9月15日、金沢から富山県に入り砺波平野(庄川扇状地)を西に向かい東海北陸自動車道の城端PAを過ぎ白山山系の北端の山なみの下、トンネルを抜ける五箇山(ごかやま)です。世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の谷、相倉(あいのくら)集落を尋ねました。標高約400m。
合掌住宅の建築様式を見たくて展示館に入館しました。写真が10枚にもなりました。見る人の集中力を考えて枚数の多い画像アップはなるべく避けているのですがゴメンナサイ。古民家の構造などに興味のない人は読み流してください。わたし的の好奇心ではこの画像では足りないので、後からあれも撮っておけばよかったという対象を撮り損ねていて反省しています。
※外壁は土壁ではなく杉皮です。冬は軒下に雪囲いをして落下する雪が自然に積み上がるようにしてるのだそうです。このへんでは降雪3m以上とか。雪下ろしもするそうです。
※叉首(さす)・・・一般的な建築用語では叉首というようですがここでは合掌というようです。合掌の最下端の部分、ダボ(ピン)との接触部分を写真に収めたかったのですが欠落してしまいました。
※部屋割の、オエ(囲炉裏の間、食事場、居間、リビング)、デイ(客間)、座敷、仏間などは省略することになってしまいました。
※合掌造りの茅葺屋根のふき替えは30~40年に1回、1000万円以上かかるといわれます(資材は入会山から、ほとんどが人件費)。この作業は集落内の共同作業(無償労働)で行われます。この共同作業は日本各地で「ゆい」とか「もやい」とか呼ばれ、沖縄では「ゆいまーる」、朝鮮半島から東南アジアの国々でも同じような共同作業があるようです。
社会学では地域共同体とかコミュニティー(英語)とかゲマインシャフト(独語)などといいます。
わたしの子どものころの田舎では田植えとか稲刈などは「結い」で行われていたようです。
この話は長くなるので割愛します・・・これから文章を継ぎ足していくかもしれません。
※建築に素人の好奇心からのレポです。
囲炉裏でお茶をいただき、管理人の方、福光から来たという古民家にお住まいの方にいろいろ教えてもらいました。
楽しいひと時でした。
合掌住宅の建築様式を見たくて展示館に入館しました。写真が10枚にもなりました。見る人の集中力を考えて枚数の多い画像アップはなるべく避けているのですがゴメンナサイ。古民家の構造などに興味のない人は読み流してください。わたし的の好奇心ではこの画像では足りないので、後からあれも撮っておけばよかったという対象を撮り損ねていて反省しています。
展示館・・・池端家(屋号勇助)、明治元年隣りの集落に建てられ明治の中ごろ相倉に移築されたそうです。
合掌造りの玄関は妻入りが普通ですがここは平入。間口はざっと見て13間、奥行き5間、建坪200㎡以上です。
合掌造り、切り妻の最上部、合掌(叉首)の最先端を外側から見た写真です。二階から上が合掌、正三角形。
・・・ということは屋根の斜度は60度、豪雪の地の雪を滑落させる知恵でしょうか。いろんな面で合理的です。
窓は五箇山和紙・・・ガラス窓に相当しています。
軒下部分を外側から見た写真。
1階の部分は宮大工が造った。曲がった太い梁はチョンナ張りというのだそうです。
明治元年の建造の根拠はところどころに漆塗りが施されているのだそうです(江戸時代は一般住宅に漆加工が許可されなかった)。
2階はアマといいます。ところどころ簀子になっていて囲炉裏の煙、暖気が上がってくるようになっています。
養蚕、大家族制ですから居室にもつかわれていました。
叉首の横ずれを防ぐハネガイ・・・西洋のトラス工法と同じ。筋交いのような働きをする。
叉首のほかにいろんな木材が使われ藁縄で固定されています。釘は使っていません。木組みによる木材の接合もないようです。
3階の部分、ソラアマといいます。機能は2階(アマ)と同じようです。
切妻部分は明り取り、エアーコンデショナーと機能的です。
叉首の部分を中から眺めた。叉首とは丸太を両側から合掌状に組み合わせてうえに棟木をのせて縛り上げる工法です。
叉首の下はチョンナ張りにタボを打ってそこに引っ掛けています。不思議な工法です。
二階から上はすべて集落の人たちが共同作業(結い)で造り上げたそうです。
合掌造りの玄関は妻入りが普通ですがここは平入。間口はざっと見て13間、奥行き5間、建坪200㎡以上です。
合掌造り、切り妻の最上部、合掌(叉首)の最先端を外側から見た写真です。二階から上が合掌、正三角形。
・・・ということは屋根の斜度は60度、豪雪の地の雪を滑落させる知恵でしょうか。いろんな面で合理的です。
窓は五箇山和紙・・・ガラス窓に相当しています。
軒下部分を外側から見た写真。
1階の部分は宮大工が造った。曲がった太い梁はチョンナ張りというのだそうです。
明治元年の建造の根拠はところどころに漆塗りが施されているのだそうです(江戸時代は一般住宅に漆加工が許可されなかった)。
2階はアマといいます。ところどころ簀子になっていて囲炉裏の煙、暖気が上がってくるようになっています。
養蚕、大家族制ですから居室にもつかわれていました。
叉首の横ずれを防ぐハネガイ・・・西洋のトラス工法と同じ。筋交いのような働きをする。
叉首のほかにいろんな木材が使われ藁縄で固定されています。釘は使っていません。木組みによる木材の接合もないようです。
3階の部分、ソラアマといいます。機能は2階(アマ)と同じようです。
切妻部分は明り取り、エアーコンデショナーと機能的です。
叉首の部分を中から眺めた。叉首とは丸太を両側から合掌状に組み合わせてうえに棟木をのせて縛り上げる工法です。
叉首の下はチョンナ張りにタボを打ってそこに引っ掛けています。不思議な工法です。
二階から上はすべて集落の人たちが共同作業(結い)で造り上げたそうです。
※外壁は土壁ではなく杉皮です。冬は軒下に雪囲いをして落下する雪が自然に積み上がるようにしてるのだそうです。このへんでは降雪3m以上とか。雪下ろしもするそうです。
※叉首(さす)・・・一般的な建築用語では叉首というようですがここでは合掌というようです。合掌の最下端の部分、ダボ(ピン)との接触部分を写真に収めたかったのですが欠落してしまいました。
※部屋割の、オエ(囲炉裏の間、食事場、居間、リビング)、デイ(客間)、座敷、仏間などは省略することになってしまいました。
※合掌造りの茅葺屋根のふき替えは30~40年に1回、1000万円以上かかるといわれます(資材は入会山から、ほとんどが人件費)。この作業は集落内の共同作業(無償労働)で行われます。この共同作業は日本各地で「ゆい」とか「もやい」とか呼ばれ、沖縄では「ゆいまーる」、朝鮮半島から東南アジアの国々でも同じような共同作業があるようです。
社会学では地域共同体とかコミュニティー(英語)とかゲマインシャフト(独語)などといいます。
わたしの子どものころの田舎では田植えとか稲刈などは「結い」で行われていたようです。
この話は長くなるので割愛します・・・これから文章を継ぎ足していくかもしれません。
※建築に素人の好奇心からのレポです。
囲炉裏でお茶をいただき、管理人の方、福光から来たという古民家にお住まいの方にいろいろ教えてもらいました。
楽しいひと時でした。
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