塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

松田直樹、新天地で緑のジャージを着る(2)

2011-01-10 21:38:11 | 日記
 それにしてもどうして松田は新天地に松本を選んだのでしょうか?

 松田の実力があればJ1、J2のクラブから獲得の打診があっても不思議ではありません
し、例えばワールドカップを戦った仲間であるふたり

 柳沢敦はサンガからベガルタ
 市川大祐はエスパルスからヴァンフォーレ

 へそれぞれ移籍し、同世代のエスパルスの伊東輝悦もヴァンフォーレへの入団が決まって
います。

 こうしてみると、やはり松田のかつての行動

 (例えばジーコが監督を務めていた時、無断で代表を離れ帰宅してしまった)

 が「フォア・ザ・クラブ」を念頭に置かない選手と、GMやフロントに獲得を躊躇させ
たのかもしれません。

 ただ山雅に移籍すればプロ契約の扱いは受けても、年俸が相当ダウンするのは目に見えて
います。

 支払われるお金の問題ではなく、

 「松田直樹という選手が必要なクラブと」

 して山雅が手を挙げたことを、松田自身が非常に嬉しく感じたのでしょうし、今の彼に
とってお金は2の次、一番大事なのはサッカーのある生活なのですね。

 逆に言えば松田直樹の獲得は、山雅が

 「2011年がJ2昇格最大のチャンス」

 と捉えている証拠でもあります。

 恐らく2010シーズンを振り返って、選手とフロントはJ2でもやっていけるだけの
力があるとわかったのでしょう。

 その昨シーズン足りなかった点を、松田で補ったというわけです。

 今季の信州ダービー、パルセイロにとっては大きな難関と言えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松田直樹、新天地で緑のジャージを着る

2011-01-10 21:26:44 | 日記
 皆さんご存知のように、松本山雅は横浜F・マリノスから、元日本代表DFの松田
直樹を獲得しました。

 僕は松田が山雅に加わる事を、偶然知る形になったんです。

 僕の勤務先のスーパーは家電売場もありまして、仕事帰りおやつをかってテレビの横
を通り過ぎると、テレビの松田の顔が映っている。

 テレビニュースが松田の山雅への移籍を報じていたんですね。

 「やるじゃねえの!!山雅!!」

 という「敵ながらあっぱれ!!」という気持ちと

 「これで今年の信州ダービーは難しくなるな。」

 というふたつの心境が混じった何ともいえない気持ちが、その瞬間湧いてきました。

 テレビの画面を見た瞬間、僕は多分

 「嘘!!」

 と声を挙げていたはずなんです。

 でもテレビの周囲に他のお客さんがあまりいなかったこと、仮に見ていたとしても、
どうして僕が声を挙げたかまではわからなかったと思います。

 もう既に松田の山雅への移籍は多くの報道がなされていますし、今日の信濃毎日新聞も
日本代表のアジアカップ初戦と並列する形で、彼の移籍をとりあげました。

 2009年の天皇杯でレッズに勝利した時と同様、松本山雅の名前が再度全国規模で
伝わった形になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

部活動を助ける親御さんの負担

2011-01-10 17:25:02 | 日記
 滝川第ニと久御山、両校の選手達がアンダーアーマーを着用した背景には

 「疲労の軽減」
 「体感温度を下げない」

 ふたつの目的があったためだと思います。

 彼らが身につけたと思われる「コールドギア」は、冬用の肌着なので体を冷やさない工夫
としては、非常に理に適っているとおもいますし、ジャージの胸元から彼らのロゴである

 「H」

 の白いロゴも充分確認できましたし、アンダーアーマーからすれば、非常に良い宣伝に
なったと思います。

 (恐らく両校が自発的選んで着用しているはずですから、結果アンダー-アーマーは宣
  伝費ゼロで、非常に効果的なプロモーションになったと言えそうです。)

 ただジャージに肌着、スパイク。

 それらのお金を工面する親御さんは、本当に大変だと思います。

 僕は中学と高校で卓球クラブに籍がありましたが、ラケット、ラバー、そしてピンポン球
と、かなりのお金を両親に工面してもらいましたし、ピンポン球はブランドの品でもすぐに
破損してしまうこともあり、買い替えが本当に大変でした。

