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【独自】今度は140万円の高級ブドウ「ルビーロマン」が標的に…また韓国にパクられた日本ブランド
2021年7月、石川県金沢市の中央卸売市場で行われた初セリで、1房140万円という驚きの値がついたブドウがある。その名は「ルビーロマン」。宝...
FNNプライムオンライン
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石川県でしか栽培されていないはずのルビーロマンが韓国で栽培され、販売されるというのだ。県や生産者が細心の注意を払い、管理を徹底してきたはずのブドウが、どうやって韓国に流出し、栽培されているのか。私たち取材班は、生産農家と苗木の販売業者を直撃し、その実態に迫った。
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そもそも、ブドウなど農産物の海外での品種登録は、国内での登録から6年以内に行うよう定められている。期間を過ぎてしまえば、海外で品種登録は出来なくなり、勝手に栽培されても使用料を受け取る事はできない。
シャインマスカットの流出が典型的だ。品種登録を期間内に海外で行わなかったため、韓国や中国で無断栽培され、第三国に輸出されている。韓国農林畜産商品部によると、2020年の韓国のブドウの輸出額は歴代最高の約3100万ドルで、全体の88.7%をシャインマスカットが占めているという。私は韓国で暮らして1年半だが、赴任当初スーパーなどでシャインマスカットが1房1万ウォン程度(約1000円)で売られているのには驚いた。味も悪くない。
日本政府は2021年4月に「種苗法」を改正し、ブランド農作物の種や苗木の海外持ち出しを禁止したことで、一応の歯止めはかかった。ルビーロマンも、法改正により持ち出しが禁じられていた品種に入っている。しかし、施行前に流出し、海外で品種登録がなされていないものについては、泣き寝入りするしかないのが現状だ。
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果樹園にいた生産者を直撃すると、日本メディアが取材に来たことに戸惑いの表情を浮かべながら、「ルビーロマンを無断で栽培している」と認めた。
畑に姿を見せた生産者を突撃 ルビーロマンの栽培を認めた
「(ルビーロマンの苗を)手順を踏んで手に入れたものではない。とてもいいものだと思ったから栽培している。シャインマスカットなどの問題で、日本が品種問題を敏感にとらえていることはわかっているので取材には応じられない。韓国人が日本人のものを奪っていったと見られがちで…日本側から見れば、盗み出したと考えるだろう。日本の農業は韓国の先を行っている。先進国の立場で大目に見て欲しい」
シャインマスカットの無断栽培など、長い年月と資金をかけて開発された日本のブランド品種に「タダ乗り」する韓国を、日本が問題視していることは韓国でもたびたび報じられている。違法ではないとわかりつつも、後ろめたさは感じているようだ。日本の開発者へ申し訳ない気持ちはないのか尋ねると、こう語った。
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「俺には関係ない。悪いのは中国だ!」苗木業者の呆れた主張
「世界的にみれば小さい話だ。私には関係のない話だ。」
日本が長年かけて開発した品種を無断で栽培することをどう思っているのか?質問にこう答えたのは、韓国で「ルビーロマン」の苗木を販売している業者だ。この業者は自社のHPやブログで「日本でルビーロマンを視察してきた」と写真付きでアピールし「ルビーロマンは出願されて6年以上経過した品種であり、日本から品種使用料を請求されることはありません」と無断使用のメリットを大々的に宣伝している。
直撃取材に対しても、海外で品種登録をしていないほうが悪いと繰り返し強調し、開発者の苦労に対する敬意や後ろめたさは一切見せなかった。さらにこの業者は続ける。
「日本も同じだ。 日本は(海外から品種を)持っていかないのか? 日本も中国から(品種を)すべて持って行っている」「中国市場に行ってみれば、びっくりするだろう。全世界の品種がある。日本も同じだ。中国の桃などがものすごく多い。中国のものも日本にたくさん入っている。品種戦争は中国を通じて成り立っているのだ」
自らの無断栽培を棚に上げて、「品種戦争は中国のせい」「日本もやっている」と論点をすり替える業者。さらに、ルビーロマンの苗木についてもこう語った。
「ブドウの実を見に日本に行ったのは事実だが、苗木を日本から持ってきたわけではない。すべて中国から輸入している。文句を言うなら中国に言え!」
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国際社会では優れた品種を巡る争いは日常的だ。韓国や中国では日本品種の無断使用が続いていて、日本の農業は打撃を受け続けている。韓国の苗木業者を取材してよくよく分かったが、相手にモラルを語っても何の意味も無い。
4月に種苗法を改正し、流出防止の手段はようやく得られたので、あとは厳格に運用し流出を止めるだけだ。日本が誇るブランド農作物の価値を守り、開発者の血の滲むような努力を無駄にしないために、より一層徹底した品種管理が求められている。
(執筆:FNNソウル支局 熱海吉和)
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また韓国が日本の品種(高級ぶどう)を盗んだ。出願から6年以上経過しているから海外で品種登録はできず泣き寝入りするしかない。しかし外務省や農林水産省がもう少し日本の農家の権利に敏感であれば何かしらの動きは取れるのではないか。憶測だが。
