専門サイト「QOLY」が、サッカーの歴史上においてひどく傲慢な選手6名を選んでいます。
イタリア代表のマリオ・バロテッリ、ウルグアイ代表のルイス・スアレスなどが選出される中、フランス代表として知られるエリック・カントナの名前が最後に刻まれています。
ただ、彼は単なる傲慢な存在ではありませんでした。
オセールにモンペリエ、そしてフランス代表
ふるさとでありながら、エリック・カントナはおそらく今でも、フランス国内での知名度は代表監督であるディディエ・デシャン、そして英雄であるジネディーヌ・ジダンほどではないでしょう。
しばしば歴史上の出来事を顧みて、フランスとイングランドは水と油と指摘されますが、カントナはその「仇敵」であるイングランドにおいて、今でも大きな名声を得ています。
1992シーズンにリーズ・ユナイテッドでイングランド・リーグ最後の王者となり、彼は復権を狙うマンチェスター・ユナイテッドに移籍しますね。
指揮官アレックス・ファーガソンは、イングランド代表のポール・インスをインテル・ミラノに売却するなど、1993シーズンのリーグ優勝移行、古株の選手を「意図的」に売却し、ユースの選手を重用します。
その代表格がポール・スコールズやデイビッド・ベッカムですが、背番号7のカントナは彼らの良い手本であり、同時にユナイテッドの戦術であり、同時に象徴でした。
クリスタル・パレス戦で挑発するファンへ「カンフーキック」をお見舞いしたことは、今でも語り草です。
しかし、ユナイテッドの90年代は「カントナ前」「カントナ後」に確実に分かれるほど、彼の存在は大きいものでした。
案外現在のユナイテッドにも、カントナのようながむしゃらな選手がいる方が、新指揮官アモリムにはやりやすのかもしれませんよ。
ファンも彼の雄姿を今でも覚えているに違いありません。