土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

両足院は「半夏生のお寺」、建仁寺塔頭です。

2013年07月08日 | 京都の古寺巡り


(2013.07.06訪問)

半夏生ってナニ? 白い葉っぱ? 白い葉っぱってどんなん?
数々の疑問を持ちつつ、半夏生のお寺、両足院を訪ねました。
先週広隆寺の帰り、なつ椿の白が妙に頭に残りつつ歩いていると今度は白い葉っぱの特別公開を知り、今日
行ってまいりました。


▼半夏生。緑と白のコントラスト、ニクイ演出、自然は凄い、染みますよ。




[ 両足院 ]
●寺号 両足院(りょうそくいん)
●宗派 臨済宗建仁寺派大本山建仁寺塔頭
●創建 開創1350年代
●開山 龍山徳見禅師(りゅうざんとっけん)
●本尊 阿弥陀如来立像

▲京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591 電話 075-561-3216
▲http://www.ryosokuin.com/ 
▲拝観料 初夏特別拝観600円 茶室特別公開茶菓付500円。御朱印300円。
▲JR京都駅より市バス206系統、100系統 四条京阪下車、大和大路通りを南へ5分
 阪急電鉄 河原町下車、徒歩10分
 京阪電車 祇園四条下車、東へ信号2つ目、花見小路南へ突当り、徒歩7分

両足院縁起 (両足院HPから抄出)
両足院は、建仁寺の開山・明庵栄西 (みんなんようさい) 禅師の法脈、黄龍派 (おうりょうは) を受け継ぐ龍
山徳見(りゅうざんとっけん)禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。


▼山門。




▼方丈玄関。




▼唐門円窓。向こうのお庭は方丈前庭。




▼方丈。本堂を兼ねています。本尊 阿弥陀如来立像。寛永年間(1624~1643年)再建。




▼方丈前庭。




▼方丈前庭。少し判りにくいですが枯山水庭園です。




▼方丈。




▼半夏生。




▼書院と前に広がる池泉回遊式庭園「書院前庭」。池辺には半夏生が群生。




▼池と半夏生。







▼書院前庭景。




▼半夏生。










▼池の北に並ぶ茶亭、左水月亭、右臨池亭。




▼臨池亭でお茶を一服。茶室から眺めるお庭、一興です。




▼半夏生。




▼池の東に達磨大師石。何となく達磨さんに見えますネ。




▼半夏生。










▼坪庭「閼伽井庭」。




▼方丈小部屋の竹景。




▼書院廊下の灯。




▼池辺の半夏生。




▼最後に半夏生の群生。




▼御朱印です。




穂状の花が相当大きくなってきているので、白化粧の見頃は少し遅かったようですが、花弁のような葉っぱ
の白が、少しばかりの風に揺れながら池面に映るのを眺めながら、お茶をいただく、なんとも贅沢な一刻を
いただきました。

とりあえず、白い葉っぱの半夏生(はんげしょう)とは。
暦の雑節、七十二候の一つ「半夏生」は夏至から数えて11日目とされ、大体七月の初め。この植物は多年性
ドクダミ科。この時期に葉の表面が白くなり、化粧しているようになる事から「半夏生」「半化粧」とも云
われているるようです。






国宝第一号、弥勒菩薩の京最古の名刹、広隆寺へ。

2013年07月03日 | 京都の古寺巡り


(2013.06.30訪問)

最近京の古寺を訪ねることが多いのですが、ここしばらく名仏にお会いしてなかったので、戦後国宝第一号
の弥勒菩薩半跏思惟像に会いに太秦広隆寺にやってまいりました。広隆寺新霊宝館に並ぶ弥勒菩薩をはじめ
五十体を越す国宝、重文仏はいくらか不満気味のささやかな欲求に答えてくれましたヨ。

▼南大門。三間一戸、十二脚重層楼門、入母屋造、桟瓦葺。初層に阿吽の仁王像。
本来門は寺院の顔、縦横斜め何とかならんもんでっしゃろか。




[ 広隆寺]
●山号 蜂岡山(はちおかさん)
●寺号 広隆寺(こうりゅうじ)
●宗派 真言御室派(しんごんしゅうおむろは)
●創建 推古天皇十一年(603年)
●開基 聖徳太子 秦河勝 (はたのかわかつ)
●再興 道昌僧都 (どうしょうそうず)
●本尊 聖徳太子像
▲京都市右京区太秦蜂岡町 電話 075-861-1461 
▲拝観料 境内無料 新霊宝館700円。御朱印300円。
▲地下鉄東西線太秦天神川下車、嵐電乗り換え、嵐電天神川から太秦広隆寺下車目の前。

