塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

異なる環境に慣れるむずかしさ

2017-03-25 01:06:32 | 日記
 ワールド・ベースボールクラシックで、日本代表の選手たちが悪天候だけでなく、米国では当然の天然芝に戸惑ったと聞きました。

 セカンドの菊池選手を擁護する声が多いのも、マツダ・スタジアムは確か天然芝だったと思いますが、祖の彼をもってしても、環境が変わると大きな負担がかかることが理解できているためでしょう。

 日本のドーム、人工芝と米国の天然芝と屋根がない、言い換えれば雨天は当然、という形の隔たりですね。

 サッカーも同様で、日本は常に手入れが行き届いた芝が用意されます。

 長野パルセイロも同様で、ある意味3部リーグでここまでの施設を持つことは、世界でみれば不思議でしょう。

 2部や3部というのは

 1・選手がはやく移籍したいと思う環境である
 2・プロではあるが設備は貧弱であり、選手売買で利益を得る

 事が当然のためです。

 ドイツは厳冬で有名で、Jリーグから移籍した選手はミックスソールで戦うと聞きます。

 言い換えれば、国、気候、スタジアムで適切な用具を選ばなければ、転倒が怪我を自分で防ぐことは出来ないというわけです。

 アディダスが2006年、自分でスパイクをカスタムできるF50を発表したのも、世界中に契約選手がいることもそうでしょうが、選手に適切な準備をしてほしいという願いもあったと感じます。

 日本代表に限らず、サッカーでは頻繁に海外遠征を行い、異なる気候風土と警備体制に身を置きます。

 野球でもオフシーズン、米国やキューバ遠征を行えるのであれば、やってみる価値はあるのかもしれません。
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中東各国の応援風景を顧みて

2017-03-24 02:50:50 | 日記
 日本と同組の中東3か国は、サウジがナイキとUAEはアディダス、イラクはヤコだったと思いますが、それぞれで契約を結んでいます。

 それは当然なのですが、一方で中東諸国と契約することに、ブランドはうま味が無いのではないでしょうか?

 中東と言えば白装束、白装束と言えば中東、と連想が成立できますが、僕たち部外者が民族衣装に口出しするのは、やはり御法度のように感じます。

 彼らにとって伝統と歴史を持つ衣装なわけですから。

 しかし、ブランドからすれば

 スタジアムでは同国のジャージを着てほしいのではないか
 マフラーやチャントが鳴り響いてほしい
 敗北濃厚でも、スタジアムに残ってほしい

 と感じることが多いように思います。

 日本では代表、クラブのいずれも、海賊版は皆無、ファンは歌を歌い、タオルマフラーやレプリカを着て選手名を叫ぶ、言い換えれば

 ブランドが支援する意義
 ファンがブランドを支持する意義

 がスタジアムに行けばすぐにわかります。

 中東はレプリカもマフラーも、応援歌もなく、一種独特の雰囲気で試合をするわけですが、彼らが敵地に出向いた際、応援風景はどのように見えるのでしょうか?

 UAEが叡智を結集してロシアに向けた努力をしていることはわかります。

 一方で選手たちが日本を含む他のアジア諸国、そして欧州でプレイし、応援風景を少しずつファンに説いてゆくことができれば、その時は更なる歓喜があるように思うのです。
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日本代表、ロシアに一歩近づく勝利を得る

2017-03-24 02:36:55 | 日記
 日本代表はアルアインの地でロシアに一歩、歩み寄りましたね。

 従来の4-2-3-1を4-3-3の逆三角形で構成した中盤は、最後まで見事にバランスを維持することができました。

 長谷部の離脱がどう影響するかは戦前から指摘されましたが、山口を含めて人選はもう一度見直すべきでしょうし、僕は最後、FWの交代が相次ぐことが無ければ、森重の代わりに植田を投入してほしかったのですが。

 監督はUAEに挑む選手に

 「場数を踏み、相手の挑発に乗らない選手」

 を招集しました。

 つまり、今野という実績を持つ選手を再招集した形ですが、僕はヴィッセルに移籍した高橋秀人のように、広い視野を持つ選手も面白いと思います。

 3センターならば、ヘーレンフェーンの小林も注目に値しますし、従来の2センターならば、大島と井手口だけでなく、フロンターレから谷口、サガンの原口なども視野に入ると感じます。

