雨あがり 蛙かはゆく 虹を見る 夢詩香
*これは、インスタグラムで、ある画家さんの絵を見たときに思いついた句です。絵の中では、アジサイの花にとまったアマガエルが、美しい虹を見上げていました。それをそのまま詠んだという感じですね。
そのままその人にさしあげようと思ったのですが、絵を説明しただけの感があって、やめました。まだまだスランプから抜け切れていません。どうしても、発想が高く飛ばない。
気に入った芸術作品に差し上げるなら、もっと気の利いた言い回しができないとと思うのです。
それでいろいろと考えてみるわけです。こんなのはどうでしょう。
あまがえる あれは何ぞと 虹を見る 夢詩香
あ、なんかよくなりましたね。これならさしあげてもよいような気がしてきました。でも、今一つ何かが欲しいような気もします。
絵の中では蛙はアジサイの花のてっぺんにいました。
あまがえる 花をのぼりて 虹を見る 夢詩香
うーん、どうでしょう。さっきのほうがいいような気がしますね。でも考えているうちに、なんだか、さしあげたくなってきました。スランプ中はスランプなりに、努力してみると、いい感じになってくるようだ。
絵を見ながら、発想をかきたててみましょう。
はなのうへ ちさきかはづの にじをみる 夢詩香
ちょっと、まんなかの7が重くなりましたか。難しいですね。もうひとつ考えてみましょう。
はなのうへ かはづなにぞと 虹を見る 夢詩香
あ、これでいきましょう。絶妙に状況が説明できている。俳句というのはいいですね。たった17文字でいい仕事ができます。
短歌はまだ不調ですが、俳句の方でスランプをなんとかしていきましょうかね。