(2012.09.15訪問)
楓と竹の深い緑に圧倒されつつ石畳の参道を玄関へ向かいます。この日は、客殿南庭の赤毛氈に座り、お
茶を一服戴いて、真ん中の石灯籠としばしニラメッコをしようと訪ねました。まだまだ暑い京都、拝観者
わずか、幸い一番いい席を確保。
▼高桐院=この参道。
[ 高桐院 ]
●寺号 高桐院(こうとういん)
●宗派 臨済宗大徳寺派(大徳寺塔頭)
●開基 細川忠興(ほそかわただおき)
●開山 玉甫紹琮(ぎょくほしょうそう)
●開創 慶長六年(1601年)
●本尊 釈迦牟尼仏
高桐院縁起
大徳寺塔頭高桐院は、細川藤孝(幽斎)の長子、忠興(三斎)が慶長六年(1601年)細川家菩提寺として開創。
開山玉甫紹琮は父幽斎の弟、いわゆる叔父を開山に開創。
▼入り口参道。玄関までは参道が直角曲がり四回。
▼お寺説明の高札が親切な説明をしてくれています。
▼表門。
▼石畳が誘ってくれる定番参道。
▼正面唐門。
▼ほんのり色づき始めの唐門にかかる青もみじ。向こうは客殿の屋根。
▼玄関門。左に曲がると玄関です。
▼玄関。
▼書院庭。
▼書院意北軒。利休の邸宅を移築したものといわれているそうです。
▼意北軒札。
▼書院茶室松向軒。忠興の手で寛永五年(1628年)に造られたという二畳茶室。
▼客殿南庭。竹林を背景に楓と石灯籠、緑苔で構成された簡素な庭園。
▼客殿南庭。
ニラメッコの相手は今日も静かに佇んでいます。
心の癒しを求めるのなら錦秋にはこうはいきません。常に拝観者が群れをなして座ってます。
暑い時か寒い時の拝観者が少ない時がおススメですよ。
▼客殿南庭。
▼客殿南庭。
▼客殿南庭。
▼客殿仏間。
▼庭園。
▼袈裟形蹲。加藤清正が朝鮮の役で王城の礎石を持ち帰り忠興に贈ったもの。
▼三斎井戸。忠興、ガラシャの墓碑清めの水汲み上げ用の井戸。
▼細川忠興、ガラシャ墓所。
秀吉に切腹を命じられた利休が、忠興に遺贈した石燈籠が墓碑になっています。
▼なんと素晴らしい感性!アートな土塀。
高桐院は細川家菩提寺ですが、今では庭園と紅葉の名所としてのお寺で、錦秋が織りなす綾錦を纏う頃、こ
こは相当凄いことになります。ガラシャさんも地下でどんな思いをしているのでしょうネ。
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