今期はマローズ当たり年。
2月初めにまた冬将軍さまがいらして、
2月10日に再度来ました(1日のみ)。前日9日は-10℃のいいお天気だったのに。
そして今週はずっとマローズです。今夜半、伝兵衛さん一行が来ムルするというのに。
これで、マローズと言われる-20℃以下の日々が、今既に6回訪れたことになります。
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さて今回は、ムルマンスク界隈で獲れる魚介[2]を紹介します。
モイヴァ(мойва)です。和名はカラフトシシャモ。シシャモにはオホーツク海で獲れるシシャモ(別名キュウリウオ)と、世界の北極海域に生息するカラフトシシャモの、合計2種類あるようですね。シシャモの漁獲制限もあり、このカラフトシシャモが代用として日本でも多く出回ってます。主にノルウェー、アイスランド、カナダなどが日本向けに輸出しています。味は同じですよ。代用だからといってガッカリすることはありません。
英名:カペリン(Capelin)
学名:マロタス・ヴィロサス(Mallotus villosus)
ここムルマンスクでも、カラフトシシャモはよく食べられています。
ロシア人は一般に魚よりも肉大好きですが、ムルマンチャーネ(ムル地元の人のこと)は魚も大好き。
(でも、若い人は魚嫌いな人が多いです。これは日本でも同じ傾向ですよね。)
以前も書きましたが、コラ湾に鰊が大量回遊してるという噂を聞けば、男達はアフター5や週末に釣りセットをサッと取り出し、釣りを楽しんで我が家に持ち帰るくらいですから。
日本では10~11月がシシャモ漁期ですが、ここムルマンスク(バレンツ海)では2月の初旬がシシャモ漁期。
つまり、今が旬♪
なんでも、今年は昨年よりプリプリで全長も長いらしい。
こちらでは、1キロ30ルーブルぐらい(≒90円)で販売されています。
1キロといえば30匹ぐらいですから、どんだけ安いか想像つきますか。
日本だと、発砲スチロールの四角い皿に一夜干ししたシシャモが8匹くらい整然と並べられ、200~300円くらいでしたか?ネットショッピングで1キロ1,000円以上ですね。
でも・・・
大量の漁船第1号がムル港に2月4日に到着し、一部の店で土曜日に販売されたらしいですが、僅か4時間で買い尽くされてしまったそうです・・・。
第2号が2月10日に到着したそうですが、やはり完売とか。
筆者も、近場のマーケットへお店へとあちこち訪ねましたが、どこにも売っていませんでした。
それもその筈。新鮮なカラフトシシャモはСоциальный магазин(ソツィアリヌィ・マガジンと読む)というところにしか販売されてなかったそうです。これはロシアの各都市にあり、障害者や退役軍人、年金生活者がその証明書を提示することによって利用購入できるというお店。
つまり、健康そのものピンピンしていてソ連の英雄でも50歳過ぎてもない筆者が、新鮮なカラフトシシャモにありつくためには、その辺のおじいちゃんおばあちゃんに「お願い、お願い」しなければだめ。
さもなくば、去年の冷凍モンで我慢しなければならないのです。
これらは後から聞いたことなので、時既に遅し。
心の中で、大粒の涙。
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欺瞞ではあるけれども、
その辺のお店で購入した解凍カラフトシシャモを
「今月獲れたての新鮮カラフトシシャモ」と思い込むように自己暗示かけることにして、調理することに・・・。
こういった小魚は、しかも旬の魚ですから、シンプルに料理して戴くのが一番。
網焼き、
または小麦粉をうっすらつけてから揚げですね。
頭から尻尾まで躊躇いなくガジガジ食べられるので、カルシウムを手軽に摂取できます。
また、から揚げをちょっとアレンジして南蛮漬けにしても、ご飯が進みますね。
どれもとても美味しかったです。
※写真が上手に撮れなかったので、既存写真のリンクを使用。著作者の方々すみません。上手く撮れ次第切り替えます。
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2月初めにまた冬将軍さまがいらして、
