比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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3月11日・・・東日本大震災・・・あれから一年

2012-03-11 | 2011東日本大震災 福島原発
今日は何の日・・・東日本大震災。
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0の大地震が三陸海岸、仙台湾、福島浜通りから茨城の鹿島灘など太平洋岸に起こり、その約50分後に大津波が押し寄せました。

《津波の高さ》・・・宮古12.0m、釜石9.3m、大船渡9.5m、陸前高田15.0m、気仙沼7.7m、志津川15.9m、女川17.6m、石巻5.8m、南松島10.4m、仙台9.5m、名取12.0m、山元6.2m、相馬7.2m、福島第一15m・・・と伝えられています。

写真は昨年11月、相馬、名取、石巻、志津川、気仙沼を訪れたときのものです。


何100トンの船も津波で海面が上がれば浮遊物となって市街地奥深くまで流されてきます。大きなビルの上に大きな船が乗っかるというのは嘘ではないのです。漁港には船に石油を供給するための石油タンクが必ずあります。ガソリンの入った自動車も浮遊物になります。油が流れ出して大火災になりました。浮遊物は建物を壊して進み、津波が引くとき瓦礫を海に運びました。
瓦礫の処理はどうするのでしょう。他県でも処理を受けなければどうにもなりませんが反対運動も起こっています。「絆」っていったい何でしょうか。


福島第一原発水素爆発・・・こういう写真が公開されたのはずっと後になってからです。
まず地震発生で外部電源が遮断。非常用ディーゼル発電機が稼動します。電池もあるようです。バッテリ車は交通機関の破壊で遮断されたようです。とにかく冷やさなければ空焚き状態になるのだそうです。
メルトダウン・・・という文字が出てきました。Melt・・・とは溶ける・・・という意味です。
50分後に大津波(14m~15mといわれる)が来ます。15時41分非常用ディーゼル発電機が浸水で停止、15時50分電池も水没。
福島第一の津波想定は5.7m、それを計算して建屋の高さを海上10mに設定したそうです。実際に押し寄せた津波は14~15m。津波想定10mという想定修正案が2008年にあったそうです。
女川原発の場合、津波の高さを9.1mと想定、建屋の海抜を14.8mとしたそうです。津波は17.6mと発表されていますが原発地点は14m程度だったそうです。。外部電源の遮断がなかったようです。僥倖としかいいようがないです。

3月12日15時36分水素爆発。

直ちに健康には影響はない」・・・政府発表で繰り返されました。パニックにならないために適切な言葉だったと思いますが・・・
直ちに・・・」・・・に続く言葉・・・今後どうなるかは・・・いまだ不明です。

天災には・・・悲しみがこみあげる。
人災には・・・怒りがこみあげる。


天災に対しては自助努力で人々は立ち向かえます。
人災・・・放射能に対して人はどう立ち向かえばいいのでしょうか。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あざみ)
2012-03-11 20:26:54
がれきの処理 早くしないとですね・・

ほんま 絆って 言葉だけ・・・・
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すぎれば (自然を尋ねる人)
2012-03-11 21:30:56
最低の人の後を継いだ最悪の人が、よりによって一番力を持っていた時東日本大震災は起きてしまった。その上、時の電気のトップはヨイショの人らしく仮病を使って入院して原子がどうとかの話からは逃げてしまった。
アーあれから1年故郷へ帰りたい人がたくさんおられるのにその対応はようやく土俵の上に上がったらしい。
やっぱり人を選ぶのは難しいですね。
パホーマンスだけではイカンのよ。
良くわかりましたかん。
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昨日 (こきおばさん)
2012-03-12 06:19:34
甲府での反原発集会に参加しました。
福島から幼い子ども4人と共に避難してきたおかぁさんは、帰りたくてももう福島には帰れない、山梨で生活しようと思うけれど、いまだに夫は定職につけずに居ると、訴えていました。

高齢者はもう、被爆の心配はしないでも済みますが、子どもだけは守らなければ!
暖かくなったら、東北を訪れてみようと思っています。
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Unknown (むじな庵)
2012-04-01 08:27:44
3.11とその後の一年間を熱い心で考察していらっしゃる。感銘します。
地球は今も龍道を続ける炎の星です。どんな災害が起こっても不思議ではありません。
私たち地球の表面に生きる人間はその自然の営みをとどめることはできません。ただ、それに対処し、あるいは逃れることしかできません。
問題は、その自然の力を軽視し、科学の力に驕って安全神話などを作り、対策を怠ることです。自然の災害に人間の引き起こした災害が加わるとどんなに苦しく、哀しいことになるか、今回良くわかりました。きもに銘じるべきでしょう。

しかし、こうした災害に対し、人間の温かさがよく分かりました。また、冷たさもわかりました。

ただ、むじな庵は小さな脳みそで考えます。
戦争でなくて良かった!
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Unknown (むじな庵)
2012-04-01 11:11:06
今朝の朝日新聞で、津波最大34m、震度7の地域が広がった、などというにゅーすがありました。不安がよぎります。
でも、だからと言って、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょう?難しい問題ですね。

ところで、この町の震災支援のボランティア活動をまとめました。ご一読いただければ幸いです。
チームむじな町 で検索可能です。
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戦争と同じですね・・・ (むじな庵さんへ・・・)
2012-04-03 21:45:47
おろかな一握りの人たちが無関心な大部分の人を引っ張ってやってはいけないことを始める。
新潟県巻原発、三重県芦浜原発、徳島県東洋処分場がなぜ立ち消えになったか考えて見たいです。
福島の人たちを支援するということは二度とこんなことをしてはいけないということを考えることです。

むじな庵さんへ・・・素晴らしいブログです。私に対するコメントはURLを入れたほうがもっといいです。ブログは発信されたときにパブリックのものになります。URLを入れるということは文責ということです。むじなさんのコメントに賛同した人がむじなさんのブログを訪れます。
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