面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

謝罪すべきでないときは謝罪すべきではない

2021-05-19 22:03:25 | 政治
三原じゅん子厚生労働副大臣の参議院厚生労働委員会への30分遅刻についてまず私の見解を述べたい。

第一報を聞いた時は三原じゅん子が参議院厚生労働委員会に30分遅刻したことだけを聞いた。だからまた自民党のタレント議員が莫迦なことをしたのかと思った。

しかし詳細が入ってくるうちに三原じゅん子厚生労働副大臣は遊んでいて遅刻したわけではないことが分かった。厚生労働省で会議に参加していたのだ。

国会優先ではあるものの遊んでいて遅刻したわけではないのだ。それなら謝罪して終わりかと考えた。

だがさらに東スポによれば欠席の届け出をしていたというではないか。東スポなのでソースとして信頼性に欠けるのだが、欠席届けを出していたなら遅刻など問題ではなくなる。まして参議院厚生労働委員会には田村憲久厚生労働相が出席していたのだ。大臣がいるなら副大臣などいなくても良い。事実三原じゅん子厚生労働副大臣に答弁する予定はなかった。

東スポがソースなので他のマスコミが詳細を報道することを待つことにした。私はマスコミ嫌いを公言しているが、マスコミを通してでしかわからないのだ。それも結局また東スポがソースになってしまったが。

~~引用ここから~~

三原じゅん子副大臣が遅刻を謝罪 野党から「責任取れ」「国会軽視だ」の声 – 東京スポーツ新聞社

 三原じゅん子厚生労働副大臣(56)は18日の参院厚労委員会で、13日の同委員会に遅刻した問題について「審議に迷惑をかけたことをおわび申し上...

東スポWeb – 東京スポーツ新聞社

 


 三原じゅん子厚生労働副大臣(56)は18日の参院厚労委員会で、13日の同委員会に遅刻した問題について「審議に迷惑をかけたことをおわび申し上げます」と謝罪した。

 三原氏は同委員会で30分遅刻した理由について、2月から厚労省内で自らがチームリーダーを務める「コロナ禍の雇用・女性支援PT(プロジェクトチーム)」を重視し、「与党側に相談して了承を得て離席してもいい、問題ないと思い込んでいました」と説明した。

「非正規労働者や生活困窮者の悩みに寄り添う気持ちがあり、この状況を打開しなければならないと気負うあまり、PT会議出席を判断した。国会を優先すべきでした」と釈明した。
 
 しかし立憲民主党の石橋通宏参院議員(55)は「我々は三原氏の欠席を『行方不明事件』と考えている」と指摘。三原氏に「副大臣としての自覚に欠けた方だ。責任を取るべきだ」と辞任を要求。三原氏は「副大臣としての任を全うしたいと思います」と拒否した。

 社民党も福島瑞穂議員(65)は三原氏に対し「国会を軽視している」と追及した。
~~引用ここまで~~


~~引用ここから~~

三原副大臣の遅刻問題 「厳重注意」でようやく決着:朝日新聞デジタル

 三原じゅん子厚生労働副大臣が参院厚労委員会に遅刻した問題で、三原氏が18日午前の同委員会で謝罪したものの、与野党の紛糾は18日夜まで続いた...

朝日新聞デジタル

 


 三原じゅん子厚生労働副大臣が参院厚労委員会に遅刻した問題で、三原氏が18日午前の同委員会で謝罪したものの、与野党の紛糾は18日夜まで続いた。三原氏が同日夜、首相官邸を訪ね、加藤勝信官房長官から「厳重注意」を受けたことで、ようやく事態は収拾された。

 この余波で、菅義偉首相肝いりの、一部の高齢者が医療機関で払う窓口負担を1割から2割に引き上げる関連法案の参院本会議での審議入りが先送りされていた。三原氏は加藤氏と面会後の18日夜、「厳しい注意を受けた。これからも頑張って参ります。申し訳ございませんでした」と記者団に述べ、官邸を後にした。

 三原氏は18日午前、同委員会で「審議に迷惑をおかけしたことについて、おわび申し上げます」などと述べ、陳謝した。ただ、野党側は謝罪だけではなく「手当の返納」を要求。与野党が夜まで協議を続けるなかで、与党側が「官房長官による厳重注意」を提案し、野党側が受け入れた。野党は19日以降の審議には応じる方針だ。

 三原氏は13日の同委員会に約30分遅刻した。厚生労働省内の会議に出席していたためで、野党側に事前に伝わっていなかった。高齢者の窓口負担を引き上げる関連法案は14日に審議入りする見通しだったが、先送りされていた。(鬼原民幸)
~~引用ここまで~~


東スポと朝日によれば三原じゅん子は与党側に欠席の連絡を入れていたが、野党側には伝わっていなかったようだ。連絡の不備ではあるが、審議拒否するほどの問題とは思えないのだが。それに謝罪するのは三原じゅん子ではなく、野党に欠席の連絡を入れなかった参議院委員会の政治家だと思うのだが。

総選挙を直前に控えている。野党が与党の揚げ足を取るのもわからないでもない。また菅義偉は支持率が下がっており政権の体力が落ちている。入管法改正も断念した。とりあえず謝罪することで場を納めるのは日本的な知恵でもある。そのことは嫌いではない。だが、国際社会には通用しないのだ。

慰安婦問題で日本が非を認め謝罪すればこの問題は終わりにするとの甘言を受け入れ河野談話を出して謝罪したら、罪を認めたことになり、日本は国際的には性奴隷の國だ。韓国は何度もこの問題を蒸し返し謝罪と賠償を迫ってくる。

韓国が特別反日国家であるということもある。しかし韓国が謝罪と賠償を要求すれば日本はいくらでも謝罪と賠償を繰り返すのである。止められるわけがない。韓国が謝罪と賠償を要求すれば日本人の敬意を一心に浴びる天皇陛下さえ韓国には謝罪するのだ。快感であろう。

流石のお人好しで外交音痴の日本も気づいたようで韓国に謝罪と賠償をすることは止めた。それどころか相手にすることもしなくなった。韓国は始め怒っていたようだが、日本が本気だとわかると慌てている。日韓関係改善を繰り返し求めている。そうはいっても文在寅の頭には北朝鮮のことしかないだろうが。

米国では交通事故を起こしても謝罪はしないという。少なくとも交通事故の現場では。謝罪することは罪を認めることだから。これが国際社会の外交にも反映されるわけだ。

まあまあ謝罪するからここは収めて貰えませんかというのが通用するのは日本国内だけなのだ。

欧米諸国にしても罪を認めるような重大な問題でなければ謝罪はする。しかし問題が大きければ大きいほど謝罪しないのだ。事実米国は原爆投下を謝罪していない。

まして慰安婦は売春婦なのだ。決して性奴隷ではない。大日本帝国の軍人や官憲が奴隷狩りのように朝鮮人女性を強制連行し兵隊の慰み物にしたわけではない。

親に売られたり、女衒に騙された例があったものの大日本帝国が強制したわけではない。黙認はしたが。その待遇も決して性奴隷などではない。

だが謝罪してしまった。謝罪したということは罪を認めることなのだ。全責任は日本にあることになる。

だから「謝罪すべきではないときは謝罪すべきではない」のだ。

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