箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

飼っていた動物を森に捨てないで下さい !

2007-05-12 | *編集・その他

飼っていた動物を森に捨てないで下さい !

 

 

よく勝尾寺園地駐車場(無料)に車を停めることがあります。

ここから林道を経て隆三世道、東海自然歩道へと続く森の中を散策する事が

よくあるからですが・・・

この駐車場は50台以上は入るでしょうか?  

勝尾寺前から東へ下り、途中の脇道から北へ入った所にあって、道路から

見にくい為に、知る人ぞ知る所ですが勝尾寺の墓地脇にあって静かな所です。

 

しかし、ここで何度も野犬の群れとであって恐怖を覚えました。

人恋しい仕草を見せます。

飼い犬で捨てられた犬達である事は間違いありません。

 

雑種もいますが、ほとんどが家庭犬で柴犬、レトリバー、ダックフンド、

ポインター、プードルからシュナウザーまで、私の見た所いずれも毛が抜けて

いたり、ただれていたり、よだれをたらしたり、可哀想に病気で捨てられたのか

?  どこかみんな異常です。

それだけに恐いです。

犬達も群れを作らねば、夜中にイノシシなど森の動物達に襲われるかも

しれませんし、本来群れの動物です。

 

普通なら頭の一つもなでてやりたくとも出来ません。

お腹がすいているのか・・・ 可哀想でなりませんが、何か一匹だけにやる

わけにはいきません。

いつ、もっと もっと・・・ と、全匹に囲まれるとも限りません。

 

お墓の横ですから、捨てた人は少しでも仏様の傍に・・・ との思いもあったの

でしょうか?

それとも森の中で誰も見ていない所だからだったのでしょうか?

 

犬達が可哀想です。

 

捨てられた犬達の思いは いかばかりか・・・ 犬に責任があるのでしょうか? 

捨てられた犬は勿論ですが、その後の人間に与える迷惑を考えてください。

いつ凶暴化して、森を歩くハイカーを襲ってくるか分からないではありません

か・・・

 

森の大迷惑です。

 

一度この場所で、保健所の専門員の人たちが捕獲作業をされていました・・・

ご苦労様です・・・ それにしても・・・です。

 

結局の運命を考えれば、急に捨てられ、不安で 空腹で 寂しい犬の為にも、

恐怖のハイカーの為にも、捕獲する行政の係りの人の為にも 

(ひいては使われる税金-- 納税者) の為にも、

そして 森の動物達の秩序を乱さない為にも・・・

改めて・・・お願いします。

 

「森の中に飼っていた動物を、絶対に捨てないで下さい・・・」

 

 

07-5 (完)

 

 


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山や森の中でのタバコはご遠慮ください! 

2007-05-12 | *編集・その他

山や森の中でのタバコはご遠慮ください!

 

天上ケ岳に着き、眼下に大阪を一望して思わず両手を挙げて深呼吸・・・

なんと気持ちのいい事~  澄んだ空気、 きれいな森の精気を胸いっぱい

吸い込んで幸せな満足感に浸ります。

 

森は人間の吐出す二酸化炭素を吸収し、人間が生きるのに最も必要な

酸素を供給してくれていますが・・・ 

ありがとう・・・ と、もう一度深くゆっくりと味わいながら新鮮な森のめぐみを

吸い込む・・・ うん?

  

臭い・・・ どこからとも無くタバコの匂い・・・ またか・・・!  

肺に入り込んだ煙を咳払いをして吐き出すがもう遅い・・・ 残念! 

ため息をつく・・・

 

愛煙家の方の言い分もあるでしょう!  

そのお気持ちも分からないわけではありません。

しかし、あえて・・・ 

「 山や森の中での喫煙は、避けてもらえませんでしょうか? 」  

 

人への迷惑のみでなく、乾燥時期のタバコの火はとても危険です。

世界の森林火災の原因に、いつも上位にランクされているのが・・・ 

「タバコの火の不始末」 と、あります。

すぐにでも燃えやすい枯れ葉が、森の中にはまさに山のようにあります。

 

実際、私は何度か前を歩く人が捨てたとみられる・・・ 火の付いたタバコを

道脇に見つけ、火を足でもみ消して土中に埋めた事が幾度もあります。

マナー以前の問題で、怒りが込み上げてきます。

 

無造作に捨てた方へ・・・

貴方はご自分の家の布団の上に、火のついたタバコを投げ捨てるのです

か?  

