比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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上信国境の山なみ・・・池の平湿原・・・コマクサを見た

2011-08-22 | 野の花や木々
8月15日、池の平湿原・・・数万年前の火口原・・カルデラ・・・そこに水が溜まってカルデラ湖に・・・長い年月で高層湿原に・・・馬蹄形に山に囲まれ放開という場所で急斜面の崖地に向けて開けています。中央を縦断する木道と周りを散策する木道があります。ベニヒカゲなど蝶々が飛んできて道案内してくれます。
ゆっくり歩くことです。


上段左からツリガネニンジン、ヨツバヒヨドリ
下段左からヤマハハコ、ヒメシャジン
ツリガネニンジンとヒメシャジン・・・葉が輪生、互生の違い。ヨツバヒヨドリ・・・フジバカマに間違えます。葉が輪生です。ヤマハハコと母子草は花の色が違います。花の名前に拘わらず楽しんで歩けばいいと思ってます。でも花の名前を知って名前を呼んでやったほうが花も喜んでくれると思います。

誰が呼んだか・・・高山植物の女王・・・コマクサ・・・

亜高山から高山の風の強い山頂付近の砂礫地帯、ほかの植物が生育できない環境を選んで種子から7~8年かかって花を咲かせます。昭和のはじめ肺結核の特効薬(もちろん効きませんが)として盗掘され根絶やしになったところが多いのだそうです。池の平の山の稜線のコマクサは地元の有志が長い年月をかけて栽培して山に戻したものだそうです。いまは鉄製のネットフェンスで囲まれて保護されています。この写真はフェンスの穴から無理やり撮ったものです。悲しい風景です。
園芸で楽しみたいのならそっくりさんのケマンソウ(タイツリソウ)が園芸店で売っています。

ここまで13種の花をアップしてきました。ほかにワレモコウ、ノアザミ、アキノキリンソウ、マルハダケブキ、マツヨイグサ、シモツケソウ、シシウド、マツムシソウ、ヤマホタルブクロなど、まるで高山植物の見本市みたいな風景です。

池の平湿原一周の花の山歩は終わりです。山を降りてランチします。


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