塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手が「籠の中の鳥」にならないように

2025-02-05 00:11:46 | 日記

 ジョニー・デップが冤罪で島流しとなり、その刑期を終えてイングランドに戻り、過去の職業である理髪師として、自身の復讐を誓うのが映画「スウイニー・トッド」

 

 ミュージカル映画としては、ある意味で異質な暗さが特徴ですが、最後はある意味で主人公にカタルシスが訪れますが。

 

 劇中に「ジョアーナ」という、美しい乙女が登場します。

 

 彼女、実はトッドの娘ですが、ある理由から「籠の中の鳥」のような、外出すらままならない生活を送っています。

 

 経済的な不自由はない

 食事も満足に与えられている

 しかし、そこに人間らしい闊達した明るさはない

 

 という、別の言い方をすれば「軟禁」のような生活です。

 

 彼女は一目ぼれした水夫によって救われるのですが、プロサッカーでもロシア、ウクライナ、ルーマニアなど東欧各国では、噂も含めてきな臭い話はよくあります。

 

 簡単に言いますと、選手が移籍を希望すると

 

 契約を盾にして、移籍を完全に認めない

 代理人を通じてオファーを吟味しても、飼い殺しの形で練習すらままならない

 そのため、選手は不安で不安でたまらない

 

 という形で、日々の生活に耐えられなくなります。

 

 シャフタル・ドネツクに在籍し、キャプテンまで務めたクロアチア代表のダリオ・スルナのように、好んで環境を変化させない選手がいることも確かです。

 

 インテル・ミラノの副会長、ハビエル・サネッティもそうですね。

 

 ただ、選手の多くは基本、移籍することで新しい世界に旅立ちますから、その要望が通らないことは、本当にしんどいと思いますよ。

 

 むしろ日本のように、選手をどんどん移籍させてゆくことにもどこかで「歯止め」は必要でしょうが、そこには選手の将来が見え隠れしていることも確かですが。

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