塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーは裾野が広い。

2009-10-14 17:22:05 | 日記
 僕がサッカーは凄いと思うのは、他の競技と比較した際、プロとして活躍できる可能性が、段違いに高いということです。この点が世界中でサッカーが親しまれている理由のひとつだと思います。それだけプロのサッカーリーグは、世界中ありとあらゆる地域に存在します。
 例えばの話、賃金や環境、リーグのレベルを気にせず、純粋にプロに成りたいのであれば、インドやシンガポール、ベトナムといった東南アジア、ラトビアやグルジアといった欧州の、言葉はよくありませんが偏狭のリーグ、中南米ならばコスタリカやホンジュラスなどに出向いて、入団テストや入団交渉を行う方法があります。もちろん日本国内だってJ1とJ2があります。他にもJFLの将来のJリーグ昇格を目指すチームで、昇格の手伝いをしながらチームと共にプロになる形もあります。
 つまりプロサッカー選手になるためのルートは、これだ!!といえる王道の存在がありません。昔ながらに高校サッカーで活躍し、スカウトの眼に止まる。という方法もありますが、アントラーズの大迫選手のような存在は明らかに稀であって、学生レベルでもプロに近い技術と心構えを身につけていたからこそ、オリベイラ監督も起用に躊躇しないのです。
 海外挑戦も容易ではありません。僕はプロならば優れた環境をチームが選手に提供すべきだと思いますが、実際は施設の伴わないプロクラブの方が大多数のようで、特にラテンの国では給料の遅配と未払いは、半ば当然のように行われています。
 また入団テストの受付やクラブとの交渉は、当然ながら現地の言葉で行われますし、滞在費用も考えないといけません。ですからプロになるルートは無数に転がっていますが、海外のチームで活躍するためには、自分を護る技術と自分を売り込む技術の両方が必要になります。
 多くの困難が伴う中、ポルトガルでは元レッドダイヤモンズの相馬選手、ノルウエーでは元アルディージャの小林選手がプレイしています。逆に東南アジアや西アジアの選手が、日本でプレイしたいと自分を売り込みにくるかもしれません。日本で外国人選手といえばブラジル人ですが、アジア枠が出来た今、各クラブがこの枠をいかに有効に使えるか各GMにとっては腕の見せ所と言えます。
 このようにプロサッカー選手になりたければ、国内に留まる事、国外に進出する事の両方を、常に考えていないといけません。しかし一番大事なのは、技術ではなくその人の持つ人間性と、大舞台でも怯まない信念だと思います。本番当日、体調を崩してしまっては話になりませんからね。
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ロナウド、エンポリオ・アルマーニの広告塔に

2009-10-14 09:17:25 | 日記
 クリスティアーノ・ロナウドがエンポリオ・アルマーニの広告塔になるそうです。前任者はデイビット・ベッカムですから、知名度と実力を兼ね備えたサッカー選手は、どんなに優れた俳優よりも魅力的ということでしょうか。
 僕は海外サッカーに関心を持って15,6年になりますが、選手が自分の契約する用具メーカー以外の広告に起用される事は、当時はあまり見られなかったように思います。つまりここ数年で、サッカー選手の付加価値が相対的に上昇傾向にあるということでしょう。
 パオロ・マルディーニ 「ポリス」
 フレドリック・リュングベリ 」カルバン・クライン」
 中田英寿 「ソニー」「スバル」「トヨタ」
 今思いつくまま、サッカー選手が起用されたテレビコマーシャルと広告を書いてみましたが、やはり衣類や車関係が多いようです。日本はJリーグ開幕当時、サントリーの「デカビタ」のコマーシャルに、カズが登場していましたが、日本でサッカー選手が認知される上で、カズが果たした役割はとても大きいと言えます。
 中田の場合は他にも様々な企業から指名を受けていますから、ネームバリューに加えサッカー選手としての存在が突出していたというわけです。
 でも彼らは高額の謝礼と引き換えに、自分の体を休めるべき大切な時間を、撮影の為に差し出しています。僕は体を休めたらいいのにと考えてしまいますが、異なる分野の人間と接することで、選手達は人間としての幅を広げようと捉えているのかもしれません。
 自分の宣伝した品が売れる事は、人間ならば誰もが喜びます。その喜びが選手達を虜にしてしまうのかもしれません。
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日本代表の顔触れについて

2009-10-14 01:38:52 | 日記
 日付が変った今日14日、日本はトーゴを迎え撃ちます。先日のスコットランド戦の後、岡田監督は新戦力の活躍に一定の評価を与えた上、「嬉しい悩みが増えた。」とおっしゃっていましたが、その表情は硬いものでした。指揮官としては試合ごとに一喜一憂していては駄目という心情でしょうか。
 今日のトーゴ戦、おそらく先発にはいつもの顔触れが並び、新戦力は交代枠で起用する形になると僕は予想しますが、以下の布陣が僕が岡田監督の立場なら指名するであろう先発の顔触れです。
 GK川島 DF右から徳永 岩政 中澤 駒野
 MFは中盤の底を遠藤と長谷部。右サイドは中村、左サイドに石川
 FWは本田 森本
 4-4-1-1の形でFWのふたりは縦の関係を築きます。
 まず中澤と遠藤、中村を配置する事で縦のセクションに経験者を並べ、経験の浅い最終ラインを鼓舞してもらいます。また得点力のある本田をFWの位置で使う事で、森本がリバウンドボールを拾いやすい形にします。
 懸念としては石川と本田の動きが重なる可能性がある。そうなったなら石川を中央に、本田を左サイドで起用する4ー2ー3ー1も視野に入ります。
 僕は新戦力を召集したならば、できる限りピッチに立たせるべきだと考えているので、無理を承知の上で上記の布陣を考えて見ました。選手はいくらベンチで質の高い試合を見ても上達はしません。ピッチで相手と競ってこそ、改善点と手ごたえが掴めるからです。
 また代表キャップ「1」の選手を作るくらいなら、既存の選手で試合に臨むべきだというのが僕の考えです。たかが「1」の代表キャップでも、選手の肩書きには生涯ついてまわりますし、元代表選手と一般の選手では、移籍の際の契約金と移籍金が様変わりしてしまうからです。
 もし大量点を挙げることが出来たなら、どんどん選手を交代して、多くの選手に代表戦を経験させて欲しい。僕の一番の希望です。
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