土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

長楽寺で建礼門院徳子さんに会いました。

2014年03月27日 | 京都の古寺巡り


(2014.03.22訪問)

寧々さんゆかりの圓徳院から、平家滅亡のヒロイン建礼門院徳子さんゆかりのお寺、長楽寺へ向かいます。
ねねのみちの雑踏は円山公園を東、山手に向かうとスグ静かな参道に変わります。その前に久しぶりに長楽
館でコーシーをいただくことに。その昔、モデルロケ (モチロン撮影はプロカメラマンですヨ) でよく利用
させてもらいました。チットも変わらないクラシックインテリア、一世紀以上経つ元迎賓館、ああ懐かしや、
さてコーシータイムはこれまで、長楽寺に向かいましょう。

▼本堂。




[ 長楽寺 ]
●山号 黄台山 (こうだいさん)
●寺号 長楽寺 (ちょうらくじ)
●開基 伝教大師最澄 (でんきょうだいしさいちょう)
●開創 延暦二十四年 (805年)
●中興 国阿上人 (こくあしょうにん)
●宗派 時宗
●本尊 准胝観世音菩薩立像
▲京都市東山区八坂鳥居前東入円山町626 TEL.075-561-0589
▲拝観料 500円 御朱印300円
▲拝観時間 9:00~17:00 休館日/木曜日(特別拝観中は除く) 
▲HP http://www.age.ne.jp/x/chouraku/ 
▲JR京都駅から市バス206(北大路バスターミナル行)→祇園下車東へ徒歩10分
 京阪電車 祇園四条駅から八坂神社を目標に円山公園を抜けて徒歩約20分


▼参道。
円山公園長楽館前の山へ向かう道、大谷廟の参道に並行して長楽寺への道があります。




長楽寺縁起 (長楽寺 HPから抄出)
延暦二十四年、桓武天皇の勅命により、伝教大師を開基として大師御親作の観世音菩薩を本尊として創建さ
れた。当初は天台宗比叡山延暦寺の別院として建てられましたが、その後室町時代一代の名僧国阿上人に譲
られ時宗(宗祖一遍上人)に改まり、明治三十九年に時宗の総本山格であった名刹七条道場金光寺が当寺に
合併され今日に至ります。


▼山門が見えました。




▼境内イラストマップ。




▼山門。




▼境内参道。左は庫裡です。




▼参道右に双龍舞閣。左には後で寄ります相阿弥庭園があります。




▼本堂。桁行三間、梁間三間、入母屋造、本瓦葺、裳階付き。
 延暦年間建立 (728~806年)、昌泰年中 (898年) 修復、正保年中(1644)再建。明治十八年廃壊撤却し、
 明治二十三年西賀茂正伝寺の法堂(元桃山城御成門中に在りしを正伝寺に移したもの)を当寺に譲り受け
 今日に至ります。 (長楽寺 HPから抄出)




▼本堂内陣。床は瓦敷の禅宗様。今日は入堂出来ませんでした。




▼本堂内陣。本尊 准胝観世音菩薩立像 (秘仏) 最澄さん作と伝えられ、双龍に跨がった珍しい像らしいです。


 
本尊安置のお厨子はお江さんの娘、東福門院和子さん寄進だそうです。
お前立ち像は阿弥陀さんと思われますが果たして? 菩薩のお前立ちで如来?


▼鐘楼。




▼境内。奥に見えるのは平安の瀧。




▼建礼門院御塔、十三重石塔です。




▼御塔の駒札。




▼平安の瀧。




▼平安の瀧駒札。




▼寂しい参道石段に寂しい落ち椿。




▼頼山陽墓。外に水戸藩主や水戸藩烈士の墓が並んでいます。




▼境内高台から京都市街が一望。




▼客殿玄関。ここから相阿弥のお庭を巡ります。




▼庭園。




▼庭園。




▼庭園駒札。




▼客殿から庭園の眺め。




▼木造建礼門院像。
 建礼門院御影像を模写して彫刻したもの。故大仏師松久朋琳さん作。

 
 
悲しい運命に翻弄された建礼門院徳子さん,天皇中宮として、入水して果てた幼い時の天皇の母として世の
無常をどんな精神状態で受け止めていたのでしょう。  
           ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ 
嗚呼哀しいかな平氏女人の生涯。

▼御朱印。




今日の感激その1.
仏師朋琳さんの建礼門院像を見れたこと。とにかくベッピン! 高貴な美人 ! 近寄り難き落飾美人!
まるで朋琳さんは建礼門院に会ったことがあるみたい、と思ってしまいそう。

今日の感激その2.
長楽館で少々高いがコーシータイムが持てたこと。

女人主役のお寺巡り オ シ マ イ



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