日本でイタリアサッカー専門誌が発売されている。試行錯誤を繰り返し、発刊から10年以上の月日が流れている。これは本当に凄いことだ。
だってそうだろう。仮にイタリアで、日本サッカーの専門誌を発刊しようとする。一体誰が買ってくれるというのだ?その前にこの企画の趣旨を、イタリア人が理解するとは思えない。カルチョ2002が発刊されていることは、前例のない勝負に勝利した事を意味する。
今僕が唯一新刊で購入している専門誌が「カルチョ2002」です。文字通りとことんアズーリとセリエAにこだわった雑誌です。創刊したのは中田英寿がペルージャに移籍した1998年。その創刊号を目にした時、僕は正直良い印象は持ちませんでした。また新手のサッカー雑誌が創刊したのか。そう思ったくらいです。
ただ創刊号から特徴のある紙面づくりを行っていました。創刊号の見出しは「チャオ・ジャッポネージ」、そして背番号7をつけた中田の後姿を表紙にする、斬新なレイアウトでした。
創刊号に限らず、雑誌の表紙は旬の人物を、当然顔を写す形で掲載しますが、カルチョ2002はそうしなかった。もちろん背番号とユニフォームで、誰を表紙にしているかはわかりますが、思い切ったことをしたものです。
カルチョ2002は今に至るまで、様々な試行錯誤を繰り返してきました。例えば5号ではベッカムを表紙にして、プレミアリーグの特集を組みますし、モノクロのページも多かった。大きさも今よりもひとまわり小さく、今の大きさと綴じ方で完全カラーページで発売されるようになったのは、2007年10月号からです。それ以前から大きさとカラー化は、今と同じになっていましたが、この号からより厚みを増す形になりました。
カルチョ2002は、故ジャンルカ富樫さんの手で誕生しました。富樫さんは大のインテルファンでしたし、何よりサッカーへの愛情に溢れていた方です。ですからセリエAを媒体に、日本のファンへ海外サッカーの持つ伝統と、サッカーの楽しさを伝えようと、カルチョ2002の創刊に踏み切ったと僕は考えています。
ちなみに今のカルチョ2002には、インテルとユヴェントスのファンならば、見逃せない連載が掲載されています。
「チャオ・ユヴェンティーニ」
ユヴェントスの選手が月代わりでインタヴューに答える企画。見開き2ページでサイン入り写真のプレゼントがあります。
「ピネティーナからの手紙」
インテルの広報パオロ。ヴィガノ氏が綴るコラムです。ちなみヴィガノ氏はかつてワールドサッカーダイジェストに寄稿していた時期もあります。
僕はインテルファンということもあり、購読を始めて今年で7年になります。カルチョ2002最大の強みは、執筆陣の多くがイタリア人である点です。つまりセリエAに最も近い関係者の記事が読める点が最大の強みと言えます。
アズーリとセリエAのファンで、まだ読んだことが無いと言う方、是非手にとってみてください。最新号はインテルの特集になります。
だってそうだろう。仮にイタリアで、日本サッカーの専門誌を発刊しようとする。一体誰が買ってくれるというのだ?その前にこの企画の趣旨を、イタリア人が理解するとは思えない。カルチョ2002が発刊されていることは、前例のない勝負に勝利した事を意味する。
今僕が唯一新刊で購入している専門誌が「カルチョ2002」です。文字通りとことんアズーリとセリエAにこだわった雑誌です。創刊したのは中田英寿がペルージャに移籍した1998年。その創刊号を目にした時、僕は正直良い印象は持ちませんでした。また新手のサッカー雑誌が創刊したのか。そう思ったくらいです。
ただ創刊号から特徴のある紙面づくりを行っていました。創刊号の見出しは「チャオ・ジャッポネージ」、そして背番号7をつけた中田の後姿を表紙にする、斬新なレイアウトでした。
創刊号に限らず、雑誌の表紙は旬の人物を、当然顔を写す形で掲載しますが、カルチョ2002はそうしなかった。もちろん背番号とユニフォームで、誰を表紙にしているかはわかりますが、思い切ったことをしたものです。
カルチョ2002は今に至るまで、様々な試行錯誤を繰り返してきました。例えば5号ではベッカムを表紙にして、プレミアリーグの特集を組みますし、モノクロのページも多かった。大きさも今よりもひとまわり小さく、今の大きさと綴じ方で完全カラーページで発売されるようになったのは、2007年10月号からです。それ以前から大きさとカラー化は、今と同じになっていましたが、この号からより厚みを増す形になりました。
カルチョ2002は、故ジャンルカ富樫さんの手で誕生しました。富樫さんは大のインテルファンでしたし、何よりサッカーへの愛情に溢れていた方です。ですからセリエAを媒体に、日本のファンへ海外サッカーの持つ伝統と、サッカーの楽しさを伝えようと、カルチョ2002の創刊に踏み切ったと僕は考えています。
ちなみに今のカルチョ2002には、インテルとユヴェントスのファンならば、見逃せない連載が掲載されています。
「チャオ・ユヴェンティーニ」
ユヴェントスの選手が月代わりでインタヴューに答える企画。見開き2ページでサイン入り写真のプレゼントがあります。
「ピネティーナからの手紙」
インテルの広報パオロ。ヴィガノ氏が綴るコラムです。ちなみヴィガノ氏はかつてワールドサッカーダイジェストに寄稿していた時期もあります。
僕はインテルファンということもあり、購読を始めて今年で7年になります。カルチョ2002最大の強みは、執筆陣の多くがイタリア人である点です。つまりセリエAに最も近い関係者の記事が読める点が最大の強みと言えます。
アズーリとセリエAのファンで、まだ読んだことが無いと言う方、是非手にとってみてください。最新号はインテルの特集になります。