外務省も農林水産省もいや政府全体が日本人の権利に鈍感すぎる。「ルビーロマン」は開発に14年もの年月を費やしたのにその権利を政府が守ろうとしない。
北朝鮮による日本人拉致でも外務省官僚が
「たった10人くらいのことで日朝国交正常化が止まっていいのか」
と堂々と発言したことは忘れられない。外務省は日本人の生命に塵ほどの価値も認めていないのだ。
シャインマスカットも堂々と韓国は盗み、韓国内で消費するどころか輸出までしている。韓国のシャインマスカットの輸出は年間27億円ほどになる。日本の農家はその分損害を被るわけだ。もちろん日本全体にもだ。
私個人はあまり賛成ではないが、政府方針として農産物を年間1兆円輸出する目標を立てている。韓国に品種が盗まれればその目標が遠退く。何らかの対策を採らねばなるまい。
韓国は朝鮮戦争のあと世界の最貧国だった。これは韓国自身が認めている。韓国はそこから世界10位圏内の経済大国に成長したことを何よりの誇りにしている。
最貧国であればパクりは仕方ない。五月蝿く言っても止めないし、知的財産権の支払いなどできないからだ。
私は商売をやったことはないし、現在ではあまり聞かないが、貧困層が飲食店や食料品店などに食料を分けて欲しいと言ってきたら、少し恵んでやる風潮はあったのではないか。
イタリアでは極貧層が生きるか死ぬかの状態で少し食料を盗むことは違法ではないとする最高裁判決が出た。私有財産権の侵害ではないかと思わないでもないのだが、生命を重視した判決と取れる。
米国も連邦政府が公式に認めたわけではないが、知的財産権侵害を五月蝿く言うのはそれなりに経済的に栄えている國に対してだけだ。貧乏國は大目に見ている。五月蝿く言っても支払いなどできないからだ。
ディズニーなどを海賊版で見て米国のファンになってくれればそれで良いのだろう。合理的な方針だ。
日本もそうすれば良い。韓国も支那ももう貧乏國ではない。知的財産権の侵害を大目にみることはあり得ない。きっちり支払いをさせるべきだ。
内閣府特命担当相に知的財産権管理担当でも新しく設けてフットワークの軽い國のために働きたいと考えている中堅・若手の国会議員を任命すれば良い。そして韓国、支那をはじめ日本の知的財産権を侵害している國に対処させる。
韓国の反日は我慢ならなくなって来たし、支那のこれ以上の膨張を防ぐ目的もある。日本の農家、企業の知的財産権を守ることは国益だし、日本人の財産を守ることは政府の使命だ。
韓国のパクり商品を駆逐せよ - 面白く、そして下らない
最後に種苗法改正について三橋貴明のブログから引用して終わる。知的財産権を守るのは良いが、問題点のある改正なのだ。
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三橋貴明『種苗法という抱き合わせ法案』
三橋経済塾第九期の入塾申し込み受付中!株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブロ...
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
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冒頭で解説していますが、「国民」を犠牲にグローバリズム、構造改革、レントシーキング、等を進めようとする勢力は、単純に、
「この邪(よこしま)な法律を通せ」
などとはやってきません。当たり前でしょ。
彼らの手法は、主に二つ。
1.日本国民を利する法律と、害する法律を「抱き合わせ」とする
2.最初は「蟻のひと穴」を開け、二十年後、三十年後に「利益」を得ようとする
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2により、国民が被る害を矮小化し、さらに1の国民を利する部分のみをクローズアップさせることで、法案反対者に、
「あいつは、国民を守る法律に反対している。とんでもない連中だ」
と、レッテルを貼る形で黙らせるわけです。特に今の日本では、1の日本国民を利するが「中国、韓国から日本を守る」だと、これはもう最高です。
種苗法改訂でいえば、
「登録品種の種苗等が譲渡された後でも、当該種苗等を育成者の意図しない国へ輸出する行為や意図しない地域で栽培する行為について、育成者権を及ぼせるよう 特例を設ける。(第21条の2~第21条の4)」
には誰も反対していません。
中国や韓国に、日本の優良な種が流出するのを防ごう。いいんじゃないですか、大いにやれば、
でもね、それだけが目的であるならば、「第21条の2~第21条の4」だけを法律化すればいいのでは?誰も反対しないし。
今回の種苗法改訂は、「外国(というか、中韓)に日本の種が流れることを防ぐ」のみがクローズアップされ、育成者権を「刑事罰」付で強化し、将来的にバイエル・モンサントなどの種の独占ビジネスに結びつきかねない点が問題なのです。
つまりは、善き条文と、悪しき条文が「抱き合わせ」になっているのです。いつものグローバリズムのやり方です。
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この手の愚民が増えた結果、我が国の国民の利益は、グローバリズムに食われ放題。日本人は、いつの間にか「世界で最も遺伝子組み換え作物を食べている国民」となり、グリホサート(ラウンドアップなどに含まれる発がん性物質)を各国が続々と禁止している中、何と「規制緩和」を実施した(2017年12月)。
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~~引用ここまで~~
愚民が考えなしに種苗法改正に反対した柴咲コウを非難しているのを読んで暗澹たる気持ちになる。
(敬称略)
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