比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

ヒヤ~ッ・・・これは巾着田ではなく・・・巨大駐車場だ!

2010-10-02 | 道をゆく 埼玉イイなっ
9月29日、武州高麗の里日和田山、岩の露頭した展望台みたいなところから巾着田を見ています。鳥居の上、中央のウス緑に見えるのが巾着田、真ん中に白く見えるのが駐車場です。その向うに高麗川が流れ、さらにその先に武蔵台地・・・武蔵丘ゴルフコース(プリ〇ス・ホテル系)が見えます。

ちなみに巾着とは小銭など入れる口金でパチンと閉める財布(蝦蟇口)みたいなの(いまはあまり使いませんから知らない人のほうが多いでしょう)。川の流れがその曲線に似ているその巾着の内部を均し、水路を引き水田を開いたから巾着田。その開拓は716年この里に集団移住した高麗一族ではないかと思われます。

巾着田は貴重な歴史遺産であり、太古からの川の流れが造った自然遺産です
鳥居の間から・・・2010年9月29日の巾着田のズームアップです。
巾着田が巾着田でなく巨大駐車場になりました。
巾着田の外縁、高麗川の河川敷に曼珠沙華の群落が続きます。ヒガンバナは自然の中で見るのがいちばん美しい。でも現状では自然の中の花ではなくフラワーパークの花ですね。
さらにズームアップ

おなじみの縁日の風景です。焼きソバやかけウドン、カレーライス、焼き鳥、綿アメ・・・
高麗川が武蔵台地を削ってできた巾着田の自然の風景と調和しないなあと思うのはわたしだけかなあ


奥武蔵自然公園が壊れていく・・・ヨソモノのわたしが言うことではないかもしれません。
自然公園は公(パブリック)のものですが、土地の共同社会(コミュニティー)のものでもありその運営は難しいでしょう。
自然との調和・・・このことだけは考えて欲しいです。

山の上から巾着田を眺めていて、今日は巾着田のヒガンバナを見に行くことはやめました。
山の上から清流集落(イイ名前の集落名です)の谷を散歩してから帰ります。


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