箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

気になる森の捨て物!?

2009-06-04 | *編集・その他

気になる森の捨て物!?

 

 

先日、教学の森から西尾根を登り、六箇山へ向っていた時の事

です・・・

新緑の若葉も葉色が少しづつ濃くなり、イロハモミジの葉も小さな

幼児葉から子供葉となり、今は青年葉のようにしっかりとした手のひら

形に成長しています。

数羽のヒヨドリとカラスが頭上で ギャー ガー ギャー ガー と、

交互に歓迎の合唱をしてくれるのはいいのだが、うるさくてしょうが

ない・・・(笑)

 

尾根道の西側を見ると、樹間から池田や伊丹の市街地が見え隠れ

しています・・・

早速双眼鏡で眺めていると、丁度大型の飛行機が離陸していく所

です・・・

尾翼を見ればANAのマークです・・・ どこへ向うのかな?

こんな森の中から見上げている者がいるなんて、機内の人は想像も

つかないでしょうね・・・ (笑)

 

何とはなしに、目をそのまま眼前の谷間へ向けました・・・

下の渓谷には、石澄み滝から流れ落ちた石澄渓流が谷間を下って

いるはずですが、深い森なのでいくら双眼鏡でのぞいても見ることは

出来ません・・・

 

うん?

何かな?

黒い物・・・?

双眼鏡のピントを合わせて見ると、どうやら靴のようです。

一足だけ・・・?

よく見ると革靴のようだが、靴底が厚いので学生が履くようなもの

です?

なぜこんな所に一足だけが・・・?

そして衝撃の物が目に入りました・・・ 

学生かばんのようです?

しかも周りにノートのような紙片が見られます。

 

何となく急に寒気がしてきました・・・ まさか?

入らぬ事を想像してしまいましたが・・・  (笑)

谷間が急斜面なので確かめようも無く・・・ 想像するしかありま

せん・・・

急斜面でなくても、恐がりの私は確認には行かないと思いますが・・・

(笑)

 

誰が?

何の為に?

こんな所へ捨てたのか?

いじめかな・・・?

誰かがイタズラで捨てたのかな?

それとも学校が嫌になった者が自分で捨てたのかな・・・?

いろいろ頭の中を想像が駆け巡りました。 

 

もう一度ピントを合わせてしっかりと見てみました・・・

どうやらかなり以前のもののようで古いものです・・・

ゴミで捨てたのかもしれませんね・・・ ?

森の中にはいろんな物が捨てられています・・・

しかし、森の中でこんな物はなぜか気になってしまいます。

 

箕面の森はボランテイアの方々や、箕面山パトロール隊の方々などが

定期的に毎月清掃活動をされています。

行政も環境整備には積極的ですから、奥地でも年に何度かチェックし、

季節ごとにきれいになっているものの、何かといろいろ捨てるマナーの

悪い人とのイタチゴッコは、今日も続いています。

 

 

実はあの日 見たものが気になって、今日再び同じ場所を尋ねて

きたのです。

 

確かこの辺だったんだが・・・?

双眼鏡でくまなく探していて・・・ 間もなく発見です!?  

先日の靴がありました・・・

ところがあの日見当らなかったもう一足が、なぜか横手にあるでは

ありませんか?    両足揃った・・・!

ところでカバンは・・・ ? 

それがどこをどう探しても無いのです・・・?

かなり綿密に探したのに、とうとう見当りませんでした。

おかしいな・・・ ?

数日前、相当の暴風雨の時があり、谷間へ流されたのかもしれま

せん?

或いは、確かカバンが皮製品のようだったので、キツネやタヌキや

イノシシ、シカなどの森の動物がくわえていったのかもしれない

し・・・?

あの時のノートのような紙片も見当らず、痕跡が皆無です・・・

なぜ・・・ ?   分かりません・・・ ?

 

森は動いている・・・ ?

何ともそんな不気味で不思議な気持ちになりましたよ・・・ (笑)

 お願いです・・・

靴やカバンなどのお古は、森に捨てないでください・・・

 

一度、「八天の森」の切り株の上に、一台の古いテレビが置かれて

いた時は ギ ョ !  と、ビックリしたものですが・・・

後ろに回って切り株にコンセントでもあるのか? と、見たぐらいです

から・・・ (笑)

それが 「トトロの森・・・」 と、書かれた木片を見て笑ったものです・・・

トトロがおいていったと言うのか・・・?  

こんな捨て方もあるのか・・・!  と、そのしゃれっ気に感心したもの

の・・・後で、トトロがこんな所へ捨てるか!  と、

腹が立ったものです・・・ (笑)

  

もう一度お願いしますが・・・

「森の中に靴やカバンなどを捨てないで下さい・・・!」

それを見た者は アレ コレ と、いらぬ心配をし、考えなくてもいい

ことを考えて、気になって気になって眠れないではありませんか・・・

 

私の事ですが・・・  (笑)

 

 

09-6 (完)


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