レイチェル・カーソン・・・海洋生物学者。化学者ではありません。「沈黙の春」は化学式を並べた本ではありません。化学的にどのくらいの説得力のあるものであるのか無知な私にはわかりません。しかし効力抜群の農薬が両刃の剣であることを説いたこの本は自然に対する祈りにも似たバイブルとして今も読まれています。
レイチェルの生きた時代、農業害虫に対する画期的な有機塩素系農薬が発明されます。DDTは1939年に製品化されました。敗戦後の日本にも移入され日本の家庭からノミ、シラミ、南京虫が消えます。沖縄西表島のマラリアが終息したのはDDTといわれます。抜群の効果です。DDTは1946年、BHCは1949年農林省登録、ともに20数年後の1971年失効。
いつの時代にも環境問題は企業との戦いです。農薬業界は巨額の資金を使って反カーソン活動を展開します。バッシングです。しかし、この本の大きな波紋で1963年ケネディ大統領が科学諮問委員会を立ち上げ有機塩素系の農薬は使用禁止の方向に進みました。
話は変わります。あるところにゴルフ場があります(写真はウチから眺めたゴルフ場)。開場するとき近辺の住民と環境問題を話し合い環境保全協会を設置、残留検査、影響調査などを盛り込んだ協定を結びました。バブルがはじけ今どこのゴルフ場も経営は大変です。協定の緩和を求めてきました。金のかかることは抑えたいのかな。それも分かります。
提案に基づいて農薬安全云々の議論が住民同士で始まります。協定遵守派とか協定改定派とかが生まれます。最悪。農薬安全云々は企業が説明しなければなりません。でも大学の研究員だって分からないのです。DDTもBHCも国が認めたものです。水俣のアセトアルデヒドの生産も国が認めたのです。結果はどうなったでしょうか。
環境保全協定、そんなことどこのゴルフ場もやってません。でもやったっていいジャン。
農薬、有害産業廃棄物、工場からの有害物質の流出、環境問題は様々な問題を抱えています(企業が悪玉と言ってるわけではありません)。家庭菜園をやってる人はほとんど農薬を使わないでしょう。虫も死ぬんだから人間に安全のはずはないといいます。スミチオンとかマラソンとか普通に売ってる農薬、有機リン系です。説明書を見れば収穫何日前までに使用とか使用回数の制限があります。農薬によっては身分証と印鑑が必要です。
レイチェルは「沈黙の春」の最終章でこう述べています。
私たちの住んでいでる地球は自分たち人間だけのものではない―――
《自然の征服》――これは、人間が得意になって考え出した勝手な文句に過ぎない。
レイチェルの生きた時代、農業害虫に対する画期的な有機塩素系農薬が発明されます。DDTは1939年に製品化されました。敗戦後の日本にも移入され日本の家庭からノミ、シラミ、南京虫が消えます。沖縄西表島のマラリアが終息したのはDDTといわれます。抜群の効果です。DDTは1946年、BHCは1949年農林省登録、ともに20数年後の1971年失効。
いつの時代にも環境問題は企業との戦いです。農薬業界は巨額の資金を使って反カーソン活動を展開します。バッシングです。しかし、この本の大きな波紋で1963年ケネディ大統領が科学諮問委員会を立ち上げ有機塩素系の農薬は使用禁止の方向に進みました。
話は変わります。あるところにゴルフ場があります(写真はウチから眺めたゴルフ場)。開場するとき近辺の住民と環境問題を話し合い環境保全協会を設置、残留検査、影響調査などを盛り込んだ協定を結びました。バブルがはじけ今どこのゴルフ場も経営は大変です。協定の緩和を求めてきました。金のかかることは抑えたいのかな。それも分かります。
提案に基づいて農薬安全云々の議論が住民同士で始まります。協定遵守派とか協定改定派とかが生まれます。最悪。農薬安全云々は企業が説明しなければなりません。でも大学の研究員だって分からないのです。DDTもBHCも国が認めたものです。水俣のアセトアルデヒドの生産も国が認めたのです。結果はどうなったでしょうか。
環境保全協定、そんなことどこのゴルフ場もやってません。でもやったっていいジャン。
農薬、有害産業廃棄物、工場からの有害物質の流出、環境問題は様々な問題を抱えています(企業が悪玉と言ってるわけではありません)。家庭菜園をやってる人はほとんど農薬を使わないでしょう。虫も死ぬんだから人間に安全のはずはないといいます。スミチオンとかマラソンとか普通に売ってる農薬、有機リン系です。説明書を見れば収穫何日前までに使用とか使用回数の制限があります。農薬によっては身分証と印鑑が必要です。
レイチェルは「沈黙の春」の最終章でこう述べています。
私たちの住んでいでる地球は自分たち人間だけのものではない―――
《自然の征服》――これは、人間が得意になって考え出した勝手な文句に過ぎない。
わが家では、野菜については無農薬主義なんですが、唯一使うのは「ディプテレックス粉剤」。昔の「デリスコ」です。
その他は土壌改良剤なども一切買わないのですが・・・。ですから、収穫は少なめで、形も変形のものが多くて・・。
植木・盆栽には、殺虫剤はオルトラン。肥料は固形タネ油粕とハイポネックス。
土は自前の腐葉土が大半だが、購入する腐葉土も各種。(これが危うい?)
でも、土は、なんとかなるが・・・殺虫剤は使わないと全て虫にやられてしまいますので・・・。
でも、怖いですねぇ!
アメリカの元副大統領のアル・ゴア氏製作、出演された映画「不都合の真実」を見れば人間の将来が分かります。
何を基準にして、何を行うか、選択するか?
日常の生活の中でもこの繰り返し、
やはり、“どう生きたい?”にかかってくると思います。
でも買ってる野菜はタップリやってるのでしょうね。食べてますよ。何か矛盾してますね。
田舎に暮らしてみれば無農薬というものは考えられません。法定基準を守ってもらいたいものです。
子供や孫のためです。