比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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信州塩田平・・・別所温泉の風景・・7月の奇祭「岳の幟」・・・北向観音、茅葺き屋根の常楽寺

2019-11-12 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳

信州上田盆地塩田平・・・別所温泉・・・夏の奇祭「岳の幟」(たけののぼり)の紹介です。
むかしむかし・・・中世室町時代足利幕府のころの1504年・・・このあたり大旱魃に見舞われ(いまでも全国年間平均降雨量1800mmに対してこのあたり900㎜に満たない地域です)別所村青木村の村びとが村境に聳える夫神岳(1250m)に幟を掲げて登り九頭竜神に「雨乞い」祈願をしたといわれます。その結果、恵みの雨が降り大地を潤し農作物が蘇り豊作になったとか・・・。
以来、村びとたちは夫神岳の頂上に九頭竜神の祠を建て、毎年夏になると各家ごとで織った3丈(約9m)の反物を幟に見立てて夫神岳に登り祭りを行うようになりました。いまでは別所温泉(現上田市)が観光の目玉として7月15日の直近の日曜日(2019年は7月14日)に大々的にこの祭りを行っています・・・1997年国の無形民俗文化財登録。

別所温泉でいちばん有名な北向観音・・・正確には天台宗北向山常楽寺の伽藍の一部、観音堂です。
★正面が北を向いていて南を向く長野の善光寺に正対しているといわれ、ここをお詣りしなければ善光寺詣りは完成しないといわれます?

岳の幟」がはためく参道の向こうに茅葺き屋根の天台宗北向山常楽寺の本堂が。
北向観音から少し離れていますが北向観音の本社ということになります。
※撮影日は7月12日。


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