ヒップホップの世界で30年以上頂点に立ち続けるドクター・ドレ。
1993年に発売されたスヌープ・ドッグのアルバム「ドギー・スタイル」は、今聴いても全く色褪せることのない凄い作品です。
ドレーの楽興は俗にいう「Gファンク」の代名詞なのですが、1994年東海岸に登場した新星NASに提供した「ナズ・イズ・カミング」は、
東海岸で気に入られる、重厚感のある楽曲
しかし、ドレーらしい重厚さの中に軽やかさも混じる形
での提供で話題になりました。
当時は西海岸のラッパーと東海岸のラッパーは最高の折り合いが悪い時期で、西の重鎮が東の俊英に楽曲を提供すること自体、すごい事だったのです。
ドレーはNFLNお指揮官や、極論政治家になっても大きな成功を得られると思いますね。
それはドレーが、自分の楽曲を最優先するのではなく、いつもラッパー、歌手を最優先に思うためではないでしょうか。
サッカーでも同様に
自分の描く布陣、戦術に合致する選手だけを起用する
与えられた選手層と環境に適応し、布陣と戦術うを構築する
戦術優先は、指揮官の経験があるが選手経験がない人物が多い
という形、よくあると思います。
フィリップ・トルシエは常にフラット3が大前提でしたが、森保さんは4-3-3と4-2-3-1,3-4-2-1なども試していますね。
どちらが良いという問題ではないのですが、良い指揮官はドレーのような鮮やかなプロデューサーでもある、そんな気がしませんか。