今日の夕刊に犬飼道子さんの訃報が報じられていました。
かつて読んだ本は「私のアメリカ」「私のスイス」だけ。
「私のスイス」は好きです。スイスの山や森や川のことを書いたスイス讃歌、観光案内ではありません。お譲さんの漫遊記ではありません。岩と氷と谷だけの資源のない貧国スイス、国民一人当たりGNPトップクラスの富国スイス。地理、歴史、傭兵、経済、金融、政治、共同体(ゲマインデ)などを優しい目で的確に書いています。
読み返してみよう。
「私のスイス」(中央公論社 1982年刊)
※犬飼道子(1921~2017年)・・・作家、評論家、昭和初期の軍事クーデター「5.15事件」で暗殺された犬飼毅首相の孫、犬飼健元法相の長女。女子学習院卒業後、1948年渡米、パリカトリック大学で聖書学、ハーバード大学研究室員、1990年代後半までヨーロッパ在住。世界各地の難民、飢餓の救済にかかわり力を尽くした。環境破壊を防ぐための「緑の一本運動」を提唱、途上国の緑化につとめた。
かつて読んだ本は「私のアメリカ」「私のスイス」だけ。
「私のスイス」は好きです。スイスの山や森や川のことを書いたスイス讃歌、観光案内ではありません。お譲さんの漫遊記ではありません。岩と氷と谷だけの資源のない貧国スイス、国民一人当たりGNPトップクラスの富国スイス。地理、歴史、傭兵、経済、金融、政治、共同体(ゲマインデ)などを優しい目で的確に書いています。
読み返してみよう。
「私のスイス」(中央公論社 1982年刊)
※文中に何枚かの水彩色鉛筆のスケッチが入っています。優しい絵で好きです。
※犬飼道子(1921~2017年)・・・作家、評論家、昭和初期の軍事クーデター「5.15事件」で暗殺された犬飼毅首相の孫、犬飼健元法相の長女。女子学習院卒業後、1948年渡米、パリカトリック大学で聖書学、ハーバード大学研究室員、1990年代後半までヨーロッパ在住。世界各地の難民、飢餓の救済にかかわり力を尽くした。環境破壊を防ぐための「緑の一本運動」を提唱、途上国の緑化につとめた。
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