貴方の好きな森も、貴方の好きな家と同じです。 

森でのタバコの不始末は、まさに故意の犯罪ですし、森の迷惑そのもの

です。

 

再度、お願いいたします・・・

山や森の中での喫煙は止めてください・・・。

 

遠くで見ている 森の動物や植物、昆虫など生き物全てが、同じ思いだと

おもいますよ・・・ 

 

 

07-5 (完)


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森の中で犬を放して遊ばさないで下さい! 

2007-03-29 | *編集・その他

森の中で犬を放して遊ばさないで下さい・・・!

 

 

 私の家には 大型犬の 「ゴールデンレトリバー」 がいますから、決して私は

犬嫌いではありません。

しかし、これも公衆マナーでしょうか・・・

少し山や森での迷惑体験談を書いてみます。

 

勝尾寺南山(407m)から谷山谷を抜ける山道を 才が原へ向かって歩いて

いた時です。

道幅40cmぐらいの 細い山道の前から ノソノソとなにやら動物が歩いて

くるではありませんか・・・ 大きい! なに!? 

最初は子牛かと思いましたよ・・・ しかしすぐ分かりました・・・

あのTVで見たことのある 横綱の回しをつけたような闘犬・・・

大きな土佐犬?  でした。 迷い犬か?  

どんどん近づいてくる・・・

細い道で避けようが無いし、振り返って逃げようとしたいが、追いかけられる

ようで恐いし・・・ もう・・・

それでなくても気の弱い私ですから 一瞬、どうしようかと頭が真っ白になり

ましたよ。

 

すると、後ろで犬を呼ぶ人間の声・・・ いたんだ! よかった! 

このときの安堵のため息はまさに実感でした。

手前の窪地で犬を押さえて待機してくれていましたから、恐る恐る犬と交差し

ましたが、おじさんの手には、あの綱引きに使うような太い綱がありました・・・

離さないで・・・ 離すなよ・・・ 離すな!  

時間と共に安堵感が 怒りに変わってくる自分がいました。 

 

次は、東海自然歩道から清水谷へ降り、四反田谷を登っている時でした。 

考え事をしていて、足元を見ていて・・・

ふっと頭を上げると、前方になんと二頭のドーベルマンが立って こちらを

睨んでいるではありませんか・・・

このときばかりは自分の体が硬直して凍りつき、一瞬立ちすくんでしまい

ましたよ! 

あの映画で見る 悪役の傍で敏捷で獰猛な、歯をむき出して今にも襲って

くる恐い犬のイメージです。

 

この時までに何を考えていたのか、未だに思い出せませんが・・・

これこそ究極の ”パラダイムの転換 ” ですね。

この ビックリ恐怖は体験したものにしか分かりません・・・

これも、後ろの方から人の声がしたかと思うと、二頭の犬は驥尾を返して 

飼い主の所へ駆けていきました。

私は引き返すわけにもいかず 心臓ドキドキのまま前に向かって歩きました。

 

右側は急斜面の谷へ、左面は山側ですから交差がやっとです・・・行くべきか

、行かざるべきか・・・

(後で考えたら どうって事ないんですが・・・)  

すると、前方でおじさんが二頭に声をかけて山肌を駆け上り、私が通るのを

待っていてくれた。

私は頭を下げて すいません! と言って通りましたが・・・

しばらく歩いて・・・何で私が頭を下げて通らねばならないの!? と、

あの時の一瞬の恐怖感も忘れ、一人怒っていました。

 

最近、もう一回ありました。

expo90みのお記念の森から 鉢伏山へ向かっている時でした。

ここも笹薮に覆われて幅30cm位の細い道を 掻き分けて歩いている時、

前の方で大きなワンワンワン・・・と言う鳴き声が聞えたかと思ったら、

私の脇を猛スピードで真っ黒い犬が駆け抜けていきました。

この時も突然だったので腰を抜かしましたよ。 何だあれは? 

回りに人は見かけないし・・・捨て犬か? 迷い犬か?  

遠くで キャー、キャー と 言う複数の女性ハイカイー達の叫び声・・・

あの犬だ・・!

