ジョニー・デップが冤罪で島流しとなり、その刑期を終えてイングランドに戻り、過去の職業である理髪師として、自身の復讐を誓うのが映画「スウイニー・トッド」
ミュージカル映画としては、ある意味で異質な暗さが特徴ですが、最後はある意味で主人公にカタルシスが訪れますが。
劇中に「ジョアーナ」という、美しい乙女が登場します。
彼女、実はトッドの娘ですが、ある理由から「籠の中の鳥」のような、外出すらままならない生活を送っています。
経済的な不自由はない
食事も満足に与えられている
しかし、そこに人間らしい闊達した明るさはない
という、別の言い方をすれば「軟禁」のような生活です。
彼女は一目ぼれした水夫によって救われるのですが、プロサッカーでもロシア、ウクライナ、ルーマニアなど東欧各国では、噂も含めてきな臭い話はよくあります。
簡単に言いますと、選手が移籍を希望すると
契約を盾にして、移籍を完全に認めない
代理人を通じてオファーを吟味しても、飼い殺しの形で練習すらままならない
そのため、選手は不安で不安でたまらない
という形で、日々の生活に耐えられなくなります。
シャフタル・ドネツクに在籍し、キャプテンまで務めたクロアチア代表のダリオ・スルナのように、好んで環境を変化させない選手がいることも確かです。
インテル・ミラノの副会長、ハビエル・サネッティもそうですね。
ただ、選手の多くは基本、移籍することで新しい世界に旅立ちますから、その要望が通らないことは、本当にしんどいと思いますよ。
むしろ日本のように、選手をどんどん移籍させてゆくことにもどこかで「歯止め」は必要でしょうが、そこには選手の将来が見え隠れしていることも確かですが。
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