インドネシアサッカー協会は、アジア最終予選の陣頭指揮を、既報通りパトリック・クライフェルトに任せるようですね。
1995年 アヤックス・アムステルダムでUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝
1998年からはFCバルセロナに在籍し、ラ・リーガで2連覇
代表選手としてもその名を知られる
という有名選手だったクライフェルト。
パリ・サンジェルマンでフロントの仕事を経験するも、指揮官としては未知数であることも確か。
ではエリック・トヒルは、なぜ彼を指揮官に指名したのでしょうか。
僕はクライフェルトは、選手の悩みと緊張感を知り、和らげることができると思うのですよ。
彼はアヤックス・アムステルダムからボスマン判決の直後ということもあり、ACミランへの移籍を決断します。
しかし、同時期に移籍した同僚のミハエル・レイツハーも同様ですが、活躍ぶりはさっぱりでイタリアで彼の知名度と評判は一気に急降下してしまいます。
FCバルセロナ退団後は、ニューキャッスル・ユナイテッドやバレンシアFCにも在籍しましたが、思うような展開には至りません。
マスメディアから心無い批判も浴びましたが、クライフェルトは
ワールドカップが現実味であるインドネシア代表選手に、適切な助言ができる
屈辱や挫折を知っているからこそ、選手の成長を信じることができる
と会長トヒルは考えた、ように思います。
少なくともワールドカップ出場となれば、クライフェルトがインドネシア代表の英雄になることは確かですが、そうでない場合は最悪な結論になる、どちらにしても勇気ある決断といえますよ。
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