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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

フランク・リベリーについて思うこと

2009-10-30 00:17:02 | 日記
 昨シーズン、そして今シーズンと欠場することが多々ありますが、フランク・リベリーは現在のフランス代表の中で、唯一バロンドールを狙える選手だと思います。インタビューを目にしても、彼が気取ることなく今自分が考えていることを、率直に話す姿に好感が持てます。
 リベリーの凄い点はバイエルンという欧州屈指のクラブはもとより、ブンデスリーガ全体を凌駕している点にあります。バイエルン首脳陣は彼の移籍を断固として認めないでしょうが、近い将来イングランド、もしくはスペインでプレイすることになるはずです。
 リベリーのドリブル、シュートの技術は素晴らしいですが、何より物怖じしない性格が最大の長所といえるのではないでしょうか。代表歴ゼロでワールドカップに招集されたなら、周囲に気を使いすぎて自分を見失ってしまうでしょう。でもリベリーはそうはなりませんでした。
 2009シーズンはウォルクスブルク、2007シーズンはシュツットガルトが優勝し、バイエルンの独走はおさまりつつあるブンデスリーガ。今シーズンはレバークーゼンとハンブルクも侮りがたい存在です。またバイエルンもティモシェク、マリオ・ゴメスに加え、アリエン・ロッベンという大物を手に入れ、覇権奪回を狙っています。
 しかしリベリーは既にブンデスリーガとドイツカップの優勝を経験していますから、視野が国外に向いていても驚く事はありません。また指揮官ルイス・ファンハールは、戦術を逸脱する選手を好まないようです。
 僕はリベリーは自分の感性をとても大切にする選手だと思いますので、少し息苦しさを感じているのではないかと想像しています。
 リベリーがバイエルンに留まり続けたならば、ファンにとってこんなに嬉しいことはないでしょう。ただリベリーが活躍すればするほど、彼の価値は増し他のクラブから誘いの声が止む事はありません。悩ましいですね。
コメント
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