神流川のあたりから・・叶山を見た

11月21日西上州・南牧村に行った帰り、鬼石の冬桜を見ようと南牧村磐戸から湯ノ沢トンネルを抜けて上野村へ、神流川(かんながわ)に沿ってくだります。

神流町神ヶ森の辺りで見た叶山(かのうざん)の風景。
真ん中あたりの白い山が実は頂上がマッ平らなセメント採鉱所です。

二子山(1166m)から眺めた叶山(08年5月撮影)。石灰岩の露天掘りですから白く光って見えます。
かつては1106m、この山より60m低いだけだったのです。現在は150m以上も削られて950mくらいか。もちろん一般の入山は禁止。年間300万㌧、採掘された石灰岩は竪坑で200m垂直落下、白水隧道(23km)で秩父市大野原の秩父太平洋セメント(株)までのトロッコ搬送(1000トン/h)。

秩父・武甲山やこの叶山が見るも無残に自然破壊されているというつもりはありません。これもまた人間の営みです。自然とおりあいをつけていくという配慮もされているように思います。

神流川に沿って鬼石方面へ・・・これが遠い・・・鬼石の桜山公園のあたりでもう夕方、パスして帰路に。