比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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戸隠・・・奥社まで行ったゾ~・・・そして「蕎麦がき」

2010-11-10 | 信濃の国は 北信濃・善光寺平
戸隠古道・・・奥社入り口の大鳥居から隋神門、鬱蒼とした杉並木を奥社に向って歩いています。

最後の上り坂です。大鳥居が標高約1200m、奥社が標高約1350m、たいしたことはありません。
ですが・・・カメラを持った人は赤いフリースの人と紫のパーカーの人になかなか追いつけません。

道端の・・・石仏が笑って?・・・います。

神社なのに石仏?
ここは明治の初め神仏分離の前までは神仏集合の戸隠山勧修院顕光寺だったのです。戸隠十三谷三千坊といわれ多くの修験僧がいたそうです。

ガンバリました いちおう奥社まで来たという証拠写真です。

奥社の祭神はアマノタジカラオノミコトだそうです。アマテラスオオミカミが弟スサノオノミコトの非行を嘆いて天の岩戸に隠れたとき岩戸をこじ開けてその岩戸を放り投げたのが戸隠山という伝説です。その怪力の神様が祀られています。この話は長くなるので・・・後略です。
写真は本殿の脇にある九頭竜大神です。九頭竜はズウ~ッとむかしむかしから日本の各地に伝説として伝わっている九つの竜の頭と一つの竜の尾を持つという動物です(鬼の頭のところもあるようです)。各地により物語が違います。戸隠では水の神様になってるようです。ヤマト王朝の神様たちがやってくる前からの地主神です。
地主神がいて神話の神様が来て、仏教と習合して、廃仏される。時の支配者によってクルクル変わります。
この話も長くなるので・・・後略。

さて戸隠神社奥社から見上げた戸隠連峰、これが戸隠山(1904m)のピークか尾根の一部かはわからない。登ったのはむかしむかしのこと。すでに紅葉、黄葉は落ちて針葉樹が見えるのみ。
戸隠・鬼無里といえば鬼女紅葉(もみじ)伝説、これをモチーフに能「紅葉狩」、歌舞伎「紅葉狩」、神楽「紅葉狩」があるそうですがいずれも観劇したことはありません。

大鳥居までの戻りは隋神門から自然植物園に入り木道の上を歩きました。水芭蕉の残骸も消えて冬を迎える準備に入っています。小鳥さんの声も聞こえません。

《おまけ》お蕎麦も山菜の天麩羅も食い散らしたあとですが・・・主役は戸隠蕎麦・・・ではなくて「蕎麦掻き」です。むかしお腹に入るものがなかったころ食べた記憶があります。熱湯に蕎麦粉を突っ込み菜箸で掻きまわす。一瞬でできます。美味しいものじゃないです(わたしだけ思うのかも)。でも懐かしい味です。
東京のお蕎麦屋さんでもお品書きにはないが頼めば出してくれる老舗(ロウホ?)も?・・・あります?
蕎麦掻き・蕎麦味噌を一口・・・上等なお酒を口に含む・・・タマリマセン

さてお腹いっぱい・・・山を下ります。


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