 

私は気になり、後ろを振り返りながら、鉢伏山から 

更に明ケ田尾山(619m)を目指していました・・・

何か後ろに気配を感じて振り返ると、あの黒い犬がこっちを見て首を

傾げている・・・

首輪が無い・・・やっぱり捨てられて、山や森の中で飼い主を探し回って

いるのか・・・

そう思うと恐さも忘れ 可哀想にもなったが・・・

すぐ私を追い抜いて前方へ行ってしまった。 

 

それから大分経ってからだ。

梅ケ谷に降りていった時、下のほうから5人ぐらいの人がそれぞれ

犬を連れて登ってきた。

なんとあの犬もいるではないか・・・ ついに温和な私? も 頭に来た!  

” この犬は貴方の犬ですか・・・? 綱をはづさないで下さいよ・・・

急に飛び出してきてビックリしましたよ・・・ 大変迷惑です。

下のほうで何人かの女性の叫び声も聞えましたよ・・・

犬を放すのは絶対に止めてください・・・ ”

 

言いたい事の10%も言えなかったけど注意しましたよ。

しかし、飼い主は 「首輪が外れてね・・・それに遊ばせてやろうと

思っただけで・・・、そんな遠くまで行ってたのか・・・どうりで遅いと思ったわ 

すんませんな!」

他の人もニヤニヤ・・・その内、ニ人の女性が私に応えてダックスフンドと

チワワの綱をつないだが、後の男3人の柴犬とラブラドールと あの犬種が

分からない真っ黒の犬の飼い主は相変わらず犬をなでながら・・・そんな事

・・・ どうってことないわ・・・ と、言う顔でいた。

 

小さな犬ならまだ可愛いものですが、大きい犬は・・・ビックリします!

誰もいないから遊ばせてやろう・・・なんて・・・迷惑です!

山や森の中だからこそ、誰がいて、何があるか分からないではありませんか。

絶対に綱をはずさないでもらいたい・・・

飼い主の方も、人に迷惑をかけようとは思わないでしょうが、一歩外へ出たら

、綱をつけておくのが 犬を愛する人たちの公衆マナーだと思いますが 

いかがでしょうか・・・?。

 

それでなくても 心臓の弱い私と、犬を見ると喧嘩したくなる箕面のサルを

代弁してよろしくお願いします・・・

 

07-2 (完)


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箕面の滝道に馬車!? 

2007-03-22 | *編集・その他

箕面の滝道に馬車・・・!?

 

 

先日、「箕面の森に動物園!?」 と、その跡地を歩いてきた事をブログで

紹介しましたが、ついでに思い出したことがあります。

 

私が箕面の大滝を初めて訪れた記憶は小学校の遠足でしたが・・・

定かではありませんが・・・ 40余年前頃には・・・

滝道を馬車が走っていましたよ。

(食事中の方はここからは後ほど・・お読みください。KUSAI 話ですのでね)

 

大きな馬が 荷車の上に沢山の観光客をのせて坂道にくると、鞭を入れられ

それでふんばると 決まって大きな 糞(kuso)をたれるんです。

すると、手綱を握るおじさんも手馴れたもので、蝶々を採る網のようなもので

馬のお尻から出てくるものを上手く受け取るんです。

それが失敗すると路上に落ちるわけで、落としものを拾って歩く 専門? の

人もいたみたいだけど・・・

 

とにかく 馬糞を避けて歩くのが嫌でしたね・・・

でも一度、その馬車に乗ったときは何とも優雅な気持ちになって 風情を

楽しんだものです。

 

樹木の間からのさす木漏れ日を浴びながら・・・渓流の音を聞きながら、

沢山の小鳥のさえずり・・・杉の大木で昼なお暗き道やら、季節の木々や

花々の移り変わりを左右に見ながら馬車に揺られてね・・・

 

長く歩けないお年寄りなども多くて 馬車は重宝されたと思うんですが、

いつの間にかなくなってしまいましたね・・・。

 

時代の変化でしょうね・・・?

 

何より狭い道で馬糞を避けて歩くのは大変だし、馬車が通るたびに

人間さまは両端の道端にへばり付くようにして避けねばならないし、第一 

今の時代、衛生上も問題だったんでしょうね・・・

箕面の萱野、芝地区であの馬車と馬達の馬舎があり、子供を連れて見に

行った事もありましたよ ・・・

 

ところで、この滝道は駅前から大滝を往復する 4.8KMで、健常者には 

丁度いい距離? かも知れませんが、お年寄や体の不自由な人々には

無理ですね。

馬車時代は、それらのハンデイのある人々も楽しめた箕面の大滝の散策も、

今はひたすら歩く以外何も乗り物が無いようです。

 

京都の嵐山や、奈良公園、飛騨高山、全国のあちこちには観光人力車が

あって結構人気があるそうでね・・・こんなサービスが箕面の滝道にもあれば

いいのにな~と思ったものです。 

万博公園を案内して走る電気自動車もいいですね・・・

箕面の滝道には人力車が似合いそうですね!