 これで勝ち点は13となり、サウジアラビアと並びました。

 正直、リヤドで戦う方がアルアインで戦うよりも難しいことは間違いないでしょう。

 サウジアラビアでは過去、1995年のインターコンチネンタル・カップ、オシム体制のアジアカップ予選などで遠征した過去があります。

 サウジは国内の治安維持を目的に、外国籍の入国に厳しいですから、一般の方で出かけようと思う方はまずいないと思います。

 アル・ヒラルやアル・イテハドのような名門があるサウジですが、今の日本はJクラブ、海外クラブの招集対象が、どこかバランスよく見えるのは気のせいでしょうか。
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スポーツ店が別注に力を注ぐ理由

2017-03-23 01:22:13 | 日記
 日本でスニーカー市場が新作ラッシュで溢れた1990年代半ば、クール・トランスやブーンといった媒体は、「別注」という言葉を盛んに用いました。

 それはインラインと呼ばれる、メーカーの通常販売分ではなく

 米国フット・ロッカーでしか販売しない色、デザイン
 米国アスリート・フットでしか販売しない、色、デザイン

 他にはイーストベイや英国のJⅮスポーツ別注など、簡単にいえば小売りや大手が

 「うちの店にこないと、この靴買えませんよ!!」

 と差別化した商品で、顧客の満足感に応えていた形が別注です。

 恐らく「特別注文」を簡略化した呼び名で、米国でスポーツ店の店員は「ベッチュー」という言葉で認識していたと聞きます。

 サッカー・スパイクはジャージも、このような別注が最近は多くなりました。

 スポーツ・デポやゼビオのような大手から、加茂スポーツ、B&Ⅾなど多くの店舗が差別化をもくろみ、ブランドとタッグを組んでの商品開発に励んでいます。

 この背景には、ナイキIDに代表される、個人でデザインをネット上で決めることができるサービスの形態にあると思います。

 他人との差別化
 ネット上で犯罪に会う可能性

 も考慮すれば、店頭で本物を確認できて、試着して鏡の前に立つことができる別注は、ネットで注文するよりも「安心感」という点で大きく上回ります。

 僕個人は別注、ネット通販もしないのですが、他人と同じものは避けたい、という心意気だけはわかる気がします。
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日本代表、長谷部の穴をどう埋めるのか

2017-03-23 01:04:10 | 日記
 長谷部の離脱を監督が嘆いているのは、日本だけでなくフランクフルトでも同様でしょう。

 過去、日本代表は遠藤不在時の戦い方を模索すべきと指摘されましたが、今は長谷部がいない現状をどう打破するかにすり替わってしましました。

 僕は山口と高萩でセンターを構成すると想像していましたが、後者は負傷の影響で出場の見込みはないとのこと。

 ならば、過去の法則に従い、原口、本田のいずれかをここで起用すべきか、という論点が生まれます。

 センターで起用された過去を持つ原口、当初は面食らったでしょう。

 しかし、ボールを前に運ぶ推進力と、縦横無尽の体力を考慮すれな原口をここに起用し、最前線に大迫、その下に香川、両翼に久保と清武という布陣が可能となります。

 ドルトムントで体調が戻ってきた香川が先発で起用される見込みは高いでしょうし、大迫の代役には岡崎と浅野がいます。

 前線の選手を交代枠で起用する計画ならば、センターから後ろの選手はふんばりが必要ですね。

 しかし、改めて思うことは、これがJリーグの現状なのか、代表監督の匙加減なのか

 ここまで代表招集対象選手の幅は狭いのか
 リオ五輪で戦った選手たちの成長はドンかしているのか
 エイバルの乾、アストラの瀬戸など、海外リーグの選手たちの選考を考えるべきではないか

 など、思うことはいくつもあります。

 ザッケローニも2013年の後半から今主力となった森重以外にも、広島の工藤やカールスルーエの山田を起用しましたが、やはり時間の無さは明白でした。

 本当のロシアで戦うならば、今から代謝をしなければ間に合わないことも事実です。
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