ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

いはやどの玉

2019-09-27 04:46:14 | 短歌





ありとある ひとすくはむと せし月の 夢は破れて いはやどの玉





*「ありとある」は、すべての、とか、ありとあらゆる、とかいう意味のことばです。

前にも言ったことがあるように、かのじょの願いというか夢は、すべての人類を救うことでした。ひとりももらすことなく、次の、栄光の愛の時代へと人類を導こうとしていたのです。

そのために、乾坤一擲のすばらしい手を打ってくれた。それはまさに、人類のすべてを救える一手でした。本当の自分自身。それがすべての救い主であることを、かのじょは人類に教えたのです。

しかし、ことはそううまく運ばなかった。かのじょの救いに対して、否という人間もいたからです。

かのじょがあまりに美しい女性であったがために、かのじょの仕事をも馬鹿にして、認めたくないという人間もいたのです。

そういう人は、本当の自分自身をも認めないということですから、どうしてもかのじょの救いからはじかれてしまいます。

おまけに馬鹿な人はかのじょの美しさを盗んでそれを自分につけ、自分を美しくして、これが自分であると偽ろうとした。救いをなしたかのじょの徳分を盗んで、嘘で自分をよいものにしようとした。

そんなことをすれば神の忍耐をも破るのです。

ありとあらゆる人を救おうとした、月にたとえられるあの人の夢は破れて、岩戸の玉となり果ててしまいましたよ。

いはやどの玉とは何でしょうね。美しいが、かなうはずのない夢をみながら眠っている、かのじょ自身のことでしょうか。実際人類は、神によってより分けられ、本当の自分自身を受け入れないものははじかれて、この世界を追放されるのです。すべてを次の時代に導くことは、事実上不可能なのです。

そして永遠の愛の時代が始まる。この地球は、神の御意志によって、愛の世界へと変わっていくのです。





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