▼寺名石標。




広隆寺縁起 (広隆寺パンフから抄出)
広隆寺は推古天皇十一年に建立された山城最古の寺院であり、聖徳太子建立の日本七大寺の一つです。
成立については、日本書紀によると秦河勝が聖徳太子から仏像を賜り、それをご本尊として建立したとあり、
それが現存する弥勒菩薩であることが広隆寺資材交替実録帳から明らかです。

▼吽形金剛力士                  ▼阿形金剛力士



古刹に相応しい堂々の仁王さんどすえ。


▼南大門をくぐり境内に一歩入ると、三条通のあの喧噪はどこや、清浄で静寂な空間が目の前に広がります。




▼南大門をくぐるとすぐ左手に薬師堂。
桁行七間、梁間五間、正面一間の外縁付き、入母屋造、桟瓦葺、三間の向拝付き。




▼薬師堂本尊、衣紋は天部形で頭上に宝冠、左手には薬壷を持つ異形薬師如来立像です。




▼地蔵堂。一間四方の宝形造、桟瓦葺。



この小さなお堂に、立派なお地蔵様がいらっしゃいます。
格子小窓から覗いた印象ですが、白色彩色にお顔は紅を差す口元にキリリとした墨鮮やかな眉と目、非常に
印象的なお像です。長谷寺本堂脇堂の地蔵菩薩とよく似ています。塑像ではないかと思われますが。


▼緑に隠れる講堂(重文)。
京都に現存する最古の建造物。桁行5間、梁間4間、寄棟造、本瓦葺き。永万元年(1165年)再建。




▼講堂本尊は阿弥陀如来坐像(国宝)。木造、像高261.5cm。両手を胸前に上げ、説法印を結んでいます。



脇侍に地蔵菩薩坐像(重文)と虚空蔵菩薩坐像(重文)。
以前は中央格子から内部を覗けたのですが、今は柵があり格子に近づくことも出来ません。


▼いくらか堂姿が判ります? 講堂です。



▼鐘楼。講堂脇に建つ四脚楼、切妻造、本瓦葺。




▼太秦殿。桁行三間、梁間二間、入母屋造、本瓦葺。外縁、一間の向拝付き。基壇上に建ちます。
開基秦河勝を主神に、漢織女、呉秦女をお祀りしています。




▼井戸舎。




▼上宮王院太子殿(本堂)。
入母屋造、銅板葺。享保十五年 (1730年) 再建。
石畳参道の突き当たりに重厚な堂宇が境内を圧倒しています。




▼ [貴為和以] 上宮王院太子殿扁額。




▼内陣。
堂内奥の厨子内には本尊聖徳太子立像 (秘仏) が安置されています。
ご本尊開帳は毎年十一月二十二日のみ開扉されるそうです。




▼正面外廊。




▼これでもかと正面長押に溢れる奉納額。




▼新霊宝殿扁額。
国宝仏弥勒菩薩半跏思惟像をはじめ、天平、弘仁、貞観、藤原、鎌倉各時代の仏像が、壁面四周に並べられ
ています。



照明はLEDと聞きましたが、かなり暗く少しばかリ見るには辛い感じが、しかし五十体を越す仏像から発せら
れる時代のエネルギーは感動すら覚え、ゾクゾクしますよ。


▼前回も見ていただいた国宝仏弥勒菩薩半跏思惟像のペン画です。




▼弁天社。前に睡蓮池がありますがまだ蕾固し。




▼新霊宝殿前蓮池となりに唯一のなつ椿、沙羅双樹となつ椿、全くの別種らしいですね。
















▼ポトリのなつ椿。この清楚な白い花も一日だけの盛り、一夜花のこの潔さ、何と云えば良いのでしょう。




▼西参道の脇に凄く太い根が繋がった大木、これは連理木とはいわないのでしょうか。




▼西参道です。




▼御朱印です。



五十体を越す国宝仏、重文仏に圧倒されながら広隆寺、オ シ マ イ !