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元2世信者 小川氏の陳述(要旨)

2022年12月11日 | 社会・経済

参院消費者特委 統一協会被害者救済法案

「しんぶん赤旗」2022年12月11日

 統一協会元2世信者の小川さゆり氏(仮名)が9日の参院消費者問題特別委員会で行った陳述の要旨は次の通りです。

 私の両親は20歳前後のころ統一協会に入信し、「合同結婚式」で結婚しました。私はそこから生まれた2世信者で、現在は脱会しています。幼少期から学生時代には貧しい暮らしを強いられ、親戚からのおこづかいやお年玉は没収され、親からもなく、高校生から始めた5年間のアルバイト代も没収されました。このような生活状況にもかかわらず、両親は協会への高額な献金を繰り返してきました。

 私は18歳のころ統一協会の公職者から、悪霊がついているという理由でセクハラを受けました。韓国へ除霊しに行き、精神疾患で入院し、退院後もうつ症状とパニックを起こし救急車で複数回運ばれました。両親は、当時体調を崩していた私のことを「家にお金も入れないで、いつになったら働いてくれるのか」とお金のあてにしか思っていなかったことを知り、限界を感じ、脱会しました。

 被害者救済法案が本当に裁判で実効性を伴うのか、検証していただきたい。見直しの期間を1年にして、検討部会を今すぐ立ち上げていただきたい。

 法案の最大の課題は子どもの被害が現実的には全く救済できないことです。来年の国会で宗教的な児童虐待を防止する法案を与野党で協力して成立させるようお願いします。

 残った課題、そして統一協会の解散についても議論を続け、早急に対応してください。具体例としては、マインドコントロール(洗脳)下で韓国へ嫁いだ日本人被害者の問題や、信仰の強要、養子縁組など「宗教2世」の権利侵害や、そういった親から逃げる場所がない問題、劣悪な環境で育った「宗教2世」が精神的な診療を必要としたり、老後資金のない親を介護しなければならない問題、国際協力が必要な課題も多々あり、広い範囲で政府として積極的な被害防止、救済対策が必要不可欠です。

 これだけ被害者を出している悪質な団体が活動の一時停止もなく、今日も税制の優遇を受けていることはあってはならないことです。被害を見過ごしてきた政府としての責任を果たし、早急の対応をお願いします。

 被害者は何度も被害を訴え、そのたびに現役信者などから攻撃され、自分の経験を話すだけでも深く傷つき、皆が体調を崩しながら訴え続けてきました。それは、政府が本当に動いてくれるのか信じられない、被害拡大の張本人の与党側にそのような動きがみられないから、被害者がそこまでやるしかなかったという事実を忘れないでいただきたい。今後は積極的な政府の被害救済に期待します。


わたしも統一教会の早期解散命令を支持します。

今日の江部乙
午前中はまだ青空が見えていたのですが、家に返ってくるとまた白黒の世界になってしまいました。さぁ、また雪かきしてきます。



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