本岡 典子著・ルポルタージュ作家。
何組かの夫婦の姿が書かれている本です。
(なにか、心に感じ取れる本でした。)
*はじめより*
どんなに幸せな夫婦でも、子供がいても、いなくても、あるいは
独身であっても、多くの女性たちにとって、家族はやがて解体し
最後は一人になって、生きていかなくてはならない。
これからの人生に何が必要で、何をすればよいのか・・・。
* 夫の浮気を知り、本音で話し合う夫婦の関係を求めて、
家出を敢行した主婦のこと・・・を。
慌しい毎日を、家族との関係の中で過ごしてきたA子は、眠れ
ぬ夜に、天井のシミを数えて夜を過ごす1人の孤独の意味を、
本当に理解していなかった。
孤独を道連れに60に近い女が働いて、一人で生きることの厳し
さは、たとえ、その家族がどんなに修羅の場であっても、夫という
存在と、経済力に守られている女には、わかりはしない。
家を出れば、別れさえすれば・・・、一緒に暮らしているときは、た
だ、その一念だった。
それさえも今は、甘いと思い知らされる。
多くの女たちは、たとえどんなに仲睦まじい夫婦でも、夫が先に
逝き、最後は妻が一人残される。
いつかたった一人で死んでいくなら、夫婦で暮らすこれからの短
い時間、争っている時間はない。お互い、老いと死を共に見据え
て、手を結ぶ術はないのだろうか。
A子は、もう一度、夫と暮らすことを、考え始めていた。
「復縁弁護士」の異名をとる、山田 康子弁護士(神戸)は。
「夫とすぐにでも離婚したい」、と事務所を訪れる半数以上は
復縁するという。
夫婦の関係をもう一度客観的に見つめなおし、心に平静さを
取り戻せば、半数以上の夫婦は、もう一度やっていけると話す。
*** 文中より ***
コリウスです
風で種が飛んだのでしょう
小石の間から、芽を出してくれました
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ウオーキング~お休みしました