比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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軽井沢銀座・・碓氷峠

2006-09-20 | 旧街道・峠道・旧宿場
今年の7月、信州に行って帰りを急ぐこともないので軽井沢の町に入り車を駐車場にとめて久しぶりに旧軽銀座を歩きました。ひと頃と違って今はタレントの店など無いようです。観光のご婦人方がブラブラと「楽しいわ~」と言って歩いています。高いか安いか知りませんがおばさんファッションの店もあります。山菜の店もあり3倍くらいの値段ですが飛ぶように売れてます。石焼ガマで有名なパンやもあります。ここはわたくし的には高い。むかしの碓氷峠に行ってみようかなと思いました。

道を間違えて車道を歩くハメになり自動車に気を遣います。ここは自動車は行き止まりです。たしか人道もあったはず。途中で見た花はエンレイソウか?後で調べたらユリの親戚、でも葉っぱはアオイ系だ。

ブラブラと街のはずれから40分くらい。3㌔ぐらいか。勾配はキツクない。軽井沢で標高950㍍強、峠で1188㍍。群馬県の坂本側(503㍍)からは水平距離5、6㌔も無いのに標高差700㍍弱あります。勾配は100分の12です。むかしの旅人は足が強かったのだ。
力餅を食べたかったが昼飯を食べたばかり。峠の国境にまたがって熊野神社が鎮座、お賽銭箱が二つあります。両県の縄張り分けです。御師も両県にいます。ここは両県に跨るむかしの間の宿です。


   ひなぐもり うすひの坂を超えしだに
    妹がこひしく わすれえぬかも 
   (比奈久母理 宇須比乃佐賀乎古延志太尓
    伊毛賀古比之久 和須良延奴加母)
                      万葉集防人の歌

むかしの人は軟弱だったのだ。頭の中は恋人のことばかりです。この峠であずまの国は見納めです。筑紫の国への長い旅は続きます。お国のために行ってくるぞなんていわないなあ。


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