど、
それを日本でするから、中国人の話す日本語みたいだった・・・
あとは松岡茉優ちゃん演じるキャロル。紅一点らからこその、強がりみたいなのがよく出ててよかったです。

そしてやっぱり小手さんですよね~
この役ぴったりですよね。体型がまずぴったり(笑い)蟹江先生みたいだし・・・・

瀬戸くんは新人のルーカスで、物語の語り役も。この中では普通の人みたい・・(周りの個性が強すぎるんだけど)
最後の語りがとてもよかったです。

たくさん笑って、最後にほろりという感じで、締めてくれた舞台でした。


まあ、ちょっとアメリカンジョーク的な雰囲気は、面白いんだけど、私はちょっと苦手な部類に入るので、
めちゃくちゃよかった~とまでは、いかなかったな。という感想でした。
ただ、芸達者な皆さんの演技はさすがでした!!


それとね。。。
私の後ろのあたりの席の女性がね、
やたら笑うんですよ。笑いのハードルが低すぎるというか。
ちょっと動いただけで笑う感じ?それも、結構大きな声で。
だから、めっちゃ冷めてしまったのもありました。

さらに、隣の隣くらいの男性が、芝居、始まってすぐくらいから
寝てて。。。さらにいびきまでかいてて。。。

なんというか席に恵まれず、集中して見れなかったのが残念でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする