塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

カタール戦勝利の持つ意味

2011-01-22 21:38:49 | 日記
 僕がカタール戦に勝利して一番良かったと思うのは

 「戦犯探し」

 をする必要がなくなった事です。

 今現在日本が最もその力を発揮できたのはサウジアラビア戦の一試合だけですし、5-0
という大差で勝利できたのも、サウジアラビア全体に閉塞感が漂っていたとも影響していま
す。

 カタール戦も勝ったとは言え、お世辞にもその内容は褒められるものではありません。

 だからこそ伊野波のゴールが後半45分に決まった時は、僕を含め多くのファンが絶叫し
歓喜したはずです。

 勝てば少なくとも「戦犯」を探す必要なありませんからね。

 もし日本が負けていたら、吉田の退場シーンは盛んにテレビでリプレイされたでしょうし、
彼が警告を受けた時点で交代を告げなかったザッケローニ監督への風当たりも強かったでしょ
う。

 しかも吉田は退場だけでなく、カタールの1得点目にも絡んでいますから、彼自身は日本の
勝利を喜びではなく

 「安堵」

 の気持ちで迎えていたと思います。

 でも今の代表には暖かさがありますし、監督はきっと吉田に汚名返上のチャンスを、きっと
与えると思います。

 選手皆が

 「香川に点を取らしてやりたい」
 「勝って子供が生まれた岡崎を祝福したい。」

 こうした選手間の労わりが、ここまでの4試合の激戦を日本が勝ち得た要因のような気がし
ます。

 日本代表は今間違いなく進化しています。
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カタール戦から見る日本の現状

2011-01-22 01:07:05 | 日記
 日本とカタールの一戦、皆さんはどんな印象を持ちましたか?

 僕は日本が自ら自分の立場を不利に追いこんでしまったと感じています。

 確かに退場者を出し、10人からの逆転勝利、しかも開催国にあいてに成し遂げたことは
評価すべきです。

 しかし準決勝の相手、韓国かイランか現段階ではわかりませんが、更に過酷な戦いが待って
いるからこそ、今もう一度カタール戦を僕なりに考えて見ます。

 日本が不利になった背景

 その1・吉田をすぐに交代しなかったこと。

 もし僕がザッケローニ監督の立場なら、吉田にイエローカードが提示された直後、すぐ
に岩政と交代させたはずです。

 やはりカードを貰った時点で吉田は不利になりましたし、対峙するセバスチャンも心理的
に楽になったと思います。

 もしかするとすぐに守備の選手を交代させることで、カタールに弱気な部分を見せることを
嫌ったのかもしれませんが、やはり吉田の交代は迅速に行われるべきでした。

 その2・日本は選手が固定しすぎである

 特に長友と遠藤、そして長谷部の疲労は非常に濃いと思います。

 その昔イタリア代表の名手であったアルベルティーニが欠場すると、イタリアは攻撃が完全
に手詰まりとなり

 「アルベルティーニが風邪をひくと、イタリア全体が風邪をひく」

 といわれたものですが、今の日本も遠藤を欠くとかつてのアズーリと同じ問題が生じると
言えます。

 ここまでくると控えの選手が出場する場面は限られてきますが、ベンチワークも含めて日本の
精神が試されます。
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