ローマ人の物語で知られる塩野七生。
塩野さんはローマとフィレンツェを軸に、イタリア滞在が長い方ですが、ご本人は周囲が思うほど、ワインに精通していないとおっしゃいます。
また著作の中で
「日本では羽振りが良いことを、左団扇で暮らすと言いますね」
「でもこの表現をイタリア語でなんというべきか、とっさに判断できなかった」
と語っています。
それだけ言語には、言語としての「独特の表現」があることがわかります。
フランクフルトで絶大な敬意を集める長谷部誠、
浦和レッドダイヤモンズからブンデスリーガ一筋で戦ってきた彼も、ドイツ語の奥深さを思う時は、今でもあるのではないでしょうか。
そこで水原一平氏の問題です。
大谷翔平選手は実は通訳に頼らなくとも、相当数米英語の初青ん、文法、会話に過不足がないといいます。
ただ、彼としては
米英語独特の比喩でどう返答してよいのかわからない
言葉足らずで誤解を生みだた区内
と考えているんでしょうね。
それは水原氏のほうが本業ですし、米国にかぎらず世界的には認知しにくい「阿吽の呼吸」ということもあったのでしょう。
日本代表選手たちも、マスメディアとファンの応対では様々な表現が求められますが、返答に詰まることも後思います。
そこで通訳がいる選手とそうでない選手がいるわけですが、殊の外大谷署兵選手への飛び火が大きいことは、ドジャースも予期していなかったのではないでしょうかね。