比企の丘

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秩父市大滝…中津川の奥の秘境で…ニッチツ秩父鉱山を見た

2012-11-16 | 道をゆく 秩父路
11月10日、しばらくぶりのロングドライブ。外秩父の白石峠を越えて定峰峠を降りて秩父市大野原、下吉田に出て農産物直売所で念願の生の蜂屋柿を買ってから、椋神社に寄り、宮戸からトンネルを抜けて小鹿野町へ、国道299号線を志賀坂峠方面に。志賀坂峠から林道金山志賀坂線を八丁峠に。
八丁隧道を抜けると秩父市大滝大字中津川小倉沢…道は高度を下げて神流川(かんながわ)の谷、標高約900m地点に。

仰ぎ見ると赤岩岳(1583m)の岩峰が(たぶん?)。

山道を降りるとまず最初に見るのが秩父鉱山(ニッチツ秩父事業所)の廃鉱跡。
赤岩岳の左の鞍部が赤岩峠、その左のピークが1493m、その左が雁掛峠、いずれも群馬県上野村に通じます。

かつてここに2000人以上の人が働いていたといいます。保育園、小学校、中学校、病院、公衆浴場、公会堂、商店、社宅などがありました。
建物がいつ崩れ落ちるかわからないので立ち入り禁止です。

さらに下りてくると操業している現場もあります。白く見える砂は珪砂でしょうか。

さらに神流川に沿って下ってきますと稼働中のニッチツの工場が見えてきます。現役の郵便局があります。


秩父鉱山…戦国時代、甲斐武田氏の金山。明治時代に民間に移り、1916年には皆野まで空中索道が設置されたそうです。1937年、日本窒素が買収、現在は(株)ニッチツ。金、銀、銅、鉛、亜鉛、磁鉄鉱として栄えたが、現在は非金属の珪砂、石灰岩。
こんなところにこんな鉱山が…秘境マニアのスポット。

Ⅴ字谷の渓谷、蛇行するところはトンネルで抜け、やがて中津川との合流点に。ここから渓谷美と紅葉の中津川が始まります。
中津川の渓谷と紅葉と猪鍋のことは11月11日のブログでリポートしましたのでこれにて秩父路のリポートは終了です。


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