ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

秋の味覚(1)

2021-08-26 00:00:00 | ムルマンスク産 自然の幸
 まだ日本では暑さが続いているようですが、こちらムルマンスクは気温+10℃前後と、既に秋を感じさせます。秋といえば、日本では栗やサツマイモ、秋刀魚などといったおいしい秋の味覚が楽しめますね。こちらロシアでは秋の味覚といえば、やっぱりキノコです。日本人にとっては自生しているキノコを食べるなんて食中毒になりそうで怖いですが、ロシアでは秋になれば多くの人が山へ出かけ、キノコ狩りを楽しみます。山へ出かけなくても、キノコ狩りをしてきた人が街中で販売しているので、そこで買うこともできます。

 次に紹介するキノコがこちらでよく採集されるものです。フライパンなどで調理してすぐに食べられる下処理不要のキノコと、1時間位茹でてから調理する下処理必要のキノコがあります。

下処理が不要なキノコ

ベールィ・グリブ(белый гриб)は、香り・味共に最高のキノコ。傘は茶色で、裏側はスポンジ状。中は雪のように白い。沢山生えているわけではないので、見つけたら松茸ぐらいラッキーです。


ポドシーノヴィク(подосиновик)は、オシナという木を養分にして生えていることから名づけられたとか。傘は橙色で、裏側はスポンジ状。

ポドベリョ-ゾヴィク(подберёзовик)はベールィ・グリブと見た目が似ていて、傘は茶色で、裏側はスポンジ状。白樺(ベリョーザ)という木を養分にして生えていることから名づけられたとか。


モホヴィク(моховик)は苔(モフ)の上に生えることから名づけられたとか。傘は茶色で裏側は黄色いスポンジ状。


下処理が必要なキノコ

ヴォルヌーシュカ(волнушка)薄いピンク色のキノコで、傘の裏側は襞状、茎は空洞。


スィロェーシカ(сыроежка)「生で食べる」という意味のキノコですが、その通りに食べてはイケマセン・・・下処理必要。傘は赤や緑、紫といろいろ。


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