比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

東京下町を歩く・・・安田庭園

2009-03-07 | 道をゆく 東京散歩
お久の東京、神田須田町から鳥越神社、蔵前、蔵前橋を渡って横網町に、安田学園(旧安田財閥の安田善次郎が創立)の前を通り過ぎ東京都慰霊堂へ。そこに隣接している安田庭園によりませた。

名前のとおり旧安田財閥の創始者安田善次郎の邸宅であり死後、その意思により東京都に寄贈されたもの。現在は墨田区の管理。

「心字池」といわれます。清澄公園とか六義園に比べて広さはありませんが回遊式の落ち着いた都会のオアシスになっています。庭園の一部に両国公会堂が建っています。


ユリカモメ・・・1年中見てるような気がしますが渡り・・・冬鳥です。カモメの名前がついて海鳥のようですが内陸地の沼などにも飛来します。夏はユーラシア大陸の北の方で繁殖するそうです。東京都の鳥。


池の向こうに見える屋根は両国の国技館です。
ここはむかし隅田川の水が入り潮の満ち干により池の水位が上下したそうです(潮入回遊庭園)。今は水が汚れているため水道の水で水位を上下してるそうです。


庭園は1969年下野国(栃木県)足利藩(藩主本庄宗資の時代)下屋敷として造られ、典型的な大名庭園として整備されたよう。1889年安田善次郎が買い上げ1922年東京都に寄贈。
本庄宗資は五代将軍綱吉の生母桂昌院の異父弟、200俵取りの下級武士であったが閨閥人事で出世して松平姓を賜りのちに丹後宮津7万石藩主として明治をむかえた。
安田善次郎(1838~1921年)・・・旧安田財閥、安田銀行(富士銀行)、安田火災海上、安田生命の創立者。東大安田講堂、日比谷公会堂、区立麹町中学校地の寄贈。むかしの金持ちはその富を社会に還元してるようです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