イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

年寄りだという認識

2024年09月29日 | その他
在宅介護生活16年が終わり、
3月に働きに出て、つまり社会復帰?して
半年が経ちました。

介護生活が16年もあって、
心身フラフラになってましたから、
なんとかしなきゃ、今度は自分が介護になると思い、
働くのも最初から無理せずに
週に4日、1日4時間にしました。
これが、私の介護生活からのリハビリにちょうどよかったんです。

最初は筋肉が落ちていたから、
キネシオロジーテープを貼って
筋肉や筋を痛めないようにしていました。
ものすごく動き回るし、
お客様とも話すし、
様々な仕事内容なので、
身体のコンディションが一番大事なんです。

半年経って、体幹もでき、筋肉もつき、しかも痩せました。
ただ痩せるなら意味がなく、
筋肉量を増やすことが目的だったので、これは大成功。
いろんな科のかかりつけ医から
「60代は筋肉増やす努力をしてください。」と言われました。
皮膚科や眼科、歯科まで言われましたよ。
筋肉量が全身に関係あるので、
栄養やストレッチの話まで聞きました。
医師たちもフレイル防止に60代に向けて話しているんですね。
その励ましもあって、仕事はがんばりました。

人間関係はとてもよくて、
嫌な人やお客様にはまだ会ったことはないです。
それには、私の方も歳をとって
「この人は、こういう人なんだな」と受容できるようになったから、と思います。
強烈なキャラクターの人とも会うんですよ。
ものすごいパワー強しの人ももちろんいます。
でも、この人もがんばって生きてるんだ、と思うようになりました。
お互いがんばろう‼️と背中に呟いています。

年を重ねていいことは
少々のことでパニックや怒ったりしなくなったこと。
だって、まわりのほとんどの人が年下になっていて
孫世代が上司だったりするので、
黙って「経験浅いから知らないんだな」とか、
反対に「経験した方が理解できるかな?」とか考えながら、接しています。

決して、意地悪はしない。
年上が年下いじめてどうするの⁉️
私を散々いじめた人の末路は
死ぬか、
落ちぶれるか、
社会から受け入れられないか、
ですから
いじめっ子の末路を知ってますから、絶対にいじめない。
父も「わしをいじめた人間はみな先に死んだ」と言ってましたね。
年上が年下をいじめていたわけです。

人にはできないことも必ずあるけど、
私ができないことを、その人ができたりする。
それは素晴らしいこと。
私は褒め称えるようにしています。

3月に全身に貼っていたキネシオロジーテープは、
おかげさまで、肩、腰、膝だけになりました。
無理はできないから、身体の調子を見ながらサポートして
筋肉量を落とさないようにします。
60代の運動が老後を決定するそうで、
筋肉量と認知症は関係あるそうですよ。
確かに、運動すると様々な人と関わりますから、刺激があります。
栄養の知識と共に、
気をつけていこうと思います。

60代は、
・自分は年寄りビギナーだと、しっかり自覚する。
・無理をしない、できないことがあるんだと認識する。
・欲張らない、今までで充分だろ⁈ 満足せよ。
・じわじわと毎日生きる。

警察の人と話した時に
山登りで60代の滑落事故が多いのは、
「自分はまだまだできる」という思い込みをしているから、と聞きました。
思い込みで身体が動くわけではないからです。
「私はできないかも」にシフトチェンジして、
慎重になることが、怪我や事故を防ぐそうです。
あたりまえと言ったらあたりまえだけど、
長年の思い込みはなかなか取れないもの。
若い時に成功した人ほど、「まだ自分はできる。若いもんに負けるか‼️」とかたくなに思い込んでいて、
実は全くできなくなっていて、怪我や事故になるそうです。
今までの思い込みを正すのも60代です。
年寄りだって認識は、命をも守ると思いますよ。




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