塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

マンデーフットボール

2009-10-05 21:46:45 | 日記
 我が家には衛星テレビが無い為、海外サッカーの映像はマンデーフットボールに頼っています。衛星テレビに加入していても、アナウンサーと解説の方の人選や、時差の問題など苦労している点が多いと聞いています。ですからトータル20分くらいのダイジェスト番組でも、無料で楽しめるのだから、僕にとってはありがたい限りです。
 マンデーフットボールでは、チャンピオンズ・リーグと、セリエAとリーガ・エスパニョーラ。プレミアリーグにブンデスリーガを流していますが、昨年までは中村選手が在籍していた為でしょう、スコットランドリーグの映像も見る事ができましたが、今年は放送がありません。
 スポーツグラフィック・ナンバーの672号は、表紙を中村選手が飾り、セルティックのファンが中村選手に言及する目玉特集があります。
 その31ページでジャネットさんという女性ファンがこう述べます。
 「でも、やっぱり彼がいなくなったら、あなたたち日本人はセルティックなんて見向きもしなくなるでしょう。そう思うと腹が立つわ。だって、そうでしょう。」
 彼女は怒りでも、皮肉でもなく本心を僕たちに語ったのだと思います。確かにスコットランドは「2強とその他のクラブ」と揶揄されるほど、リーグ間に競争がありません。その2強のレンジャーズとセルティックでさえ、欧州の舞台では苦戦しています。
 この2強がプレミアリーグで戦いたいと懇願している事も、あながち冗談ではないと思います。越境して他国のリーグに参戦する事は、現実味に乏しいアイディアですが、自分たちのレベルアップを果たすには、(個人ではなくチーム全体の目的意識としてです。)スコットランドでは難しいと捉えているのでしょう。
 セルティックには水野選手もいますが、実績もネームバリューも中村選手には及びません。それでも中村選手の移籍をきっかけとして、スコットランドと彼らのサッカーに関心を持った方のためにも、映像を配信する事がテレビ局には求められていると感じます。
 その事がスコットランドの皆さんに、僕たちが敬意を払える方法のひとつだと僕は考えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

代表ジャージがリニューアル

2009-10-05 12:00:09 | 日記
 来年のワールドカップに向けて、各国の代表ジャージがリニューアルされます。日本代表の最新モデルは、来月10日の全国一斉発売とのこと。当然ですがトップシークレットのため、全貌はまだわかりません。11月10日をお楽しみに!!という感じですね。
 でもスポーツメーカーの競争は本当に厳しい。
 皆さんはご存知ですか。
 ナイキはコンバースとアンブロを傘下におさめていて、
 アディダスはリーボックとサロモンを傘下におさめている事を。
 近い将来、更なる業界再編のうねりが訪れる可能性があると、僕は予想しています。前回のワールドカップでは、ナイキにアディダス、プーマの3強にロットとアンブロが若干食い込むという形でしたが、南アフリカ大会でもナイキとアディダスは、さらに熱い火花を散らすでしょう。
 ちなみにロシアがナイキからアディダスにサプライヤーを変更しましたが、フランスが伝統のアディダスから、ナイキに切り替えるそうですから、もう既に戦いは始まっているわけです。
 来年のワールドカップ出場国のジャージを眺める事も、楽しみのひとつと言えますね。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディエゴ・とエメルソン・レオン

2009-10-05 00:57:44 | 日記
 エメルソン・レオン率いるブラジル代表が、日本のファンの前に姿を現したのは、2001年のコンフェデ杯のときでした。レオン監督はそれまで、エスパルスと当時のベルディで指揮をとった経験があるので、日本人にとっても馴染みのある方でした。
 しかしながら選手の多くが、「どちら様ですか?」と問い掛けたくなるほど、馴染みの顔ではなかったのです。
 ヨーロッパでプレイしている関係上、多少馴染みがあるのは、ルッシオ(バイヤー・レバークーゼン)とエジミウソン(リヨン)、そして中田選手のチームメイトだったゼ・マリアくらいで、関係者から「偽りのセレソン」とののしられたくらいです。
 ちなみにこの召集メンバーの中に、後に日本でプレイする選手がふたりいました。ワシントンとラモンがそうです。ワシントンはその力強いスタイルから、「さすがに元セレソン」と讃えられましたが、このコンフェデ杯の評価は散々な代物で、帰国後相当の研鑚を積んだのだと思います。
 レオンもマラドーナ同様、ワールドカップ予選の最初から指揮を任されたわけではありません。前任者のルシャンブルゴが、指揮を兼任したシドニーオリンピックの敗戦と、彼個人のスキャンダルが理由で、辞任せざるを得なかったのです。
 レオン監督はやや独善的な面があるようで、選手の招集の際、様々な軋轢があったようです。特に欧州の一線級のクラブからは、良い返事が得られない。ワールドカップ開催国の雰囲気が味わえるわけですから、リバウドにカフー、そしてロベルト・カルロスを招集したい。だがその希望は無惨に砕け散った。
 ですからレオン監督は、ブラジル国内で活躍する、セレソンにふさわしいであろう選手を選んだわけです。ですから選手の知名度は低かったわけです。
 2009年のマラドーナも、2001年のレオン同様孤立無援になりつつあります。マラドーナもレオン同様、アルゼンチン国内でプレイする実力者を軸のすることで、状況の打開を図ろうとしています。ヴェロンの召集に続いて、ボカのマルティン・パレルモを呼寄せた事がそうです。
 日本でもジーコが監督のとき、「ジーコは海外組を盲目的に信頼しすぎ」と非難され、イビチャ・オシムの時は、「どうして中村と高原、稲本を招集しない?」と、逆に海外組を外している事に、疑問の声が挙がりました。洋の東西を問わず、選手の招集と戦術に足しては、指揮官の腕の見せ所ですから、様々な意見があがることは仕方がありません。
 僕はまず指揮官が落ち着く必要があると思います。指揮官の苛立ちは、すぐに周囲に伝染しますから、選手選考に関しては、短いことばでもいいので、説明した方が選手と自分に対するプレッシャーを少なくすると思います。
 また海外組の召集ですが、移籍したての選手、所属チームで結果を出し始めた選手は、召集を見送るべきでしょう。一番順応しなくてはいけない時期、選手の調子が上昇傾向にあるとき、その運気を絶つような真似を指揮官はしてはならないはずです。
 これはあくまで自論ですが、スペインでプレイしていた城選手が、中国との親善マッチで帰国していなければ、僕は今でも彼がスペインで現役を続けているような気がしてなりません。
 結局コンフェデ杯のセレソンは4位に沈み、やがてレオンは解任。そしてフェリペ・スコラ-リの登場となります。
 マラドーナもレオンも、現役時代は長く代表チームで活躍した花形でした。ですから「サッカーの全てを理解している。」と捉えがちなのかもしれません。事実マラドーナが代表監督に指名された際、メッシにアグエロ、ラベッシあたりは相当興奮したようですし、代表を外れている選手の多くも、「マラドーナのためなら」と考えているかもしれません。
 そうマラドーナはレオンとことなり、存在自体が選手にやる気を与えています。ですから後は戦術と選手の招集の2点にさえ注意すれば、僕は再びアルゼンチンは上昇する。そう僕は捉えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする