塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

バイエルン、ファン・ボメルとの契約を更新せず

2011-01-06 19:42:41 | 日記
 バイエルン・ミュンヘンがオランダ代表MFファン・ボメルとの契約を更新しない
事を発表しました。

 バイエルンは33歳になる彼の年齢を考慮し、契約を更新しないそうです。

 簡潔に言えば世代交代を図り、クラブの平均年齢を下げたいのですね。もしかすると

 「若手の方が支払う給料が安い」

 という意図も隠されているのかもしれませんが、優良経営で知られるバイエルンも、
ブンデスリーガがこれだけの隆盛を誇っていても、このバブルが崩壊した時の準備を今
から始めているのかもしれません。

 でもファン・ボメルはまだまだ老け込む歳ではありませんし、日本も欧州も

 「オーバー30」

 の選手に世知辛い世の中と言えそうです。

 僕がJ1のGMなら、何かしらの形で彼にコンタクトをとれたらいいな。と考えます。

 だってこのオランダ代表は移籍金「0」で手に入るのですよ。日本の地を踏む可能性
が非常に低くても、オファーを出してみたらどうかと思うんです。

 少なくともファンは大喜びでしょうし、番記者は書くネタが見つかって感謝するはず
です。

 今日本の選手が海外にわたる今、逆に海外から選手がやってくるニュースは殆ど聞き
ません。現状のJ1の移籍市場は、国内のみで完結してしまっています。

 例えば今回のアジアカップは

 「アジアの有望株の見本市」

 でもあるわけですから、日本の対戦国や上位に進出した国の選手で気になった選手がい
ればやはり調査、オファーの準備をすべきだと思います。

 ファンは景気の良い話を聞きたいものですから。
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秋春制と春秋制の議論

2011-01-06 19:29:22 | 日記
 また設備投資以外で代表選手を休める方法として、

 「海外での試合を多く組む」

 という考えがあるかと思います。これだけ代表クラスの選手が欧州でプレイするならば、
親善試合を欧州の地で組み、欧州リーグとJ1の選手の構成比を

 「8対2」

 程度にしたらどうかと思うのです。欧州の選手は日本に帰国する際の時差に悩まされま
せんし、J1の代表候補の選手達はその間体を休める時間として使う。

 そんな時間の使い方があっても良さそうな気がします。

 勿論年がら年中このような構成で試合を組む必要はありません。

 逆に欧州の選手が多忙ならば、逆にJ1の選手を多く呼べばいいですし、J2でも監督が
呼びたい選手がいれば召集したらいいと思います。

 ザッケローニ監督は選手を偏って選んでいませんから、選手選考に柔軟性が感じ取れますし
MLSや4大リーグ以外の地で奮闘している選手達にも、充分チャンスはあると思います。

 この春秋制と降雪の問題は、リーグだけでなくクラブの同意が必要ですから、話し合いの
場を持つことが大切です。

 仮に現行の春秋制から秋春制に変更すれば、J1だけでなくJ2、JFL、地域リーグから
なでしこリーグ、はたまた高校選手権やインターハイなど、学生サッカーにも大きな影響を
もたらすからです。

 「○○年から秋春制スタート」

 と銘打つのではなく、

 「こういう結論が出ましたから、秋春制は○○年から導入します。」

 というアナウンスにすべきでしょう。

 焦っては中途半端な形で議論が終わるでしょうから。
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代表選手は休めない

2011-01-06 19:15:02 | 日記
 「現行シーズンのしわ寄せがすべて代表選手に」

 これはサッカー批評の47号

 「Jリーグを救う50のアイディア」

 の中で、犬飼基照前日本サッカー協会会長が述べた言葉ですが、今回のアジアカップに
向けた代表編成は、犬飼氏が危惧している事が、改めて浮き彫りになったと言えます。

 日本代表選手は本当に体を休める時間がありません。

 もし僕がガンバの西野監督ならば、

 「アジアカップの結果にもよるが、遠藤は果たしてどれくらいの期間を休日に当てられ
 るだろうか?」

 と気が気でないと思いますし、J1のクラブの監督たちは似たような感想を抱いている
と思います。

 このままではシーズン開幕前の準備に差し障りがありますし、代表クラスの主力が故障
してしまえば、編成の変更を余儀なくされますしね。

 例えばレッズの新監督ペドロビッチ氏のように、契約期間が1年と短期の場合、仮に柏木
がアジアカップで故障すれば、結果が求められているにも関わらず、手持ちの駒が一つ減る
わけですから神経質になる監督もいるでしょう。

