もるるんのよくばりポケット

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東京サンシャインボーイズ 復活公演 「蒙古が襲来」 見てきました(ネタばれあり)

2025-02-17 00:31:08 | お芝居
パルコ・プロデュース2025 東京サンシャインボーイズ 復活公演  「蒙古が襲来」 PARCO劇場 2025.02.12 13:00~

チケット取れないだろうな~と思って、申し込みしましたが、何とか平日昼公演が当たりまして、行ってきました。
東京サンシャインボーイズは名前だけは知ってましたが、一度も見たことがありませんでした。このころは、、、芝居とか見てなかったもんな~

三谷さんはもとより、メンバーたちも今や、映画・ドラマ・舞台に欠かせない方ばかりですよね。
めっちゃ楽しみにしてました~
上演前のアナウンスが山寺宏一さんで、終了後のアナウンスが戸田恵子さんって、これだけでめっちゃ豪華ですよね。

さて~話の内容ですが、、、、意表を突かれたというか、え?そういうこと?と、あっけにとられたんですが、
でも、あとからじわじわと、ちょっと怖いな~とさえ、思いました。

一応公式では
「時は鎌倉、対馬の漁村。昨日と変わらぬ穏やかな一日。
異国の襲来が目の前に迫っている事を、彼らはまだ知らない。」と書いてあります。

ということで、これはネタバレしたら、絶対おもしろくないので。
スペース空けます。
ネタバレされてもいいよ!という方だけ、ご覧ください。それ以外の方は回れ右をお願いします。















舞台は、対馬の漁村。
元が鎌倉幕府に送った使者を追い返したことで、攻めてくるのではと、幕府は恐れている。
そのため、この対馬の漁村に鎌倉から役人が視察にくることになった、ある日・・・

その家に住む夫婦は、梶原善さんと宮地雅子さん。
鎌倉の役人をおもてなしする料理を村の長老から頼まれているため、てんてこまいな状況。
卵が欲しいので、にわとりのどんちゃんを探し、うろうろしながらも、台所の方に引っ込んだりとせわしない。
夫の善さんは、何やら太鼓のリズムが頭から離れないよう。
同じく、役人を迎えるための準備を。

そこにやってくるのが10年ぶりに島に戻ってきた宮地さんの兄、相島一之さん。
さらには、怪しげな歩き巫女の吉田羊さんも。彼女は占いをして、食べ物を恵んでもらっているらしい。

父親の西村まさ彦さんは、最近家に帰ってきてないよう。どうも女がいるらしい。
その女性が谷川清美さん。彼女も現れる。
西村さんは、家に都の貴族?のお客人を連れてきていて、鎌倉の役人よりもそちらが大事。

役人が来ると仕切ってちょこちょこ顔を出す長老派小林隆さん。ちょっとうさんくさい。

これも怪しげな旅芸人の夫婦。阿南健司さんと西田薫さん。ちょうどよいと、彼らに役人の前で踊ってもらうことにする。

さて、いよいよ鎌倉からの役人が来るらしい。壱岐の視察を終えて、対馬についたらしい。案内は壱岐に住む甲本雅裕さん。
実は、彼は、宮地雅子さんと恋仲だったが、船が遭難してしばらくかえってこれなかったため、
宮地さんは梶原さんと結婚したといういわくつき。

家には、隣村の長老の野仲イサオさんや、村の宮司の近藤義正さんもやってきて、いよいよ役人を迎えようと。

島の海岸に不審なものはないか、知らない人がいないかを調査するためにくるのだが、
実は少し前に、西村さんと梶原さんは、流れ着いた遺体を見ていて、それを海岸に埋めたりしていることが判明。
しかし、それは言わないこととする。

役人の小原雅人さんが、甲本さんに連れられてやってくる。
不審なものは見なかったか?と聞くが、みんな、そんなことはないと答える。
役人は、なおも他の住人に聞いた話などで、みんなに聞くが、蒙古が攻めてくるはずないと
村人たちは一蹴する。甲本さんは毎日海を見張っているそうで、蒙古のことをいろいろ心配していうが、
対馬の人たちは耳を貸さない。
それではと歩き巫女に占ってもらおうとする。
巫女が「蒙古は来ない・・・」といったところで、ほら!と宴の準備にはいってしまうが。
巫女は「来ないといいな~」と言おうと思ったと。。。ちょっと不穏な雰囲気。

その後、海岸を見に行った役人は、死体を埋めたのを発見し、村人たちにもう一度問いただす。
ようやく、その時の話を明かす梶原さん。。。
しかし。。。ここで、旅芸人が偽物であることがばれ、実は罪人を流罪にした船が難破して
二人は対馬にたどりついたことがわかる。さらに、西村さんがかくまっていた客人も罪人のひとり。
そして死体で海岸にあがっていたのも罪人だったということが発覚。

一件落着かとおもいきや、突如現れた蒙古の船団。
そしてたくさん飛んでくる矢に、どんどんと倒れていく村人達。。。。
で、幕。

そうきたか~というか、120分近くの芝居のうち、110分くらいは、村人たちのあれこれが続き、
ほのぼのとしてクスっと笑えるところがたくさんの三谷ワールドに癒されていたのに、
最後の5分のどんでん返しに戦慄でした。

なんか、考えちゃいましたよ。終わってからじわじわと。
なんとなく蒙古が攻めてくるかもという漠然とした不安はあるけど、でも日常生活の中では
それが起こるなんて考えられないし、考えたくない。
だから大丈夫だよと思っているけど。。。。
これって、今の私たちも同じことで。
地震なんて起きないよ。戦争なんておこらないよ。漠然と平和な生活に満足しちゃってると、
突然しっぺ返しを食ってしまうかもってことですよね。

それと、博多に行ったことがない。いつかは行きたいんだけど。。。という宮地さんに
「いつかいつかと言ってると、行けないよ。いつかってのは今なんだよ」という谷川さん。
これが、なんか、めっちゃ刺さりました。
そうなんですよね。いつかって来ないことが多いんですよね。うん、だから今できることをやらなくては!なんて思っちゃいました。

そんないろんなことを、見終わってからじわじわと考えました。

でもね、三谷さんの芝居だし、他愛もないけど、面白い、セリフがたくさん聞けて
すごく面白かったです。
見に行けてよかった!!!

キャストの感想ですが、、、
よく、皆さんそろったよね~というキャストで、どの方も最高でした。
皆さん一人一人に見せ場があるように、芝居もできているし、見ごたえもありました。
伊藤さんも声の出演してたしね。

個人的には、、、甲本雅裕さんかなあ。髪型とかもインパクトあったし、
元彼という役柄だけあって、ちょっとキュンキュンするところなんかもあり、
楽しかった~

もう一度見たいけど、もうチケット無理だろうな。

そう、最後のアナウンスで、次は80年後だそうです(笑い)
生きてない!あ!三谷さんも生きてないよね(笑い)
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