ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスク発ノルウェー行き 陸路の旅(3)

2007-12-01 04:45:45 | ムル⇔キルケネス(ノルウェー) 218kmの旅
 ロシア国境に到着したのはムル時間11時。つまりすでに4時間バスの中で過ごしていたことになります。国境を越えるので普通に荷物検査と出国手続をするわけです。パスポートの照合に時間かかっています。ここには嘗てムルパソメンバーや関係者が幾度か通過しているので、すんなりいくかと思ったら、私が日本人ということが災いしてか。

 なんとかパスポを受け取り、マルシュルートカに乗り込みノルウェー国境に急ぎます。すぐ着きました。
 入国審査と荷物検査です。ロシア以外の外国へ行ったことがありません。ちょっとどきどきしています。英語がよく話せません。文書は当たりつけてさっと読めるのに、会話だとどうもドモリます。とっさにでてくる言葉がロシア語しかでてきません。コマッタ。コマッタ。やはりここでも時間かかる羽目に。やれやれ。

 それも済ませ、一路キルケネス市へ。国境からキルケネスまでは20km。15分くらいでキルケネス市の降車場、エヴロプリース駐車場に到着しました。

 ノルウェー入りすると驚くことばかり。まず、積雪が白い!・・・当たり前のように思う方が大半だと思いますが、ロシアの積雪は凍結防止用の土をしょっちゅう蒔いているので雪が灰色しています。見た目に汚いです。それから、路面が滑らか!積雪があるのにマルシュルートに乗車しててわかります。高い建屋が殆どなく、多くは三角お屋根のスイートホーム。レンガ色や黄土色の壁面の家が多いため、雪国なのに温かみを感じます。童話の世界にいるようです。家の中からでてくるのは、木こりのお爺さんに違いない、と想像してたり。

 さて妄想はほどほどにして、露領事館に急ぐことにします。
※写真はエヴロプリーズ。降車場になったところです。このお店はホームセンターのような感じで、DIY、装飾品、衣服やお菓子などが販売されています。中はとにかくノルウェーと言うより、アメリカンな・・・
(つづく)


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