 

 さて、箕面ビジターセンターから才が原林道へ出る山道に 「ばばたれ坂」 

と名がつく所があります。  

丁度、先週の土曜日に 「こもれびの森」の帰途に通りましたが・・・

その昔、池田へ荷物を運ぶ、馬車や、牛車がこの山越えをする時、あまりの

荒れた急坂に、遅れる牛は鞭を入れられそのたびにふんばるのでここでよく 

「ばば(糞)をたれ・・・」 と 言う事での名称だそうですが、それにしても

ストレートでリアル過ぎてあまりいい名称とは言えませんね。(笑)

 

まだ 「ふんばり坂」とか、こんな坂、なんだ坂・・・しゅっしゅ 「ぽっぽ坂」 

なんて・・・可愛い・・・ 何?  冗談ですが・・・

まとまりませんが、馬脚が 現れないうちに今日はこの辺で・・・ (笑)

 

昔の滝道に観光馬車が走っていたという箕面の森の小さなお話でした。

  06-3 (完)

 


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お猿さんの恩返し?  不思議な体験!・・・(2)

2007-02-22 | *編集・その他

お猿さんの恩返し?  不思議な体験!・・・(2)

 

 (1) から続く・・・

それは一瞬の思いでした・・・ 心に浮かんだことがありました。

もう遠くにいたので思い違いかと ?

あれから何度か心に確認してみましたが・・・

やっぱり1年半前のあの時のお猿さんに違いない・・・!?

 

それは左足を引きずっていた障害をもつお猿さんでしたが・・・ 

先ほど森であったときは恐怖の方が先でそんなことまではよく見ていなかった

のに今、去っていく少し先から改めてみると左足を引きずっていたのでした。

そしてその数秒後にはもう森の中に入っていって見えなくなりましたが・・・。

 

 

あれは夏の暑い日でした。

私は 「EXPO90みのお記年の森」 から 「堂屋敷山」 を経て 

「天上ケ岳」 で一休みをして後 「山伏の修験道」 を 

「ビジターセンター」 へ 向かって歩いているときでした。      

山道の切り株の上に一匹の親ザルとまだ幼い小猿がちょこん! と、座って

いました。 

急に横にいて私はビックリしたのですが、私を見ると2匹ともゆっくりと私の後

付いて来ました。

 

よく見ると2匹とも 何となくやせていて少し哀れな印象をもちましたが, 

親猿の方は左足を引きずっていて少し気にはなりましたが、私はそのまま

歩いていたのです。

でも何となく後ろを振り返るとある一定の距離を保ちながら ず~ とついて

くる様子です・・・   群れを追われたはぐれ猿か?    

何か理由があって群れにおれないのか?   

群れで行動する大家族制の猿族ですから、何か理由がありそうです。 

足が悪くて食料調達ができないのか?  小猿は可哀想にな~・・・ 

いろいろ考えたり, 振り向いてそれとなく観察したりしていました。   

 

この森の西側には天上ケ谷があり、この谷には

「箕面猿の保護管理センター」(正式名称は?)  があって専門係官が

常駐し、1日の決まった時間に餌をやっているので、ここに群れている限り

飢えることはないはずだが・・・?

一度私はこの谷を歩いたとき, 丁度餌やりの時間にぶつかった事があるが、

約1kmの谷間をマウンテンバイクに乗った係官が大きなバケツに餌 

(雑穀の米粒のようだったが・・) を撒きながら・・・      

その後を数百匹の猿達が追いかけながら続いているのを、目の前で見た

ことがある。

どこから出てきたのか?      餌の時間を知っているのか?       

とにかくすごい数だったが、それが谷間を埋め尽くすようにしていた。

 (私も一時、その大群の中に埋まってしまったが・・・)      

一粒一粒を拾って食べている姿は壮観だった・・・・・。

 

どうしてあの親子猿はそこにおれないのだろうか? 