 日本と同様学校スポーツが盛んなアメリカでは、スポーツブランドが用具の提供を行って
います。

 例えばバスケットで選手が皆同じブランドの同じ靴を履いているのはそのためです。

 ですので日本も高校や中学など、お金が非常のかさむ時期、用具一式を何らかの形で提供
してもらえれば、親御さんの負担は随分軽減されますし、自治体や文部科学省などと意見
交換をしたら良い気がします。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンプレッション肌着の需要と拡大

2011-01-10 17:14:31 | 日記
 今日の高校サッカー選手権の決勝、僕は後半の30分だけですが見る機会がありました。

 「5-3」というスコアは一見大味な物に映りますが、試合内容は決して大雑把な展開
ではなく、非常に面白いものだったと思います。

 僕がこの決勝を見て一番興味深く思えたのは、両校問わず選手達の殆どがコンプレッシ
ョン肌着を着用し、しかもそのブランドが

 「アンダーアーマー」

 で統一されていたことでした。恐らく同ブランドから発売されている

 「コールドギア」

 の商品と思われます。

 アンダーアーマーはアメリカのブランドで、コンプレッション肌着の分野での先駆者
でもあります。

 ナイキが「ナイキコンバット」
 アディダスが「テックフィット」

 それぞれコンプレッション肌着の開発に力を注いでいるのは、アンダーアーマーの市場
での動きを見て開発に遅れをとってはならないと感じたためでしょう。

 日本は昨今登山、ハイキングの需要が高まり、彼らが指名するコンプレッション肌着の
ブランドが、オーストラリア生まれの

 「スキンズ」

 です。

 つまり今後日本のコンプレッション肌着の需要、そして市場の拡大は顕著な動きを見せる
はずです。

 アンダーアーマーは肌着からバスケットシューズの展開も始め、来季からNFLの大スター 
 
 「トム・ブレイディ(ニューイングランド・ペイトリオッツ)

 との契約も締結しました。

 日米問わず、コンプレッション肌着に注目するファンは、これからの増大してゆくでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジアカップの思い出(2)

2011-01-10 14:58:29 | 日記
 「強く、そして美しく勝つ」

 この相反する題目を見事に消化し、圧倒的な強さでアジア王者に輝いた2000年の
日本代表。

 ここまで美しいサッカーを展開した日本代表は他に見た事はありませんし、恐らく
フィリップ・トルシエの監督人生の中で、この大会がハイライトと言えるのではない
でしょうか?

 (他国の多くがスイーパーを置いた3-5-2を基本にするなど、時代遅れの戦術で
  戦っていた事を差し引いても、この時の代表は本当に逞しかったと言えます。)

 この時日本の選手で欧州リーグに在籍していたのは名波浩(ベネチア)のみでしたが、
そのコレクティブで同時に自分たちのインスピレーションを思うがままに発揮した代表


 「歴代のアジアカップ最高の代表」

 と開催国レバノンのみならず、多くの関係者から賞賛を集めました。

 その日本の原動力になったのが、今大会でMVPに輝いた名波と中村俊輔の

 「縦の関係」

 でした。

 「俺がお前の後を担うから、俊輔、お前は自分のやりたいように動け!!」

 セントラル・ミッドフィルダーの位置に入った名波は、文字通り中村の後方で彼の守備
を補いながら、彼自身も攻撃に参加します。

 そして名波からのメッセージを意気に感じた中村は、自分のインスピレーションを殺す
ことなく、おもいきりピッチの上を駆け巡ります。

 このふたりの縦の関係なくしてこのレバノン大会での優勝は無かったと思いますし、
歴代日本代表の中で最も優れたコンビだったと僕は思います。

 前年のコパ・アメリカでの惨敗を受け、トルシエから

 「リーダーの資格無し!!」

 と罵倒された名波はこの大会で見事その汚名を返上しましたし、2002年のワールド
カップに向けて、準備が滞っていないことを照明する形になりました。

 しかしこの後フランス戦で待っていた衝撃に比べれば、この大会が日本に与えた影響は
さほど大きくなかったのかもしれません。

 何故なら日本ほどこの大会で優勝に相応しい代表は無かったからで、構成に受け継ぐべ
き戦い方を終始貫いたためです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする