塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ユナイテッドにおけるエリック・カントナの存在

2025-01-09 22:21:25 | 日記

 専門サイト「QOLY」が、サッカーの歴史上においてひどく傲慢な選手6名を選んでいます。

 

 イタリア代表のマリオ・バロテッリ、ウルグアイ代表のルイス・スアレスなどが選出される中、フランス代表として知られるエリック・カントナの名前が最後に刻まれています。

 

 ただ、彼は単なる傲慢な存在ではありませんでした。

 

 オセールにモンペリエ、そしてフランス代表

 

 ふるさとでありながら、エリック・カントナはおそらく今でも、フランス国内での知名度は代表監督であるディディエ・デシャン、そして英雄であるジネディーヌ・ジダンほどではないでしょう。

 

 しばしば歴史上の出来事を顧みて、フランスとイングランドは水と油と指摘されますが、カントナはその「仇敵」であるイングランドにおいて、今でも大きな名声を得ています。

 

 1992シーズンにリーズ・ユナイテッドでイングランド・リーグ最後の王者となり、彼は復権を狙うマンチェスター・ユナイテッドに移籍しますね。

 

 指揮官アレックス・ファーガソンは、イングランド代表のポール・インスをインテル・ミラノに売却するなど、1993シーズンのリーグ優勝移行、古株の選手を「意図的」に売却し、ユースの選手を重用します。

 

 その代表格がポール・スコールズやデイビッド・ベッカムですが、背番号7のカントナは彼らの良い手本であり、同時にユナイテッドの戦術であり、同時に象徴でした。

 

 クリスタル・パレス戦で挑発するファンへ「カンフーキック」をお見舞いしたことは、今でも語り草です。

 

 しかし、ユナイテッドの90年代は「カントナ前」「カントナ後」に確実に分かれるほど、彼の存在は大きいものでした。

 

 案外現在のユナイテッドにも、カントナのようながむしゃらな選手がいる方が、新指揮官アモリムにはやりやすのかもしれませんよ。

 

 ファンも彼の雄姿を今でも覚えているに違いありません。

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