 アジアカップは4年に1度ですから、今年が特殊な年であることも事実です。

 でも例えアジアカップが無くとも、代表選手達の体の事を考えるとやはり今の日程は変更
の余地があると思います。

 まずは北海道、東北そして広島(広島は降雪が多い地域だそうです。)など、雪が多く降る
地域を優先的に、リーグや協会が何らかの形で設備投資に必要な資金の1部提供や、北欧やロ
シアの設備状況を協同で勉強するなど、対策を講じていく必要があります。

 選手だって人間です。

 もし選手が父親の立場でもあるなら、子供の世話の負担を妻や家族に押し付けることはでき
ませんしね。
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レオナルド率いるインテルがナポリに挑む

2011-01-06 10:35:56 | 日記
 「裏切り者だとは感じていない。」

 このタイトルでゴール・コムにインテルの新指揮官レオナルドの談話が掲載されて
います。

 彼がインテルのトレーニング・ジャージを着ている写真も載っており、正直違和感は
感じられませんでした。

 インテルもミランも軸となる色がどちらも

 「黒」

 ですから、レオナルド自身馴染みがある色です。

 しかし配色が「赤」か「青」かが問題なわけで、その点はレオナルド自身が既に感じて
いるはずです。

 興味深いのは彼の決断に対し、ジョゼ・モウリーニョとシルヒオ・ベルルスコーニの
両者がエールを贈っている点です。

 前前任者のモウリーニョが、古巣の低迷を気にかけるのはある意味納得がいきますが、
ベルルスコーニがレオナルドの決断を尊重したことは、いささか意外な気がします。

 ワールドサッカー・ダイジェストエクストラ2003年12月16日号の中で、

 「コリエレ・デッラ・セーラ」

 の記者アルベルト・コスタ氏が

 「最大の敵にして最も心強き仲間 
  ミラン、インテルの友情物語」

 と銘打ち、インテルとミランが敵対関係である以上に、実は互いに敬意を払うなかである
と、幾つかの事例を挙げ紹介しています。

 コスタ氏は

 「両者が舌戦を繰り広げた事があったただろうか?」

 と述べており事実モラッティ会長も、レオナルドの就任はミランに対して敬意を欠く物
では無いとコメントしていますから、ベルルスコーニの態度もこうして見ると的を得た形
になります。

 この背景には両クラブの歴史だけでなく、レオナルドの人間性も大いに与していると思い
ます。

 彼が聡明で贔屓をしない人間だからこそ、両クラブにしこりを残していないのではない
でしょうか?

 仮にレオナルドがイブラヒモビッチやロナウドのように、思うがままマイクの前で口を
開いていたなら、両者の間柄は険悪な代物に変化していたはずです。
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モウリーニョとベニテス(2)

2011-01-06 00:23:01 | 日記
 モウリーニョの人柄を表現する際に用いられる形容詞が

 「傲慢不遜」
 
 であるならば、ベニテスの場合ですと

 「温厚」

 になるかと思います。

 ベニテスがモウリーニョのようにメディアや審判に噛み付く姿は想像できませんし、自分
の事を

 「世界で一番の監督」

 と威風堂々を語ることもないはずです。

 でも傲慢不遜は言い換えればある種の戦略であり、モウリーニョはある種の用意周到さで
レアルの指揮官の座に付いたと言えます。

 ベニテスの場合3冠のクラブを引き継ぐわけですから、3冠以上の成績を残さない限り、
その成績は

 「凡庸」

 に映ります。

 しかしモウリーニョの場合、バルサに0-5で惨敗を喫した後、潔くその敗戦を認めたよ
うに今のレアルはバルサと比較して未完成の、発展途上のクラブの指揮を執っているわけで
す。

 従って今季仮に無冠であっても、今季は土台作りの年だったと、ペレス会長やソシオに対
しての弁明も可能ですし、実際モウリーニョを解雇すれば、後任の監督人事が難航する上、
バルサとの差はますます広がるはずです。

 インテル初年度もイタリア王者に導くのと同時に、弱点を見極め的確な戦術と補強で3冠
に導いたモウリーニョですから、今彼はレアルが抱える問題点を整備し、派遣奪回の準備に
燃えていることでしょう。

 モウリーニョはベニテスとは異なり、チェルシーから愛弟子であるリカルド・カルバー
リョを獲得し、参謀役の存在価値を僕達に知らしめています。

 ベニテスはもしかすると、古巣のリバプール、バレンシアに何かしらの

 「遠慮」

 があり、そのためモウリーニョの残した陣容をそのまま引き継いだのかもしれません。

 だからこそベニテスは

 「温厚」

 な印象を与えるのですが、逆にその周囲を慮りすぎる気持ちが、ベニテスの前途を危うく
するかもしれません。

 サッカーの世界でしたたかさは、時として大きな武器になりますからね。
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