曽野 綾子著・「ないものを数えず、あるものを数えて生きていく」に
書かれていた、「幸福論」文中より、印象に残った言葉を、書き記して
みたいと思います。
・まえがきより
幸福を感じるのは、不幸を感じるのと同じくらい、完成の問題だ。
そして私の体験では、深く幸福を感じる人はまた、強く悲しみも
感じる。一見反対に見えるその感情の滋味は、どこかでつなが
っているようである。
・ 体裁の悪いことは隠しておく、という事態は誰にでもある。
しかし体裁のいいこともまた、隠しておくほうが人間が、
かぐわしくなるものである。
・ 今日よりも明日、明日よりもあさって、私たちは変わるわ。
そして少しでも変われば、少なくとも、今よりはましになって
行くでしょう。
・ 一般論として、人間に忘れる機能がなかったら、どうなるだろう。
自殺者はもっとふえ、精神は後向きになって、社会は恐ろしい
停滞を見せるだろう。
喉許過ぎれば、という人間の浅はかさもまた、一つの大切な
機能なのだ。
・ 自分が半分狡いと認めている人は、必ず半分の狡くない部分を
残している。半分悪いと自覚している人は、必ず半分の輝いた
部分を持っている。
自分は全部いいという人は、多分全部嘘なのである。
・ 死の前に、人間は他人を許さねばならない。
憎しみを持ったまま、死んではならない。
自分のためなのである。
許すことは、時間もお金もかからない。
それは相手のためではない。
だから、簡単なようだが、それが一番難しい。
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人を許すこと。
言葉上では、簡単かもしれない。
人間として許せないことは、沢山あると思います。
他の人にはわからない苦しみは、経験した人でしか分から
ないこと、簡単に「許したら」という言葉は、使えないと思い
ます。
曽野 綾子さんの書かれたこと、
“簡単なようだが、それが 一番難しい”
庭のヤブランです
ユリ科ヤブラン属
名の由来は、ヤブのようなところに生え、葉が
ランの葉に似ているところから。
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ウオーキング~お休みしました