そんなことを思い浮かべながらまた、振り返ってみたらまだ遠くからついて

きている・・・    

「分かった・・分かったよ!  ちょっと待ってな・・ 」 

私はリュックを下ろして何か食べ物を探した。  

私はいつもお昼を二分して食べるのでまだ残っていたバナナとふかし芋、

それに常備して持っているピーナツとチョコレートを全て出して、横の切り株の

上に並べた・・・ 

よし!   これでいいや・・・ 

私はありったけの食料をだして、遠くから見ている親子猿に指さして・・  

ここに置くとくからね・・・  と合図をし、すぐに歩き出した。  

しばらくして振り返ったら相変わらずのゆっくりした歩きだが、私の置いた

食べ物の所へ近づいていた。

それからの事は分からないし・・・ もうとっくに忘れていたのだが・・・。

 

でも、あの母親の足の怪我の事は他の事故のことから思い出すことが

あった。

それは、いつか滝上の駐車場で見た悲しい光景だ。

ここには車から猿達に禁じられているお菓子などの餌をやる人々が絶えず、

たまに車に轢かれてしまう小猿がいる・・・

 

私はその日、いつものように沢山の猿群が観光客から餌をもらい人も猿も

ワイワイ、キーキーといっている所に、一匹の母ザルがもうとっくに皮ばかり

に干からびた小猿の亡骸を大事に抱えながらいるのを見て、衝撃を受けた

事があった。

その時にあの左足を引きずっていた親子猿のことを思い出したのだが・・・・

 

(箕面ドライブウエイの道路わきによく車を停めて猿達に食べ物をやっている

人がいて、 それを覚えていて人間様から餌をもらう為に待ち受けている

猿達・・・ そしてその中の小猿が車に轢かれることがある・・・

この事はまたいつか機会を見て話をしよう・・・ ) 

 

そんなわけで余談が長くなったが・・・ 

話を元に戻すことにしよう・・・

この迷った森の中で私に道案内をしてくれた(?) のは、 あの時に

出会った親子ザルの足の悪かった母猿なのか?    まさか?

良いように解釈すれば、 あの時の私を覚えていて迷った私を助けてくれた

のか? 

普通に解釈すれば、たまたま通りかかっただけで、たまたまそのとき足を悪く

していただけの別の猿で、 こじつけにしても程がある・・・ となるのか?・・・

どうやら後者のほうが常識的かも知れない・・・?

でも、あの時の小猿はその後どうしたのかな?   生き延びたのか?

あれから1年半を経てもう立派な大人になって親離れしたに違いない・・・ 

母猿は子育てを終えて今は一匹 悠々自適に森の中を駆け回っているの

かもしれない・・・ 

そんなことを勝手に思いながら 時の移ろいを感じつつ不思議な思いを胸に

箕面の森 を 後にしたのでした・・・

 

のお猿さんも、今ごろ ”世話のやける人間だな~もう・・・”  と つぶやいて

いるかも? (笑)

 

 

06-12 (完)


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お猿さんの恩返し?  不思議な体験!・・・(1) 

2007-02-22 | *編集・その他

お猿さんの恩返し? 不思議な体験! (1)

 

 

数年前の初冬の1日の事だった・・・

暖冬のせいか?  暖かい冬の始まりだ・・・   

穏やかで、冬の寒い風もなく、まるでもうすぐ一気に春が来そうな

気配の一日だった。

私はこの日、箕面ビジターセンター駐車場に車を停めて、前の

道から「東海自然歩道」に入り、 最勝ケ峰から 北摂霊園、 

高山, 明ケ田尾山、 梅ケ谷、と回り  鉢伏山へと向かって

いた。

まだ残り紅葉が最後の色香を見せていたし、鳥の群れが木々から

飛び立つごとに大量の落葉があって、それはまるで枯れ葉の

シャワーのようだった。                          

何本かのカエデの木がありその紅葉が見事でしばしそこで休憩を

しようとしたが・・・

どうせならもう少し奥の森に入ってみようとおもい・・・   

全く初めての森の中だが、ごく細い「獣道」だろうか?   

