ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

使用言語・交通機関

2009-07-15 00:00:00 | ムルマンスク⇔ハリコフ 2776kmの旅
先ずは使用言語の話。

ウクライナ共和国では公用語はウクライナ語としていますが、ウクライナ東部(ハリコフを含む)では、放送や広告などではウクライナ語を話してますが、住民はみなロシア語を話しています。
あと、町中の表示もロシア語とウクライナ語が混在しています。複雑ですね。

ウクライナ語はロシア語に似ていると言われますが、聞いてて殆どワカリマセン。
稀に似ている言葉が出てきますが、大意が掴めません。

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次に交通機関の話。

交通機関は地上鉄道の他に、アフトバス、トロリーバス、マルシュルートタクシー、タクシー、路面電車、地下鉄、航空機があります。

∮アフトバス、トロリーバス∮
アフトバスは日本でもよく見かけるごく普通のバスで、ガソリンを燃料として稼動します。
トロリーバスはアフトバスの上部にトロリーポールと呼ばれる2本の細長い腕があるバス。腕上端は架線と接触していて、そこから電気を貰いながら稼動します。
アフトバスの乗車料金は0.5~2.75グリヴナ。詳細はこちら
トロリーバスの乗車料金は1グリヴナ。詳細はこちら

∮マルシュルートタクシー、タクシー∮
マルシュルートタクシー(略称マルシュルートカ)はワンボックスカータイプの乗り合いタクシー。料金はまちまちですが市街は1.75~3グリヴナ
タクシーももちろんありますが白タクに気をつけて。料金は、市街北部から市街南部まで60グリヴナ。鉄道駅はほぼ中間にあるので、鉄道駅から市街端まで30グリヴナとお考えください。
マルシュルートタクシーの詳細はこちら

∮路面電車∮
路面電車と聞くとつい「昭和の匂いがする乗り物」を想像してしまいます。
でもロシアではモスクワ、サンクトなどで未だ活躍していますし、ウクライナのハリコフでも現役選手です。
ハリコフの路面電車は・・・・・・見た感じボロッとしていたのでさしずめ「ソビエトの匂いがする乗り物」といったところでしょうか。
乗車料金は1グリヴナ。路面電車にガタゴト揺られながら、ゆっくり流れる景色を見ているだけで、旅情が豊かになり心が和みますね。
路面電車の詳細はこちら

∮地下鉄∮
地下鉄では放送と広告はウクライナ語です。
町で迷子にならないよう現地でガイドブックを購入しましたが、全てロシア語で書かれてるのを選んだため・・・・駅名・通り名などで躊躇しました。
車内放送がわからないので、専ら動体視力と記憶力に頼って駅名を察していました。

そして入場・乗車は、いまや懐かしのジェトン(プラスチックのコイン)・・・・。乗車料金は1.5グリヴナ

地下鉄はソ連時代の影響を受け、装飾に重厚感があります。
写真はゴスプロム駅。白の明るい構内の中に、ソビエトを象徴するごつい装飾があちこちにあります。
ですが、貫禄がありとても美しい、清潔です。ソビエト時代の一時期、首都であっただけあります。

広告を見ました。ほぼ全てウクライナ語です。
その中で、次のような広告を見つけました。
「結婚紹介所MORDINSON。欧米人と結婚しよう。君が幸せになるためにお手伝いしたい。全て無料。」
ウクライナでは、安定した生活を求め、女性だけでなく若い男性も海外脱出する傾向があります。
・・・・・・いかがですか?

改札口付近をみると、数人のおじさんが対面して着席し、なにやらテーブルを凝視していました。
よくみてみると、テーブルにはチェスの碁盤が描かれていて、駒がおいてありました。
なんと、暑さをしのいで地下鉄に入り、チェス対局をしているのです。テーブルは地下鉄で用意されているもの。
こんな光景を見れるの、ハリコフだけですかね。
ひょっとしたら、一局友好対戦してくれるかもしれませんよ。チェスが出来る方、どうぞ。

地下鉄の詳細はこちらこちら

空港の話は次回。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
暑中お見舞い申し上げます。 (ネズナイカ)
2009-07-15 20:07:59
今も未だロシア語の通用度は高いのですね。旧ソ連諸地域のロシア語通用率はどうなっているのか、興味があります。ウクライナ語、伝兵衛はんは、結構わかる、と言っておられましたが、小生にはちんぷんかんぷんです。
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残暑お見舞い申し上げます (MOPAchka)
2009-08-02 04:54:00
カキコありがとうございます。
みたいです。お蔭で助かりました。
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