比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

夏の思い出・・美ヶ原③・・エーデルワイス

2007-08-01 | 山が好き
美ヶ原・・・誰が名づけたのか・・・名前のとおりの美しい高原です。
高い山をオデコのあたりで水平にちょん切った何か無理がある形です。標高2000m、広さ600ha、樹木のない草原です。
王ヶ頭の頂上、といってもホテルと食堂があるだけですが、その建物を回りこんで裏側にでます。静かな岩礫地がありました。ウスユキソウが群生してます。このへんで腰を下ろして蓼科山や甲斐駒方面、木曾駒ヶ岳、穂高連峰を眺めすっかりゴキゲンになりました。

「王ヶ鼻」の風景・・・穂高連峰が山なみの向こうに・・・ハイジとペーターの世界です。


「鼻」とは「端」という意味です。そこから先はストンと落ち込んでいます。山の名前や岬の名前によくあります。なんともいえない素晴らしい風景・・・実はアンテナの林立する自然美を壊したナサケナイ、泣きたくなるような風景です。むかしの記憶でスケッチしました。スケッチの中の添え句は尾崎喜八の詩です。この高原のどこに詩文のレリーフがあります。
むかしむかし友だちと二人、ズック靴でこの崖をヨジ登りました。

ミネウスユキソウ?ここは日本だからエーデルワイスと呼ばないで。
ウスユキソウの種類は多い。棲息するところに対応した形になって行くのでしょうか。
ウスユキソウの周りにフウロソウ、ヤマハハコ、ツメクサの類が。
むかし谷川岳の肩の小屋あたりで寝転んでいたら周りはホソバヒメウスユキソウだった。


王ヶ頭で一休みしたら王ヶ鼻まで行く気がなくなりました。ウン十年前に見た美ヶ原とチガウ風景を見ました。それはそれでイイのです。高原に美術館はネエだろうと思いますがイイでしょう。最近聞きましたが風力発電の風車まで設置されたそうです。ビーナスラインがこの高原を横断しなかっただけでもヨシとしましょう。
尾崎喜八が歌った「美しき溶岩台地」それは幻想か感傷かも知れません。
もう午後も遅くなっています。ここの駐車場から上田のデポまで40分くらいか。美ヶ原にサヨナラしよう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