箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

さらば牛舎よ!

2011-03-09 | 箕面の森のあれこれ話し!

管理人のあれこれ話し)

 

 

 

さらば牛舎よ!

 

 

箕面・桜井から桜、桜ヶ丘の街を抜けて新稲に着くと、

いつもの山里の光景が広がります。

 新稲四丁池にうつる山上の雲が、今日のお天気を知らしめて

くれます。

 

 

小さな春を見つけようとしばし畦道を歩き、

いくつかの花咲く野草を見つけました。

               

 

ポカポカと暖かい太陽を背に、ノンビリと春の気配を肌で

感じながら山麓線にでると・・・

もうあの牛舎から牛の鳴き声が聞こえない・・・

 

 

 

去年からしばしどこか暖かいところへでも出向いているのかと

思っていたけれど・・・

年末に牛舎を覗くと、もう閉鎖したような様子?

  

        

 

 

毎年 梅、桃、桜が咲き、やがて田畑がピンクのレンゲ草で

覆われる頃など、よくその何頭かの乳牛を見に来たものだ。

ウグイスの ホーホケキョ! と 牛の モー モー の、その

のどかで牧歌的、不可思議交響曲? は

新稲の里の風物詩だった。

   

  

 

 

(畑では野鳥が採食中!)

 

 

しかし当初は風向きにより、そのほのかな田舎の香り?

つまり臭い匂いの糞害には憤慨したものです・・・(笑)

しかしいつしかそのかぐわしさは周辺田畑の肥やしとなり、

豊かな農作物を実らせてくれたのでした。

  

 

 

 

 

それに牛舎をのぞくといつも音楽が流れ、

いつしかモーツアルトの交響曲などを聴くと、

乳牛の乳の出がよくなると言う記事を思い出し、

ここでもその実践中かどうか?

うっとりした牛の顔を見ていて豊かな気分になったものです。 

 

 

改めて牛舎の周りを巡り、上の新稲中池の土手から

南のほうを見れば、すぐ先には50階建てのザ・千里タワーが

そびえ、箕面・船場のビル群も見える。

その西側先には大阪の高層ビル群が林立している・・・

そしてこの目の前には乳牛がいた・・・

この都市近郊ならではのアンバランスな風情が好きだった。

   

 

 

古きよき時代を彷彿させてくれた懐かしい風景が

また一つ消えていった・・・寂しいな!

 

 

さらば箕面の牛舎よ!

 

    

 

 

’11-3-6 (晴・曇)

 

 

 


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