きょう10月23日は『電信電話記念日』ということで、電話にまつわるエントリーで。
「ダイヤルMを廻せ!」 Dial M for Murder (1954・米)
監督:アルフレッド・ヒッチコック 脚本:フレデリック・ノット
出演:レイ・ミランド、グレース・ケリー、ロバート・カミングス、
ジョン・ウィリアムス、アンソニー・ドーソン
*物語*引退した英国のテニス選手トニー(R・ミランド)は、米国の推理小説家
マーク(R・カミングス)と不倫関係にあった裕福な家系のマーゴット(G・ケリー)
と結婚している。トニーは、彼らには知られずにふたりの不倫を発見した。彼は、
妻の財産を相続できるようにマーゴット殺しを計画する。トニーは古い知人である
スワン(A・ドーソン)の弱みを握り、脅迫して妻を殺すよう依頼するのだが…。
ブロードウェイのヒット舞台劇をヒッチコックが映画化したサスペンス・スリラー。
ヒッチ先生、ぱぱっと35日で撮り終えたというが、なかなかどうして終盤に行く程
優れた推理小説を読むようなリズムとタッチで我々観客を物語に引き込む傑作です。
スリラーの巨匠の作品だから面白さは保証付き。興味は美しいグレース・ケリーへ。
当時24才とは思えない気品と華やかさに殿方はメロメロ。そんな彼女が殺人犯に
襲われる。彼女が麗しいナイトガウン姿で!叫ぶのだ。”アーレ~誰か助けてー”
"貴方もご覧になって!"
事件解決へ現れるのが我らが『刑事コロンボ』ならぬ警部ハバード(J・ウィリアムス)
この警部がコロンボ張りに良い味出すんだ。『警部ハバード』で推理小説が出来そう。
***素人(完全犯罪計画者や推理小説家)は本物(警察)には、勝てないのである***
この映画は立体映画(3D)として公開された。近年『アバター』なんかで復活した
ような進化した3Dメガネより以前の旧世代のタイプです。子供の頃、雑誌の付録に
よくあった赤・青のセロファンと紙製で出来たメガネで、ズレた絵を見ると立体的に
見えるやつ知ってる?ユーミン(荒井由実)のベスト・アルバム『YUMING BRAND』
LPレコード・ジャケットでも遊び心があったのと同様のタイプで上映だったようだ。
ユーミン、50周年万歳!
👓この映画、劇場上映時3Dメガネで鑑賞すると疲れるためなのか上映時間
1時間45分しかないのに休憩時間(Intermission)を設けているぞ。(驚)
~ Intermission(あの日にかえりたい)Intermission ~
ダイヤル式電話を知らない世代へ(映画にはクロスバー式電話交換機まで登場)
ex. ♫じーこ,じーこ,じーこ
外国製アナログ電話には、数字にアルファベットが振られていた。ダイヤル”M”は
6番(M・N・O)に中る。マーゴットの家の電話番号は 6XXX-XXXXかな。(笑)
今はスマートホンやテレビのリモコンの数字にアルファベット表示がありますね。
愛しのグレース・ケリーにダイヤル ”...is That's You ,Darling?” (恋のダイヤル6700)
Hollywoodの女優が華やかな頃はグレース・ケリー、オードリー・ヘプバーン、マリリン・モンロー、ヴィヴィアン・リー、リタ・ヘイワース、ローレン・バコールなど近寄りがたい息を呑む美女ばかりでした。
LGBTとかジェンダーとかが声高に叫ばれるような時代になり個性的な女優も人気なので、僕のような初老おじさんの美意識・価値観はきっと古いんだろうね。
映画は、女優で見るのが僕の基本です。高い入場料を払い、
ひとときの夢を見に行くんだから美しい方がいいに決まってら!
『ダイヤルM』は好きな作品です。
もともと謎解きミステリが好きなので。
あとは『裏窓』も好きです。
もともと覗きが好きなので(コレコレ)。
ヒッチコック作品の紹介も当ブログでやったことありましたが、結局長続きしなかったなー。
長続きしないのは全てにおいてですが。
「ダイヤルMを廻せ!」も「裏窓」もグレース・ケリーが出演してるのが楽しいね。
>作品の紹介も当ブログでやったことありましたが、結局長続きしなかったな
ブログは好きな時に好きなように、肩肘張らずに続ければいいべぇ。
よくズル休みするし、長続きしない僕がいっても説得力ありませんが(汗)
ヒッチコックが言ったように僕も言うよ。
実験鼠さん、たかがブログじゃないか!