2月10日に再度来ました(1日のみ)。前日9日は-10℃のいいお天気だったのに。
そして今週はずっとマローズです。今夜半、伝兵衛さん一行が来ムルするというのに。
これで、マローズと言われる-20℃以下の日々が、今既に6回訪れたことになります。
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さて今回は、ムルマンスク界隈で獲れる魚介[2]を紹介します。
モイヴァ(мойва)です。和名はカラフトシシャモ。シシャモにはオホーツク海で獲れるシシャモ(別名キュウリウオ)と、世界の北極海域に生息するカラフトシシャモの、合計2種類あるようですね。シシャモの漁獲制限もあり、このカラフトシシャモが代用として日本でも多く出回ってます。主にノルウェー、アイスランド、カナダなどが日本向けに輸出しています。味は同じですよ。代用だからといってガッカリすることはありません。
英名:カペリン(Capelin)
学名:マロタス・ヴィロサス(Mallotus villosus)
ここムルマンスクでも、カラフトシシャモはよく食べられています。
ロシア人は一般に魚よりも肉大好きですが、ムルマンチャーネ(ムル地元の人のこと)は魚も大好き。
(でも、若い人は魚嫌いな人が多いです。これは日本でも同じ傾向ですよね。)
以前も書きましたが、コラ湾に鰊が大量回遊してるという噂を聞けば、男達はアフター5や週末に釣りセットをサッと取り出し、釣りを楽しんで我が家に持ち帰るくらいですから。
日本では10~11月がシシャモ漁期ですが、ここムルマンスク(バレンツ海)では2月の初旬がシシャモ漁期。
つまり、今が旬♪
なんでも、今年は昨年よりプリプリで全長も長いらしい。
こちらでは、1キロ30ルーブルぐらい(≒90円)で販売されています。
1キロといえば30匹ぐらいですから、どんだけ安いか想像つきますか。
日本だと、発砲スチロールの四角い皿に一夜干ししたシシャモが8匹くらい整然と並べられ、200~300円くらいでしたか?ネットショッピングで1キロ1,000円以上ですね。
でも・・・
大量の漁船第1号がムル港に2月4日に到着し、一部の店で土曜日に販売されたらしいですが、僅か4時間で買い尽くされてしまったそうです・・・。
第2号が2月10日に到着したそうですが、やはり完売とか。
筆者も、近場のマーケットへお店へとあちこち訪ねましたが、どこにも売っていませんでした。
それもその筈。新鮮なカラフトシシャモはСоциальный магазин(ソツィアリヌィ・マガジンと読む)というところにしか販売されてなかったそうです。これはロシアの各都市にあり、障害者や退役軍人、年金生活者がその証明書を提示することによって利用購入できるというお店。
つまり、健康そのものピンピンしていてソ連の英雄でも50歳過ぎてもない筆者が、新鮮なカラフトシシャモにありつくためには、その辺のおじいちゃんおばあちゃんに「お願い、お願い」しなければだめ。
さもなくば、去年の冷凍モンで我慢しなければならないのです。
これらは後から聞いたことなので、時既に遅し。
心の中で、大粒の涙。
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欺瞞ではあるけれども、
その辺のお店で購入した解凍カラフトシシャモを
「今月獲れたての新鮮カラフトシシャモ」と思い込むように自己暗示かけることにして、調理することに・・・。
こういった小魚は、しかも旬の魚ですから、シンプルに料理して戴くのが一番。
網焼き、
または小麦粉をうっすらつけてから揚げですね。
頭から尻尾まで躊躇いなくガジガジ食べられるので、カルシウムを手軽に摂取できます。
また、から揚げをちょっとアレンジして南蛮漬けにしても、ご飯が進みますね。
どれもとても美味しかったです。
※写真が上手に撮れなかったので、既存写真のリンクを使用。著作者の方々すみません。上手く撮れ次第切り替えます。
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