(2016.11.12訪問)
迷車大和路号は玉雲寺から丹波路の秋景色を堪能しながら次の訪問先、西光密寺を目指しています。このお寺「隠れた紅葉の名刹」
と云われているそうですが、そんなフレーズはメディアを通じて人々の目にふれた途端、隠れ名刹は単なる名刹になってしまうのが
世の習い。さてその隠れた紅葉の名刹、西光密寺はどんな塩梅になっているでしょう。
▼正称西光密寺と刻された寺号石標。
[ 西光寺 ]
●山号 飯盛山 (いいもりざん)
●寺号 西光寺 (さいこうじ) 正称 西光密寺
●宗派 真言宗大覚寺派 (しんごんしゅうだいかくじは)
●開基 良弁僧正 (ろうべんそうじょう)
●創建天平勝宝八歳 (756年)
●本尊 阿弥陀如来坐像
▲京都府南丹市八木町美里中石谷9 電話0771-42-3417
▲拝観料 境内自由 朱印無
▲拝観時間 不祥
▲JR山陰本線「吉富駅」から徒歩15分
京都縦貫自動車道「八木西IC」下車、右折3分
▼山門に変わる石柱、参道口です。
▼広い参道が一直線に続き……、
▼何やら竜宮門らしき門が見えてきました。しかし人の気配も無いようで……、
▼山門、竜宮門形式の楼門。上層は鐘楼になっています。
▼でました真っ赤の片鱗、隠れた紅葉の名刹と云われるだけに、紅葉の始まりとそのボリュウムは凄そうです。
▼本堂への参道石段。かなり染まってはいますが、もっと凄いことになるそうです。
▼石段脇に不動明王石像が睨みをきかせています。
▼分りますワ、紅葉の隠れた名刹と云うことが。
▼空海さんも見守ってくれてます。
▼本堂へ行きます。
▼本堂が見えてきました。
▼本堂です、正式には阿弥陀堂。
桁裄三間、梁間五間、入母屋造、桟瓦葺、一間唐破風向拝付、向拝屋根銅板葺。文化元年 (1804年) 上棟。
▼向拝には素晴らしい装飾彫刻、虹梁と木鼻には丹波の名彫物師、中井権次一統六代目橘正貞の作品が残されています。
虹梁には二頭の麒麟が跳ね、その上にはなぜか軍配を持った行事が控え、破風先端には鳳凰が翼を広げています。
▼右の木鼻、阿形象が、
▼左木鼻には吽形象が。
▼山号が書かれた阿弥陀堂扁額。金ぴか扁額がお堂の古色にとけ込むにはしばらくの時を要するでしょう。
▼阿弥陀堂内陣欄間にも橘正貞作品の双龍彫刻。
▼右阿形龍と、
▼左吽形龍が睨み合っています。
▼阿弥陀堂内陣。須弥壇中央に本尊阿弥陀如来坐像が祀られています。
▼本尊阿弥陀如来坐像。
▼脇壇右には弘法大師坐像が、
▼左には薬師如来坐像が祀られています。
▼阿弥陀堂側面です。青もみじ強し、染まる気配がありませんネ。
▼阿弥陀堂から振り返ると鮮やかなグラデーション、20日過ぎには真っ赤になる筈です。
▼阿弥陀堂前に手水舎。
▼阿弥陀堂前のグラデーション。
▼阿弥陀堂側面です。
▼庫裏前の五色の吹き流しが悠然と吹かれていました。
ご朱印を戴きたく庫裏のインターホンを鳴らすと、
女性の声で「ハイ」
ボク「ご朱印お願いしたいんですけど」
女性「うちはやってませんガチャ」で通話おしまい。
色んなお寺があるもんです。
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