そこへ分け入っていった。

 

すると急に開けたところに出て・・・

そこは余り人が来ないのであろうか何とも自然で気持ちのいい

ところだった。

私はもう4時間ほど歩いていたのでこのところで一休み・・・と、 

リュックを下ろし,中に入れていた折り畳みの小椅子を出して座り、

残っていたコーヒーとチョコレートを食べながら私の好きな森浸りを

愉しんでいた。

それは目を閉じて体を楽にし、瞑想するような感じだが 

実に心が穏やかになり癒されるものだ。

小鳥のさえずり・・森の風の音、落葉の瞬間の音、時々風で

揺れる木々が擦れ合う音、耳を清ませばいろんな音が共感し合い

それはそれは素晴らしいハーモニーとなって私の心に響き渡る。

 

その内、少し疲れたのか、または森のコンサートに酔いしれた

のか眠たくなってきて、私は小椅子を枕にして落ち葉の中で体を

伸ばし再び目を閉じた。

どうやら眠ってしまったようだった。     

しかしその時間は僅かだったように思う。冬の日が落ちるのは

早い・・・

もう西に太陽は沈みかけていたが、やがてそれが消えると急に

森の中が薄暗くなってきて私は急いで帰り支度をした。

 

寝ぼけているのか頭がぼんやりしながらも帰りを急いだ。

しかしどうも先ほどから道がおかしい?   

さっき来た方面の景色と違う?   

もともと獣道を辿ってきたので足元が薄暗くなると間違えたのかも

しれない・・? 

回りを見渡しても思い当たる景色は見当たらない・・・どうしよう?   

一瞬このまま迷って夜になれば全く装備なしではいくら暖冬とは

いえ、冬の冷え込みには耐えられない。   

困った・・・!  どうしよう・・・

 

ところが,そこへ一匹のお猿さんが前から来たのだ・・・

このときは恐さが先に走った・・・

朝や昼なら話は別だが、薄暗くなった森の中では不気味な

出合いだ。 

しかし、お猿さんは横へそれながら、私の顔を見ると,

私が来た逆の方へ歩いていく・・・ そしてまた私のほうを見る。

私は何となく後について逆に歩き始めた・・・ 

    

途中で右に入った・・・

道なき道だがそういえばさっき来るとき分け入った道に似ている?           

すると、まもなくあの最初に休もうかと思ったカエデの木々が

先方に見えてきた・・・ 

 助かった!    よかった・・・  

ホッ! とした安堵感でいっぱいなった。

 

つかの間の恐怖と不安感を味わった後なだけに カエデの木が

どんなに美しかった事か・・・  

もし、あそこで お猿さんの後をついていってなければ

全く逆方向に向かっていた事になり、少し背筋が寒くなった。

お猿さんの道案内? なんて・・・   誰も笑うだろうな・・・ と 

思いつつ今日まで誰にもいわなかった。

 

(実はこの体験話はこれから始まるのだが・・・)

 

もうすでに遠くを行く先ほどのお猿さんを改めて見ようとしたとき、

一瞬私の心に衝撃が走った・・・

 

(長くなったのでコーヒーブレイクとして、この続きは明日にしよう。)

 

 

(2) へ 続く・・・


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箕面の森への「私の提案」 

2007-02-16 | *編集・その他

(私の提案項目です・・・)

 

 

(1) 

箕面・滝道(箕面駅前から箕面大滝までの2.4km)に架設されている

見苦しい電線と電柱を地中に埋めてもらい、景観を良くしたい!。

 

 

 (2) 

箕面大滝の上の「大日駐車場」から、「箕面ビジターセンター駐車場」へ

かけての景観の良い車道の渓流沿いに車椅子でも、お年寄りでも、

安心して散策出来る「散策歩道」を作りたい!

 

 

(3)  

箕面駅から箕面大滝までの滝道にお年寄や体の不自由な方のために

展望電動車、または、観光人力車を走らせたい!

 

     

 

(4) 

ドイツの「森の幼稚園」を参考に、箕面の森にも森の幼稚園をつくり

たい!

 

     

 

(5)  

箕面ビジターセンターの施設外に公衆電話を設置してください!

(箕面の森の中はほとんどの携帯は圏外でつながりません。

森の唯一の有人施設のビジターセンターにも公衆電話がありません。)   

 

   

(6)  

                                                                                       


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森にごみを捨てないで下さい! 

2007-02-15 | *編集・その他

 森にごみを捨てないで下さい・・・ 怒ってます!

 

 

ごみを森に無造作に捨てている方を見かけます。 

捨てられたプラスチックやビニールやビン、缶などはこれから100年間、いや

もっとそれ以上・・・貴方の孫やひ孫の時代にまで森の中で置かれ続くの

ですよ。

家の中の心安らぐ部屋の中に貴方は空き瓶や空き缶をほり投げておき

ますか・・・?

森は貴方の心やすらぐ部屋と同じです。

「自分の出した森のごみは全て持ち帰る・・・」 事にしましょうよ。

 

一人一人が心して、少し意識すれば、誰か人が見ていようが 見ていなくても

ちょっとした心遣いでポイ投げの連鎖が防げると思いますよ。

この前、修験道で若者が飲んだ空き缶をどこまで投げられるか山の尾根で

競っているところに出くわしました。        

私の怒りは頂点に達しました。

上からは見えませんが、下にはいくつも山道が通り、どこをハイカーの人が

歩いているかもしれません。     

私の怒り声に一瞬ひるんだものの反撃してきました。

 

   *  なに言うてるねん!  ここにもあっちにもいっぱいっぱい棄てて

       あるやん。

       なんで俺らだけ怒られないかんね・・・ 

       さっきもな~そこで飯食ってたらおじんや おばんが食べた後、

       藪のなか・・・放ってるの見たもんな・・・

私は ダメなものはダメなんや・・・ と、諭す事しかできませんでしたが、

マ ナーを示さねばならない大人から常識に欠けることをしていたら、何をか

言わんやです。

だから連鎖を防ぐ為にはまず自分から、次いで家族,友人、親しい人へと

棄てない習慣が伝わっていけばいつか悪習は少なくなると思いますが・・・。

 

それとも・・・あの車のシートベルト無着用時には高かった事故死亡率が、

罰則が強まり、皆が否応なしに着用するようになってから急に死亡率が減り、

いつしか着用が習慣化しましたね。

人間、あるときは共生していく為に、罰則を持った強制化が必要なので

しょうか?。

 

少し悲しいですが・・・ 

例えば国によっては森へのごみ棄ては10万円の罰金だったか?

かなりの罰則のようで、そのとき読んだ本を他人事のように見ていて、今どこ

へいったか分かりませんが、日本でもそんな法律が必要な時期が、その内

くるのかもしれません。

 

昨日は、EXPO90箕面の森から五月山ドライブウエイを歩き、途中から

天上ケ谷へ向かいましたが・・・

途中,池田側の斜面にはおびただしいごみが棄てられていて呆然としました。 

夜にでも車で棄てに来るのでしょうか? 

(もっともこの前は昼間から堂々と棄てている車を山の上から丁度目撃して

大声をあげたらビックリしてすぐ飛び乗っていってしまいましたが、そのときは

もうほとんど棄てた後でした )

 

アルピニストの野口 健さんがやっておられるあの世界のエベレスト清掃

登山、モンブランもエベレストも ごみが多いんですってね・・・

それに2003年から始められた富士山清掃登山、大変なごみの量だそうです

が、不法投棄されたごみや、トイレから垂れ流された汚物による環境問題

から自然遺産登録からも外されたとか・・・

日本の象徴、霊峰富士山がこれでは世界にも恥かしいですね。

でも野口さん達はまず「富士山から日本を変える」をスローガンに活動されて

いる姿には賛同し、敬服しています。

 

「箕面から日本の森を変える・・・」 なんて、心意気と気概でやってやって

行きたいものですが、先ずは自分からです。  

千里の道もまず一歩から・・・ と、言いますからね。

 

 

(お知らせです・・・)

 

第三回 箕面の山をきれいに・・・大掃除大作戦

  (参加者募集 !)

   

みのお山麓保全委員会と箕面パトロール隊は、毎月定期的に

箕面の山や森のゴミ拾い活動を続けてきましたが、毎回数人の体制

では大量のゴミ収集は難しく、次の要領で「大掃除大作戦」を催す事に

なりました。

ぜひ、たくさんの方々のご参加をお願いいたします・・・・とのご案内です。

* ちなみに私も参加の予定でいます *

 

日   時   3月25日(日) 雨天時は31日(土)に順延

時   間   9時(受け付け8時半~ )

集合場所   阪急、箕面駅前の「箕面観光案内所」前へ

大掃除場所  箕面、才ケ原林道一帯

参加費     無料(保険あり)

準備物     ご自分の昼食、飲み物、雨具,タオルなど

募集人数    200人

 

問い合わせは・・・

NPO法人 みのお山麓保全委員会

電話 072-724-3615

  

07-2 (完)


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